第一章 ~再会~(49P)
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「……覗き?」
やはり未だ狙われていた事への緊張が抜けていなかったのか、相手が身内だったという事にホッとする。
やれやれと小さく息を吐いた柚希は、頭だけを後ろに向けながら言った。
「未だ着替えが終わってないのは見て分かるよね。ちゃっちゃと終わらせるからそっちの部屋で待っててよ」
「いやだね」
「そんな事言われても、この状態じゃ着替えらんな……」
柚希が言い終わる前に顎を持ち上げ、重ねられた唇。抵抗する間もなくあっさりと捕らわれてしまったことに、自分はこんなにも隙を見せていたのかと自嘲した。
だがそれと同時に、自分を抱きしめる銀時の体が、記憶の中の物とは全く違っていることに今更ながら気付く。
考えてみれば、『シロ』と認識しながら最後に銀時に触れたのは、未だ彼に少年の面影が残る攘夷戦争の頃。日々の戦いで鍛えられてはいたが、今のように体が出来上がってはいなかった。
思わず意識してしまい、体が固まってしまう。そんな柚希の緊張を解すかのように銀時の舌は差し込まれ、口内を探っていった。先端が触れ合い深く絡まる度に、柚希の体は熱を帯びていく。
「は……んっ」
ここから先を知っている事実が、感情を置き去りにしたまま全身に疼きをもたらせ、銀時を求め始める。足に力が入らなくなり、頽れそうになった柚希を抱き留めた銀時は、そのまま体を畳に横たわらせた。
顔を真っ赤にして瞳を潤ませ、見上げてくる柚希は煽情的で、銀時の雄の部分を昂らせる。出来ることなら直ぐにでも繋がり、啼かせたいとまで思っていた銀時だったが、今はなけなしの理性で必死に耐えた。
何故なら、もう一度だけ確認をしておきたかったから。
「……間違いなく記憶は戻ったんだろ? 俺の事、思い出したんだよな?」
両手をついて覆いかぶさりながら言った銀時の赤い瞳が、不安に揺れる。それを見た柚希は、銀時を安心させようと両腕を銀時の首に回し、優しく微笑みながら答えた。
「うん、全部思い出したよ。『坂田銀時』の事も……『シロ』への想いも全て、ね」
「そっか……」
柚希の言葉に心底ホッとしたのだろう。銀時の顔が一瞬くしゃりと崩れたが、それは何故かすぐに意地の悪い笑みへと変わった。
「ずっと待たせやがってコノヤロー。今まで銀さんがどんだけ寂しい思いをしてたか分かってんのかよ」
再び、唇を重ねる。
「俺はいつだって忘れた事はなかったんだぜ」
頬に、口付ける。
「それなのにお前は忘れてやがって……」
耳に、口づける。
「お仕置き、しなきゃな」
「……え? ひゃんっ!」
耳元で最後に囁かれた言葉に不穏な空気を感じた時にはもう、体が大きくしなっていた。かつてピアスのつけられていた箇所に、歯を立てるように甘噛みされ、耳の中に舌を差し込まれる。思わず「やぁん!」と悲鳴をあげて逃れようとした柚希だったが、銀時によってその体は畳に縫い付けられてしまった。
強引に両腕を頭の上で押さえつけられながら、銀時の舌が耳から首筋へチロチロと這って行く感覚に翻弄される。
「や……っ、シロ……ッ!」
「このラインが弱いのは変わってねェのな」
クスリと満足げな笑みを浮かべながら、銀時は何度も柚希の首筋に舌を這わせた。特に大きく体が揺れる場所を見つければ強く口付け、自らの物であるのだと紅い印を刻み込む。
「んっ……あ……っ」
くすぐったさと紙一重な快感の中に、時々訪れるチリリとした痛み。それがまた別の快感を呼び、柚希の女の部分に火を点けていく。
――このまま銀時に溺れたい。
心の底から、そう思った。だが頭の隅には神楽たちの存在が見え隠れしていて、理性を飛ばし切ることは出来ない。
「ダメ、だよ……神楽ちゃんた……ちが帰ってき、たら……あんっ」
無駄だとは分かっていながら、ささやかな抵抗を試みる。そんな柚希に、銀時は言った。
「だァめ。俺を忘れちまってたお仕置きだかんね。止める気はねェよ。それにアイツらに見られちまうかもしんねーと思うと、興奮しねェ?」
ニヤニヤとした笑みをわざと見せつけるかのように、銀時は頭の位置を下げていく。首筋から鎖骨、そして胸のラインを辿るように這わされた唇は、下着の上から先端を探り当てた。
「あれェ? ダメだって言ってる割にコレは何かな、柚希さん」
わざとらしく煽るように言いながら小さな硬い膨らみに口付け、唇で転がすように撫でる。
「ぁあっ!」
布越しの刺激は、感じているのに物足りなくて。柚希の体は無意識に体を浮かせ、その胸を銀時に押し付けようとしていた。
「おいおい、そんなに押し付けられちゃァ、銀さん息が出来なくなっちゃうよ? まァ、柚希の胸に押し潰されて死んじまうってのも悪かァねェけどな」
そう言いながら、先端に噛み付くように歯を立てると、「やぁっ!」と柚希の体がさらに大きくしなった。
「嬉しい反応してくれるねェ」
クスクスと笑って更に先端へのを刺激を強めていく銀時は、挑むような上目遣いで柚希を見ている。その妖艶さに目を奪われた柚希に、もう抵抗する術は無かった。
やはり未だ狙われていた事への緊張が抜けていなかったのか、相手が身内だったという事にホッとする。
やれやれと小さく息を吐いた柚希は、頭だけを後ろに向けながら言った。
「未だ着替えが終わってないのは見て分かるよね。ちゃっちゃと終わらせるからそっちの部屋で待っててよ」
「いやだね」
「そんな事言われても、この状態じゃ着替えらんな……」
柚希が言い終わる前に顎を持ち上げ、重ねられた唇。抵抗する間もなくあっさりと捕らわれてしまったことに、自分はこんなにも隙を見せていたのかと自嘲した。
だがそれと同時に、自分を抱きしめる銀時の体が、記憶の中の物とは全く違っていることに今更ながら気付く。
考えてみれば、『シロ』と認識しながら最後に銀時に触れたのは、未だ彼に少年の面影が残る攘夷戦争の頃。日々の戦いで鍛えられてはいたが、今のように体が出来上がってはいなかった。
思わず意識してしまい、体が固まってしまう。そんな柚希の緊張を解すかのように銀時の舌は差し込まれ、口内を探っていった。先端が触れ合い深く絡まる度に、柚希の体は熱を帯びていく。
「は……んっ」
ここから先を知っている事実が、感情を置き去りにしたまま全身に疼きをもたらせ、銀時を求め始める。足に力が入らなくなり、頽れそうになった柚希を抱き留めた銀時は、そのまま体を畳に横たわらせた。
顔を真っ赤にして瞳を潤ませ、見上げてくる柚希は煽情的で、銀時の雄の部分を昂らせる。出来ることなら直ぐにでも繋がり、啼かせたいとまで思っていた銀時だったが、今はなけなしの理性で必死に耐えた。
何故なら、もう一度だけ確認をしておきたかったから。
「……間違いなく記憶は戻ったんだろ? 俺の事、思い出したんだよな?」
両手をついて覆いかぶさりながら言った銀時の赤い瞳が、不安に揺れる。それを見た柚希は、銀時を安心させようと両腕を銀時の首に回し、優しく微笑みながら答えた。
「うん、全部思い出したよ。『坂田銀時』の事も……『シロ』への想いも全て、ね」
「そっか……」
柚希の言葉に心底ホッとしたのだろう。銀時の顔が一瞬くしゃりと崩れたが、それは何故かすぐに意地の悪い笑みへと変わった。
「ずっと待たせやがってコノヤロー。今まで銀さんがどんだけ寂しい思いをしてたか分かってんのかよ」
再び、唇を重ねる。
「俺はいつだって忘れた事はなかったんだぜ」
頬に、口付ける。
「それなのにお前は忘れてやがって……」
耳に、口づける。
「お仕置き、しなきゃな」
「……え? ひゃんっ!」
耳元で最後に囁かれた言葉に不穏な空気を感じた時にはもう、体が大きくしなっていた。かつてピアスのつけられていた箇所に、歯を立てるように甘噛みされ、耳の中に舌を差し込まれる。思わず「やぁん!」と悲鳴をあげて逃れようとした柚希だったが、銀時によってその体は畳に縫い付けられてしまった。
強引に両腕を頭の上で押さえつけられながら、銀時の舌が耳から首筋へチロチロと這って行く感覚に翻弄される。
「や……っ、シロ……ッ!」
「このラインが弱いのは変わってねェのな」
クスリと満足げな笑みを浮かべながら、銀時は何度も柚希の首筋に舌を這わせた。特に大きく体が揺れる場所を見つければ強く口付け、自らの物であるのだと紅い印を刻み込む。
「んっ……あ……っ」
くすぐったさと紙一重な快感の中に、時々訪れるチリリとした痛み。それがまた別の快感を呼び、柚希の女の部分に火を点けていく。
――このまま銀時に溺れたい。
心の底から、そう思った。だが頭の隅には神楽たちの存在が見え隠れしていて、理性を飛ばし切ることは出来ない。
「ダメ、だよ……神楽ちゃんた……ちが帰ってき、たら……あんっ」
無駄だとは分かっていながら、ささやかな抵抗を試みる。そんな柚希に、銀時は言った。
「だァめ。俺を忘れちまってたお仕置きだかんね。止める気はねェよ。それにアイツらに見られちまうかもしんねーと思うと、興奮しねェ?」
ニヤニヤとした笑みをわざと見せつけるかのように、銀時は頭の位置を下げていく。首筋から鎖骨、そして胸のラインを辿るように這わされた唇は、下着の上から先端を探り当てた。
「あれェ? ダメだって言ってる割にコレは何かな、柚希さん」
わざとらしく煽るように言いながら小さな硬い膨らみに口付け、唇で転がすように撫でる。
「ぁあっ!」
布越しの刺激は、感じているのに物足りなくて。柚希の体は無意識に体を浮かせ、その胸を銀時に押し付けようとしていた。
「おいおい、そんなに押し付けられちゃァ、銀さん息が出来なくなっちゃうよ? まァ、柚希の胸に押し潰されて死んじまうってのも悪かァねェけどな」
そう言いながら、先端に噛み付くように歯を立てると、「やぁっ!」と柚希の体がさらに大きくしなった。
「嬉しい反応してくれるねェ」
クスクスと笑って更に先端へのを刺激を強めていく銀時は、挑むような上目遣いで柚希を見ている。その妖艶さに目を奪われた柚希に、もう抵抗する術は無かった。