炎のゴブレット編
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スネイプの自室の暖炉が緑色へと変わる。
「長くは保たない。3つを繋げるのは伝達がせいぜいだ。何をする気だ?」
「…皆さんお揃いになったら説明します。ホグワーツ以外の暖炉は繋げれるんですよね?フルーパウダーは準備しておいてください。」
「シリウス家とどこを繋げるつもり…」
スネイプの言葉を遮るように、シリウス・ブラックの声が発せられた。
「偉大なる魔法薬学教授が私に何の用だ?あいにく鼻がいいもので、薬品臭いのがこっちまで移りそうだぞ。」
開口一番、嫌味を口にしたシリウスの不機嫌そうな顔が暖炉の炎に映し出された。
「お呼びだてして申し訳ありません。緊急事態でして。」
スネイプの隣から顔を覗かせる。シリウスはサクラに気がつくと、「ああ、君は…」と以前会ったことを覚えてくれているらしかった。しかし、今そのような話をしている暇はない。反応のないダンブルドアはどうしたのだろうか。スネイプの方へ視線を向けると、「おそらく出掛けているんだろう…。事後報告しかあるまい」との返答だ。千載一遇の機会だ。ダンブルドアを待ってはいられない。スネイプの言葉に頷くと暖炉の方へ向き直った。
「クラウチ氏から手紙が来ました。助けが必要です。彼を保護したら、あなたの屋敷に匿って欲しいんです。」
「クラウチから…?あいつは今どこに?」
「分かりません。叫びの屋敷で落ち合って、暖炉からあなたの屋敷へ送りたいと思っています。」
あの場所なら人目も少なく、こちらから向かうにも暴れ柳を使えば痕跡を辿られる可能性も少ない。そう思っての提案だったが、シリウスは首を横に振った。
「なんであいつを?姿をくらませたってことは後ろめたいことがあるんだろ?あの男と『向こう側』が接触するかもしれないと監視させてたのはお嬢ちゃんだろう?それを今更…罠の可能性が高いんじゃないのか?」
「ですが、本当に助けを求めているのなら」
「おい、スネイプ。お前はお嬢ちゃんのお守りをちゃんとやってるのかよ。これはマクゴナガルも心配するぜ。」
シリウスは額に手を当てて大きくため息をついた。……シリウスにとってサクラは縁もゆかりもない人物だ。親友の息子を守りたいと動く自分たちに比べれば、何のためにメンバーに加わったのか分からない人物。サクラに対する評価は、そんなところなのだろう。
しかも、スクイブの。なんの力もない女。
そんな者が訳知り顔で話の主導権を握って差配していくのは面白くないに違いない。どうやって説得すれば……。物語を知る者は少ない方がいい。出来るだけ誰も知らない方が、今後の闇の陣営の動きも予測しやすい。……だが、シリウスを納得させるには「助けがいるかもしれない」と、あやふやな言葉では難しい。どこまで話せば…。
「罠ならば、我輩が相手をしよう。些末な心配をするより、捕らえて『色々と』聞き出した方が都合がよかろう。」
思いもよらぬ助け舟に、サクラはスネイプの方を振り返った。その言葉らシリウスも意外だったようで一瞬、目を見開いた。そして、にやりと笑った。
「ほう……あの堅物が、騎士様気取りか。」
その言葉にスネイプのこめかみがピクリと動いた。
更新を楽しみにしてくださっている皆様、申し訳ありません。これ以上、進めることができません。
最近、界隈が盛り上がっているのかスネイプ夢への訪問、メッセージを多くいただくようになりました。大半は作品の感想や作者を気遣う言葉、と温かいメッセージをいただき嬉しく思っておりました。ただ、連日スネイプ夢への更新催促だけを書かれたメッセージをいただくようになり、正直心身ともに疲弊しています。温かいメッセージへ返信しようとするたび、該当のメッセージも見ることになり、返信できずにおりました。ならば、お待ちいただいている方々に1話でも新しいお話を、と筆を取りましたが……。途中で筆を置くこととなり、申し訳ありません。
ほとぼりが冷めた頃に続きを書きたい気持ちはあります。しかし、それがいつになるのか現段階で明言するのは難しいです。
また、今後も同じようなメッセージをいただきましても御対応できかねますことご承知おきください。
純粋に楽しみにしてくださっている皆様、申し訳ありません。
少し、気持ちの整理をする時間をください。
「長くは保たない。3つを繋げるのは伝達がせいぜいだ。何をする気だ?」
「…皆さんお揃いになったら説明します。ホグワーツ以外の暖炉は繋げれるんですよね?フルーパウダーは準備しておいてください。」
「シリウス家とどこを繋げるつもり…」
スネイプの言葉を遮るように、シリウス・ブラックの声が発せられた。
「偉大なる魔法薬学教授が私に何の用だ?あいにく鼻がいいもので、薬品臭いのがこっちまで移りそうだぞ。」
開口一番、嫌味を口にしたシリウスの不機嫌そうな顔が暖炉の炎に映し出された。
「お呼びだてして申し訳ありません。緊急事態でして。」
スネイプの隣から顔を覗かせる。シリウスはサクラに気がつくと、「ああ、君は…」と以前会ったことを覚えてくれているらしかった。しかし、今そのような話をしている暇はない。反応のないダンブルドアはどうしたのだろうか。スネイプの方へ視線を向けると、「おそらく出掛けているんだろう…。事後報告しかあるまい」との返答だ。千載一遇の機会だ。ダンブルドアを待ってはいられない。スネイプの言葉に頷くと暖炉の方へ向き直った。
「クラウチ氏から手紙が来ました。助けが必要です。彼を保護したら、あなたの屋敷に匿って欲しいんです。」
「クラウチから…?あいつは今どこに?」
「分かりません。叫びの屋敷で落ち合って、暖炉からあなたの屋敷へ送りたいと思っています。」
あの場所なら人目も少なく、こちらから向かうにも暴れ柳を使えば痕跡を辿られる可能性も少ない。そう思っての提案だったが、シリウスは首を横に振った。
「なんであいつを?姿をくらませたってことは後ろめたいことがあるんだろ?あの男と『向こう側』が接触するかもしれないと監視させてたのはお嬢ちゃんだろう?それを今更…罠の可能性が高いんじゃないのか?」
「ですが、本当に助けを求めているのなら」
「おい、スネイプ。お前はお嬢ちゃんのお守りをちゃんとやってるのかよ。これはマクゴナガルも心配するぜ。」
シリウスは額に手を当てて大きくため息をついた。……シリウスにとってサクラは縁もゆかりもない人物だ。親友の息子を守りたいと動く自分たちに比べれば、何のためにメンバーに加わったのか分からない人物。サクラに対する評価は、そんなところなのだろう。
しかも、スクイブの。なんの力もない女。
そんな者が訳知り顔で話の主導権を握って差配していくのは面白くないに違いない。どうやって説得すれば……。物語を知る者は少ない方がいい。出来るだけ誰も知らない方が、今後の闇の陣営の動きも予測しやすい。……だが、シリウスを納得させるには「助けがいるかもしれない」と、あやふやな言葉では難しい。どこまで話せば…。
「罠ならば、我輩が相手をしよう。些末な心配をするより、捕らえて『色々と』聞き出した方が都合がよかろう。」
思いもよらぬ助け舟に、サクラはスネイプの方を振り返った。その言葉らシリウスも意外だったようで一瞬、目を見開いた。そして、にやりと笑った。
「ほう……あの堅物が、騎士様気取りか。」
その言葉にスネイプのこめかみがピクリと動いた。
更新を楽しみにしてくださっている皆様、申し訳ありません。これ以上、進めることができません。
最近、界隈が盛り上がっているのかスネイプ夢への訪問、メッセージを多くいただくようになりました。大半は作品の感想や作者を気遣う言葉、と温かいメッセージをいただき嬉しく思っておりました。ただ、連日スネイプ夢への更新催促だけを書かれたメッセージをいただくようになり、正直心身ともに疲弊しています。温かいメッセージへ返信しようとするたび、該当のメッセージも見ることになり、返信できずにおりました。ならば、お待ちいただいている方々に1話でも新しいお話を、と筆を取りましたが……。途中で筆を置くこととなり、申し訳ありません。
ほとぼりが冷めた頃に続きを書きたい気持ちはあります。しかし、それがいつになるのか現段階で明言するのは難しいです。
また、今後も同じようなメッセージをいただきましても御対応できかねますことご承知おきください。
純粋に楽しみにしてくださっている皆様、申し訳ありません。
少し、気持ちの整理をする時間をください。
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