炎のゴブレット編
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会がお開きになり、各々の学校の教師、寮監は生徒を引き連れて会場を後にした。人の波が途中でとまったのは、カルカロフがハリーと鉢合わせをしたからだった。カルカロフは驚いていたが、ムーディが事態を収拾させ、再び人の流れができた。来賓であるクラウチとバグマンは明日の選手発表まではホグワーツに滞在することになっている。人流れが落ち着いたところで、サクラは事前に準備した部屋に二人を案内した。
校長室のある塔には来賓用に部屋がいくつか用意されている。まずは、クラウチを先に部屋へ通した。クラウチはドアを開けて部屋の中を見回すと、隙のない動きで「では、失礼する。」と表情を変えず、ばたんと扉を閉めた。まるで機械のように情緒のない行動にサクラは一瞬、顔をしかめたが、それを気にもとめずにクラウチは部屋の中へと入ってしまった。
「バーティは愛想が無くて困ったものだ。最近は輪をかけて無愛想でね。気を悪くさせてすまないね。」
バグマンは代わりに申し訳なさそうにサクラに謝罪した。
「いえ、大きなプロジェクトですもの。気持ちが張り詰めるのも仕方ありません。今夜は少しでも寛いでいただけたらいいのですけれど…。」
「きっと一晩寝ればすっきりさ!さて私の部屋はここかな。」
バグマンはサクラが部屋を案内する前に自ら扉を開けて部屋へと入っていった。
「これはこれは!素晴らしい!クィデッチの競技場がよく見える!」
部屋の窓からは丁度月明かりに照らされて、クィディッチのゴールのポールが光っていた。バグマンは少年のように目を輝かせて、部屋から見える景色に釘付けのようだ。サクラはバグマンの素直な反応にほほえみ、「では、おやすみなさいませ。」と、声をかけて、部屋を後にした。
静かな廊下を歩きながら、先ほどのバグマンの言葉を反芻する。初対面の自分でも感じた違和感を、共に仕事をしているパートナーも感じているのだ。現代でも、大きなプロジェクトを任されれば、多少気が荒くなる者や、自身の生活に頓着しない者も出てくる。クラウチも人間だ。プレッシャーに感じているということもあり得るだろう。…しかし。
息子の失態がおこる以前は、権力闘争の渦中にいた人物だ。これしきの行事で余裕がなくなるものだろうか…?
サクラは小説も映画も一通りは目を通している。しかし、事細かな人物や展開について全てを把握できているわけではない。…何か自身が見落としている事柄があるのではないか。胸騒ぎの原因は一体なんなのか。思い出そうと4巻のエピソードを順を追って頭のなかで思い返すが、覚えていないものを引き出すのは容易ではない。結局、手がかりは何も思い出せないまま、部屋に到着してしまった。
昨晩は考え事をしながらいつの間にか眠りについていたようで、気がつけば日が昇っていた。土曜日であるが、いつもどおりの時間に目が覚め、着替えと簡単な化粧を済ませると大広間へと向かった。平日とはちがい、学校内は私服の生徒たちが廊下を闊歩している。サクラも同じく、いつもの動きやすい作業服ではなく、ワンピースに身を包んでいた。秋も深まってきたため、薄手のニットワンピースだ。廊下といっても外気にさらされた廊下は外と変わりないため、上に一枚羽織る。防寒用でもあるが、ニットで体のシルエットがある程度隠れるようにも配慮しておく。しかし、今日は朝食を食いっぱぐれるのだろうな、と思うとその足取りは重かった。
昨夜まで色々と思い巡らせたが、なにも思い出せず、ならば糸口をつかむために行動に出ようと思い至ったのだ。
玄関ホールにはすでに炎のゴブレットが設置されており、その周りを生徒たちがうろうろしていた。そこに飛び込んでいく双子が見えたところで、サクラは次の事態に備えて廊下の端に寄った。
案の定、双子の体は後ろに吹っ飛び、白いあごひげを生やした老人に早変わりした。丁度先ほどまでサクラが立っていた場所まで吹っ飛んできた双子を見て、巻き込まれずよかったと、ほっと胸をなでおろした。双子はお互いの顔をまじまじとみたあと、笑い出した。
「やっぱり挑戦しちゃったのね。」
「俺たち」
「年取っても」
「「イケてない?ね!サクラさん!」」
そう真顔でいわれると、サクラもこらえきれず、吹き出した。玄関ホールにいた生徒たちも爆笑していると、「忠告したはずじゃ」と深みのある声がした。声の主はダンブルドアで、彼も半ばおもしろがっているような調子だった。二人はダンブルドアの指示通り、医務室へ向かっていった。ホールにはハリーたち三人も現場をみており、事態が収拾すると、まだ笑いが収まらないのか、笑顔で朝食へと向かっていた。
「おはようございます。ダンブルドア校長。」
「おはよう、サクラ。昨日は来賓の接待ご苦労じゃったな。」
ねぎらうようにダンブルドアが優しくほほえんだ。
「お二人とも、いい方々で。」
「そうかそうか。」
ダンブルドアは満足そうに、ほっほっほと笑った。サクラは狙い通り、この機会を逃すまいと思った。昨日感じた違和感の糸口を見つけるため、ダンブルドアにあることをお願いしようと考えたのだ。
「先生、折り入ってご相談があるのです。」
そういうと、ダンブルドアのブルーの目がきらりと光った。
「あやつではなく?」
「ええ。『ダンブルドア先生に』です。」
「…儂の部屋で話そう。」
そのままダンブルドアと大広間を後にし、校長室へと入った。
テーブルにはいつかの時のように熱々のスコーンやポタージュ、朝食の用意が並んだ。サクラが肖像画に居心地悪そうにしていたのを見かね、ダンブルドアが全ての画に眠りの魔法をかけた。
「夏休み以来じゃの。」
「ええ。」
「セブルスとは、うまくいっているのかの。」
『うまく』の意味が何をさしているか、はっきりとはしなかったが、協力関係にあるか、といわれれば、今のところ問題ないだろう。
「そうですね。ある程度は。」
そう返答しながらスコーンにかじりつくサクラの様子を半月メガネの奥から窺う。
「ならば、セブルスに相談するのがよかろう。そのためのパートナーじゃよ。」
ダンブルドアのいうことはもっともだ。サクラはスネイプとの共闘を命じられている。何かあれば、先にスネイプに相談するのが道理だろう。しかし、これからの『相談』をスネイプが知ってしまえば、彼の動きが変わってしまう危険もあると考えたのだ。この狸爺…もとい策略家であれば多少の事情を知っても顔色一つ変えずにいるだろうとの考えた。
「今日の代表選手が決定した際、別室で説明が行われますよね。そこに私も同席させていただきたいのです。」
代表選手決定後、各学校の教師、魔法省からの来賓である2人、そして校長が集まる手はずだ。そこにただのスクイブである(と認識されている)サクラが同席することはかなわない。だが、校長の一声があればそれが可能になる。
「校長には初めにお話しさせていただきましたが、私が知っているのはハリーに関わることだけ。しかし、それも全てではありません。」
ダンブルドアは、ほう、と短く息を吐いたが、そのままサクラに続きを促した。
「先に断っておきますと、今夜、予想外の事態が起きます。だれもが予想もしなかったことです。私としては、それは些末なことですが、事前に知ればスネイプ先生であろうと、反応が違ってくるかと、ですのでダンブルドア先生にお願いをしているのです。」
「…して、その些細なこととは?」
ダンブルドアの目が細められた。…言ってしまってもいいのだろか。今更ながら、ためらいが生まれる。いくらダンブルドアといえ、これで話の筋書きが大幅にずれてしまったら?人生は修正がきかないのだ。彼らの人生は…命は…。
押し黙ったサクラを根気強くダンブルドアは待ち続けた。ダンブルドアにも、サクラが何かに悩んでいることなど当初から分かっていた。そして、ダンブルドアは、これからの時勢について予測を立てていた。世間では思いもしない、これから始まる「闇」との戦いで、あのときのようにたくさんの命が奪われていくことを。しかし、大義をなすためには必要な犠牲であり、たとえ自身もその贄となっても致し方ないとさえ思っていた。
しかし、そんなときにサクラは現れた。
未来を知るたった一人の人物だ。
彼女ならば…
老いぼれの淡い希望を口にしてしまったのだ。
「未来を知るお主の力でハリーだけでは救えぬものが救えるやもしれぬ。」
己の手のひらからこぼれ落ちる命を救ってほしいと、ハリーを盾に、なんの後ろ盾も無い彼女に要求したのだ。卑怯だとそしられて当然だった。もちろんサクラは激怒したが、最後にはこちらに協力すると首を縦に振った。
それから、しばらくして、サクラは思い悩むそぶりを見せるようになった。仕事ぶりから見ても、責任感の強い彼女は、きっとあのときの言葉をまじめに考え、悩んでいるのだろう。ドレスと一緒に贈ったメッセージは一種の賭けだった。彼女が未来を変えるべく、動くのかどうか。
サクラの話しぶりから、やはり悩みの種は自身の言葉だったのだと確信した。
「幸運をつかむには、サクラ…。」
最後に決めるのはサクラ自身だ。言外にその思いを含めていった。この身に彼女のつらさを肩代わりすることはできないのだ。全ては、己の意志でなくては、土壇場で力が発揮できない。そのように理由をこねるのは、我ながら卑怯者であるな、と心の内で自分を嘲笑った。しかし、サクラは意を決したように顔を上げた。
「…ウォルデモートの差し金で、炎のゴブレットは4人目にハリーを選びます。」
ダンブルドアはサクラの言葉に息をのんだ。
いよいよ復活に向けて動き出したのだ。ダンブルドアは間近に迫る魔の手を感じ、鋭い瞳を向けた。
校長室のある塔には来賓用に部屋がいくつか用意されている。まずは、クラウチを先に部屋へ通した。クラウチはドアを開けて部屋の中を見回すと、隙のない動きで「では、失礼する。」と表情を変えず、ばたんと扉を閉めた。まるで機械のように情緒のない行動にサクラは一瞬、顔をしかめたが、それを気にもとめずにクラウチは部屋の中へと入ってしまった。
「バーティは愛想が無くて困ったものだ。最近は輪をかけて無愛想でね。気を悪くさせてすまないね。」
バグマンは代わりに申し訳なさそうにサクラに謝罪した。
「いえ、大きなプロジェクトですもの。気持ちが張り詰めるのも仕方ありません。今夜は少しでも寛いでいただけたらいいのですけれど…。」
「きっと一晩寝ればすっきりさ!さて私の部屋はここかな。」
バグマンはサクラが部屋を案内する前に自ら扉を開けて部屋へと入っていった。
「これはこれは!素晴らしい!クィデッチの競技場がよく見える!」
部屋の窓からは丁度月明かりに照らされて、クィディッチのゴールのポールが光っていた。バグマンは少年のように目を輝かせて、部屋から見える景色に釘付けのようだ。サクラはバグマンの素直な反応にほほえみ、「では、おやすみなさいませ。」と、声をかけて、部屋を後にした。
静かな廊下を歩きながら、先ほどのバグマンの言葉を反芻する。初対面の自分でも感じた違和感を、共に仕事をしているパートナーも感じているのだ。現代でも、大きなプロジェクトを任されれば、多少気が荒くなる者や、自身の生活に頓着しない者も出てくる。クラウチも人間だ。プレッシャーに感じているということもあり得るだろう。…しかし。
息子の失態がおこる以前は、権力闘争の渦中にいた人物だ。これしきの行事で余裕がなくなるものだろうか…?
サクラは小説も映画も一通りは目を通している。しかし、事細かな人物や展開について全てを把握できているわけではない。…何か自身が見落としている事柄があるのではないか。胸騒ぎの原因は一体なんなのか。思い出そうと4巻のエピソードを順を追って頭のなかで思い返すが、覚えていないものを引き出すのは容易ではない。結局、手がかりは何も思い出せないまま、部屋に到着してしまった。
昨晩は考え事をしながらいつの間にか眠りについていたようで、気がつけば日が昇っていた。土曜日であるが、いつもどおりの時間に目が覚め、着替えと簡単な化粧を済ませると大広間へと向かった。平日とはちがい、学校内は私服の生徒たちが廊下を闊歩している。サクラも同じく、いつもの動きやすい作業服ではなく、ワンピースに身を包んでいた。秋も深まってきたため、薄手のニットワンピースだ。廊下といっても外気にさらされた廊下は外と変わりないため、上に一枚羽織る。防寒用でもあるが、ニットで体のシルエットがある程度隠れるようにも配慮しておく。しかし、今日は朝食を食いっぱぐれるのだろうな、と思うとその足取りは重かった。
昨夜まで色々と思い巡らせたが、なにも思い出せず、ならば糸口をつかむために行動に出ようと思い至ったのだ。
玄関ホールにはすでに炎のゴブレットが設置されており、その周りを生徒たちがうろうろしていた。そこに飛び込んでいく双子が見えたところで、サクラは次の事態に備えて廊下の端に寄った。
案の定、双子の体は後ろに吹っ飛び、白いあごひげを生やした老人に早変わりした。丁度先ほどまでサクラが立っていた場所まで吹っ飛んできた双子を見て、巻き込まれずよかったと、ほっと胸をなでおろした。双子はお互いの顔をまじまじとみたあと、笑い出した。
「やっぱり挑戦しちゃったのね。」
「俺たち」
「年取っても」
「「イケてない?ね!サクラさん!」」
そう真顔でいわれると、サクラもこらえきれず、吹き出した。玄関ホールにいた生徒たちも爆笑していると、「忠告したはずじゃ」と深みのある声がした。声の主はダンブルドアで、彼も半ばおもしろがっているような調子だった。二人はダンブルドアの指示通り、医務室へ向かっていった。ホールにはハリーたち三人も現場をみており、事態が収拾すると、まだ笑いが収まらないのか、笑顔で朝食へと向かっていた。
「おはようございます。ダンブルドア校長。」
「おはよう、サクラ。昨日は来賓の接待ご苦労じゃったな。」
ねぎらうようにダンブルドアが優しくほほえんだ。
「お二人とも、いい方々で。」
「そうかそうか。」
ダンブルドアは満足そうに、ほっほっほと笑った。サクラは狙い通り、この機会を逃すまいと思った。昨日感じた違和感の糸口を見つけるため、ダンブルドアにあることをお願いしようと考えたのだ。
「先生、折り入ってご相談があるのです。」
そういうと、ダンブルドアのブルーの目がきらりと光った。
「あやつではなく?」
「ええ。『ダンブルドア先生に』です。」
「…儂の部屋で話そう。」
そのままダンブルドアと大広間を後にし、校長室へと入った。
テーブルにはいつかの時のように熱々のスコーンやポタージュ、朝食の用意が並んだ。サクラが肖像画に居心地悪そうにしていたのを見かね、ダンブルドアが全ての画に眠りの魔法をかけた。
「夏休み以来じゃの。」
「ええ。」
「セブルスとは、うまくいっているのかの。」
『うまく』の意味が何をさしているか、はっきりとはしなかったが、協力関係にあるか、といわれれば、今のところ問題ないだろう。
「そうですね。ある程度は。」
そう返答しながらスコーンにかじりつくサクラの様子を半月メガネの奥から窺う。
「ならば、セブルスに相談するのがよかろう。そのためのパートナーじゃよ。」
ダンブルドアのいうことはもっともだ。サクラはスネイプとの共闘を命じられている。何かあれば、先にスネイプに相談するのが道理だろう。しかし、これからの『相談』をスネイプが知ってしまえば、彼の動きが変わってしまう危険もあると考えたのだ。この狸爺…もとい策略家であれば多少の事情を知っても顔色一つ変えずにいるだろうとの考えた。
「今日の代表選手が決定した際、別室で説明が行われますよね。そこに私も同席させていただきたいのです。」
代表選手決定後、各学校の教師、魔法省からの来賓である2人、そして校長が集まる手はずだ。そこにただのスクイブである(と認識されている)サクラが同席することはかなわない。だが、校長の一声があればそれが可能になる。
「校長には初めにお話しさせていただきましたが、私が知っているのはハリーに関わることだけ。しかし、それも全てではありません。」
ダンブルドアは、ほう、と短く息を吐いたが、そのままサクラに続きを促した。
「先に断っておきますと、今夜、予想外の事態が起きます。だれもが予想もしなかったことです。私としては、それは些末なことですが、事前に知ればスネイプ先生であろうと、反応が違ってくるかと、ですのでダンブルドア先生にお願いをしているのです。」
「…して、その些細なこととは?」
ダンブルドアの目が細められた。…言ってしまってもいいのだろか。今更ながら、ためらいが生まれる。いくらダンブルドアといえ、これで話の筋書きが大幅にずれてしまったら?人生は修正がきかないのだ。彼らの人生は…命は…。
押し黙ったサクラを根気強くダンブルドアは待ち続けた。ダンブルドアにも、サクラが何かに悩んでいることなど当初から分かっていた。そして、ダンブルドアは、これからの時勢について予測を立てていた。世間では思いもしない、これから始まる「闇」との戦いで、あのときのようにたくさんの命が奪われていくことを。しかし、大義をなすためには必要な犠牲であり、たとえ自身もその贄となっても致し方ないとさえ思っていた。
しかし、そんなときにサクラは現れた。
未来を知るたった一人の人物だ。
彼女ならば…
老いぼれの淡い希望を口にしてしまったのだ。
「未来を知るお主の力でハリーだけでは救えぬものが救えるやもしれぬ。」
己の手のひらからこぼれ落ちる命を救ってほしいと、ハリーを盾に、なんの後ろ盾も無い彼女に要求したのだ。卑怯だとそしられて当然だった。もちろんサクラは激怒したが、最後にはこちらに協力すると首を縦に振った。
それから、しばらくして、サクラは思い悩むそぶりを見せるようになった。仕事ぶりから見ても、責任感の強い彼女は、きっとあのときの言葉をまじめに考え、悩んでいるのだろう。ドレスと一緒に贈ったメッセージは一種の賭けだった。彼女が未来を変えるべく、動くのかどうか。
サクラの話しぶりから、やはり悩みの種は自身の言葉だったのだと確信した。
「幸運をつかむには、サクラ…。」
最後に決めるのはサクラ自身だ。言外にその思いを含めていった。この身に彼女のつらさを肩代わりすることはできないのだ。全ては、己の意志でなくては、土壇場で力が発揮できない。そのように理由をこねるのは、我ながら卑怯者であるな、と心の内で自分を嘲笑った。しかし、サクラは意を決したように顔を上げた。
「…ウォルデモートの差し金で、炎のゴブレットは4人目にハリーを選びます。」
ダンブルドアはサクラの言葉に息をのんだ。
いよいよ復活に向けて動き出したのだ。ダンブルドアは間近に迫る魔の手を感じ、鋭い瞳を向けた。