第二章 脱出、船
第二章に入ると、舞台は船に変わる。
冒頭のイベントシーンでは、メンバーの食べ物の好みが窺い知れるが、この会話の中にある南部の特産品が港にあることは、この後訪れることになるデザートローズと貿易関係にあったという伏線となっている。
イベントが終わり、船室を出たロックが操作キャラになったら、船内をくまなく探索しよう。
ヤートがいる部屋の扉以外は開けることが出来ず、その部屋に入ったらイベントが始まってしまう。
ロック操作時にしか操舵室のアイテムは入手出来ないので、このタイミングでアイテムの回収をしておいた方が良い。
特に、城塞都市にて回復アイテムの消耗が激しかった場合は注意。
次の街に入るまで調達する術がないので、可能な限り拾っておこう。
ヤートの部屋に入ると、今しがた出ていった部屋にてルークの心境が語られるイベントが入り、次のパートに移行する。
ちなみに船内にいる間は戦闘は発生しないので、次の戦闘は第三章以降になる。
◯用語の解説◯
■食べ物の好み
フェンリルのメンバーの食の好みは、予想に反して一般的である。
血液や臓物という偏った趣向を持つクリスも、普段の食事に関してはまとも。
全員特に嫌いな食べ物やアレルギーはないが、クリスとレイルは馴染みがなかったためか辛い食べ物が苦手であり、ロックは逆に辛いものが大好物で甘いものはあまり食べない。
ルークは食そのものが好きらしく、好き嫌いなく何でも大量に食べてしまうため、他のメンバーからよく窘められている。
■ルークの心境~
基本的にはいつも人畜無害な顔をしているため表立っては表現されないが、一番猟奇的な考えを持っているのは彼である。
苛立ち等がすぐ口をついて出るレイルやロックならば言動で分かりやすいが、彼のように善人の仮面を被った人間が一番危険だということを、ヤートも後に理解することになる。
ちなみに本人は、自分はまだフェンリルのなかでは正常な方だと思っているらしいということも、後に明かされる。