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名無しside
持っている洋服を全部出してベッドに並べてみた。
私の可愛い後輩君はどんな洋服が好きなんだろう。
もう時間がない。早く決めなきゃ。
鏡の前であれでもない、これでもないとひとりファッションショーをしていたら、用意を終えた同室の友達が私を見てニヤニヤしている。
「何よ?」
私は鏡ごしに友人達を見る。
「全然男っ気ないと思ってたけど、やっとデートする気になったのね。」
「相手はグリフィンドールのシリウス・ブラック?」
「最近追いかけられてるの良く見るもんね。」
ほんと、女子って恋バナが好き。
「デートじゃないよ。ただの買い物。」
素っ気なく答える。
「誰と行くのよ?」
「え?セブルスとだけど。」
友人達の顔から笑みが消える。
その後、なんだぁ…あの根暗かぁ…マジでかぁ…とテンションがダダ下がって、今度は私が笑ってしまった。
「君たち、言いたい放題ね。うちの寮の後輩でしょ。
もうちょっと優しくしてあげなよ。」
「ヤダよ、あいつ暗いもん。」
声を揃えてそう言われて、苦笑いしてしまう。
「名無しって趣味悪いね。」
「それはどうもありがとう。」
私は笑って、またファッションショーを再開した。
「スネイプってスリザリンでも浮いてるし、なんで名無しが相手するのか全然わかんない!」
「名無し、アンタを好きな男子はもっといっぱいいるよ?!知ってる?!」
彼女達のお喋りは止まらない。
「知らないし、誰も言い寄ってこないよ。勘違いじゃない?」
「名無しが高嶺の花すぎて声かけづらいのよ。」
私は体にぴったり沿うキャメルのセーターとタイトな黒の膝丈スカートを選んだ。
「そんなの着るの?スネイプ、興奮して倒れない?」
「ああいうタイプほどエロ星人っぽいから襲われるんじゃない?!」
ギャアギャア騒いで随分楽しそうだ。
セブルスが聞いたら、死の呪文をかけられるだろう。
「だからデートじゃないって。セブルスも私のこと好きじゃないよ。」
セブルスがグリフィンドールの幼馴染の事をずっと好きでいるのは知っている。
私もセブルスを初めて見た時から好きだから、セブルスのことは何でもわかるんだ。
急いで着替えて、ピアスとネックレスをつける。
香水は…やりすぎよね。
甘い香りのワックスを毛先につけると、友人たちと部屋を後にした。
集合場所に向かって歩いていると、向かいからグリフィンドール生が歩いて来る。
その中に、セブルスの好きな幼馴染のリリーの姿があった。
肩まで伸びたふわふわの髪の毛がとっても可愛い。
エメラルドグリーンの綺麗な瞳も。
「!」
リリーの全身が見えた所で私は立ち止まった。
偶然にリリーも私と似たような格好をしてる。
キャメルのセーターに黒いスカート。
向こうのスカートは少しヒラヒラしていて、可愛い彼女にとても似合っている。
私はクルッと向きを変えると猛ダッシュで部屋に帰った。
急いで洋服を脱ぐ。
急げ急げ。
後10分で出発の時間だ。
鏡の前でクルッと回転すると、ピンクのリップをゴシゴシ手で擦った。
よし。これでいい。
私はブーツに履き替えると扉を開いて駆け出した。
持っている洋服を全部出してベッドに並べてみた。
私の可愛い後輩君はどんな洋服が好きなんだろう。
もう時間がない。早く決めなきゃ。
鏡の前であれでもない、これでもないとひとりファッションショーをしていたら、用意を終えた同室の友達が私を見てニヤニヤしている。
「何よ?」
私は鏡ごしに友人達を見る。
「全然男っ気ないと思ってたけど、やっとデートする気になったのね。」
「相手はグリフィンドールのシリウス・ブラック?」
「最近追いかけられてるの良く見るもんね。」
ほんと、女子って恋バナが好き。
「デートじゃないよ。ただの買い物。」
素っ気なく答える。
「誰と行くのよ?」
「え?セブルスとだけど。」
友人達の顔から笑みが消える。
その後、なんだぁ…あの根暗かぁ…マジでかぁ…とテンションがダダ下がって、今度は私が笑ってしまった。
「君たち、言いたい放題ね。うちの寮の後輩でしょ。
もうちょっと優しくしてあげなよ。」
「ヤダよ、あいつ暗いもん。」
声を揃えてそう言われて、苦笑いしてしまう。
「名無しって趣味悪いね。」
「それはどうもありがとう。」
私は笑って、またファッションショーを再開した。
「スネイプってスリザリンでも浮いてるし、なんで名無しが相手するのか全然わかんない!」
「名無し、アンタを好きな男子はもっといっぱいいるよ?!知ってる?!」
彼女達のお喋りは止まらない。
「知らないし、誰も言い寄ってこないよ。勘違いじゃない?」
「名無しが高嶺の花すぎて声かけづらいのよ。」
私は体にぴったり沿うキャメルのセーターとタイトな黒の膝丈スカートを選んだ。
「そんなの着るの?スネイプ、興奮して倒れない?」
「ああいうタイプほどエロ星人っぽいから襲われるんじゃない?!」
ギャアギャア騒いで随分楽しそうだ。
セブルスが聞いたら、死の呪文をかけられるだろう。
「だからデートじゃないって。セブルスも私のこと好きじゃないよ。」
セブルスがグリフィンドールの幼馴染の事をずっと好きでいるのは知っている。
私もセブルスを初めて見た時から好きだから、セブルスのことは何でもわかるんだ。
急いで着替えて、ピアスとネックレスをつける。
香水は…やりすぎよね。
甘い香りのワックスを毛先につけると、友人たちと部屋を後にした。
集合場所に向かって歩いていると、向かいからグリフィンドール生が歩いて来る。
その中に、セブルスの好きな幼馴染のリリーの姿があった。
肩まで伸びたふわふわの髪の毛がとっても可愛い。
エメラルドグリーンの綺麗な瞳も。
「!」
リリーの全身が見えた所で私は立ち止まった。
偶然にリリーも私と似たような格好をしてる。
キャメルのセーターに黒いスカート。
向こうのスカートは少しヒラヒラしていて、可愛い彼女にとても似合っている。
私はクルッと向きを変えると猛ダッシュで部屋に帰った。
急いで洋服を脱ぐ。
急げ急げ。
後10分で出発の時間だ。
鏡の前でクルッと回転すると、ピンクのリップをゴシゴシ手で擦った。
よし。これでいい。
私はブーツに履き替えると扉を開いて駆け出した。