第4幕
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
クリス・マーロウ
(デフォルト名: クリス・マーロウ)
英国生まれの18歳女性。顔立ちは幼いが、姿勢が良く大人びた印象を与える。肩ほどの長さの亜麻色の髪に白い肌、と欧州を思わせる風貌であり、性格は陽気。よく笑い、他人をからかうことが多い。が、その実疑い深く、諜報技術を駆使して情報を収集し、類稀な演技力で相手を騙す。
初めて得た友人ウィリアムを初めて発現した異能で殺めた過去があり、その贖罪と懐古のために彼が好んだ演劇の道を選んだ。劇作家になるという彼の夢を叶えるべく、自ら舞台女優リア(デフォルト名: リア)として舞台に立ち彼の作品を発表している。
が、ウィリアムに頼まれベンが残した〈手記〉により、自らの過去、苦しみ、選択すべてがウィリアムの策略だったことが判明。クリスは本来この世界に存在しない「夢の主」「介入者」「破壊者」であり、彼女本来の異能【フォースタス】は異能兵器として最悪最強の性能を誇っていた。ウィリアムはクリスの脳に干渉、【フォースタス】を【テンペスト】に変換、補助として【マクベス】を彼女に譲渡、親友である自らの死によって絶望を植え込み、クリスが異能を隠して孤独を選ぶよう仕組む。
親友への思いも他人を頼れない苦しさも全てウィリアムの脚本通りだった――さらに彼がこの先クリスに望んでいる結末さえも知った彼女は、その衝撃的な真実に打ちのめされつつも、武装探偵社の元で短い平穏の日々を過ごすが……
デフォルト時の名前はイングランドの劇作家クリストファー・マーロウ、およびウィリアム・シェイクスピア作「リア王」より。
-----
ウィリアム
クリスの友人。マイペースな秀才。故郷である英国某所の異能実験施設で化け物にされた後、クリスが発現した異能によって殺害された。異能力【マクベス】の所持者であり、彼女に異能を譲渡したことが判明している。
実は彼の死は彼自身の策略によるものであり、それによってクリスの人生に「脚本」を与え、彼女が誰の手にも渡らずに自ら消失するよう仕向けていた。
名前はイングランドの劇作家ウィリアム・シェイクスピアより。
ベン
ウィリアムの同僚兼学生時代の親友。ウィリアムに振り回されがちなお人好し。親友と研究施設をクリスに破壊されたものの、彼女を励まし施設から逃した。数年前にフィッツジェラルドへ〈手記〉と呼ばれる記録チップの奪取を依頼している。異能融合の異能力【錬金術師】の所持者であり、澁澤によって殺害された。
ウィリアムによって無理矢理勤務先を異動させられ、〈手記〉を書き残す役割を命じられる。特異点研究を専門としており、前の職場の同僚にはカメラを媒体に時間を操作する異能者がいた。
名前はイングランドの詩人ベン・ジョンソンより。
-----
異能力【テンペスト】
天候操作の異能。とはいえ気象に関与する使い方はほぼしない。鋭利な風でかまいたちのように対象を切り刻む他、氷の壁の生成、光の屈折による錯乱など、多くは戦闘に利用される。異能発現当初は感情のままに暴走させることしかできなかったが、ギルド時代にホーソーンから扱いを学び、難なく使いこなせるようになった。
【フォースタス】から再定義され発現した異能であり、本来の異能でないためか非常に攻撃的で扱いが難しい模様。澁澤の一件の際はクリスのトラウマである幼少期の姿を採用、彼女の怒りを買った。
異能名はウィリアム・シェイクスピア作「テンペスト」より。
異能力【マクベス】
物の在り方を変える再定義の異能であり、物体を不可逆的に別物へ変えることができる。クリスには体への負荷がかなり大きく、多用はできない。
本来は使用に問題がないはずだったが、ウィリアム殺害の事実に苦しんだクリスが【マクベス】を拒絶。使用時の反動のみならず、彼女が最も恐れる〈赤き獣〉の姿の幻覚となって彼女を精神的に苦しめることとなる。
なお、澁澤の一件の際はウィリアムの姿を取り、彼女を攻撃することはなかった。
異能名はウィリアム・シェイクスピア作「マクベス」より。
異能力【錬金術師】
融合の異能。二つ以上の異能を融合し一つの異能を作り上げる。その時、異能特異点は生成されない。
澁澤の一件の際は、蒐集されていたこの異能をドストエフスキーが利用、さらに太宰の異能無効化を合わせて使うことで異能特異点を作り上げた。
異能名はベン・ジョンソン作「錬金術師」より。
異能力【フォースタス】
対価の異能、もしくは悪魔の異能。ほとんどの願いを叶えることができるが、望むものに相応しい何かを失うことになる。クリスとの相性が非常によく、敵の命を奪うことで自分の命を永らえさせることも可能なほど。
世界の理を凌駕するほどの驚異的な異能であり、子供のクリスが所有することで操り人形状態の不死性異能兵器になり得たため、ウィリアムの命がけの機転によって発現が阻止された。
異能名はクリストファー・マーロウ作「フォースタス」より。