短編、中編集

「「ソーマ/父さん!」」
リヤンと扉を勢いよく開ける。
「「メリークリスマス!」」
ソーマは鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしている。
「どうかしたか?」
「今日はクリスマスの日でしょ、プレゼントは用意できないけど」
カメラを取り出す。
「3人写った写真持ってないだろ。どうだ?」
「クリスマスか、いいぞ。だが少しだけ待ってくれこの書類だけは片付けておきたい」
「分かった、待ってる」


「榊博士」
「やあスラー君どうしたんだい」
「写真の現像をお願いしたくて」
「ああ、どれ。………よく撮れているね。何枚現像しようか」
「うーん3、いや4枚してください」
「わかったよ」

ソーマ、リヤン、スラーは自分のロケットペンダントに写真を入れている。残りの1枚はスラーが写真立てに入れ自室に飾っている。
ソーマ、リヤンがそれを知るのはまた別の話。

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