二次試験会場に着く。
「ゴンのやついつのまに」
キルアが悔しそうに言う。
(ゴンのいなくなる気配に気づかなかったことが悔しんだろうなあ)
「面白そうな奴だと思ったのに」
「大丈夫だろう。俺達よりはまだ弱いがそう簡単にやられる奴じゃないだろからな」
(まあ主人公ってのもあるけど)
「ゴンのことさっき自己紹介したばっかりなのに買ってんじゃん」
キルアが拗ねたように言う。
う、うん？
「まあな」
あ、なるほどゴンのことを俺が少しでも理解してるの嫌なのかなるほど
かわいいなあ
？なんか敵対されてる視線を感じる
あ、イルミか
「なあ、チィー」
「どうした？」
「チィーは何でハンター試験うけようと思ったんだ？」
「キルアは？」
「なんとなくだよ。ハンター試験がどんなものかと思ってさ」
「そうか、俺は会いたい相手がいるからだな」
主人公組に会いたいってのが理由なんだけども
「ゴンも親父さんに会いたいだって」
「ほお、似てるな」
(知ってるけどな)
「キルア」
「うん？あ、ゴン」
キルアに声をかけゴンのいる方を指差し、キルアはすぐにゴン達の方へ歩いていく。追いかける。
「ゴン」
「キルア！」
「お前よく此処に辿り着いたなあ。もう無理だと思ってたぜ」
「レオリオの香水の匂いをたどったんだ」
「匂いだけで⁈」(犬だなあ)
「お前やっぱ相当変わってんな」
サトツさんの声が聞こえここが二次試験会場だと告げ歩いていなくなった。
扉が開く。
(料理か、家庭科の授業以外でやったことないだが)