艶色

 どちらからともなく、手を繋いで指を絡ませて、あー、えっろ。なんて思って、見つめ合うと涙目になっているのか、少し赤みがかっている。そしたら、ほくろが顔にできているのに気づく。そばかす…うーん、どちらにしろお揃い。
「ララ、キスして」
「んー?」
わがまま言われたい。嬉しい。キスをするときに学って瞼が震えてる。まつ毛が長いなぁ。舌を絡ませて気持ちいいものかね? なんて思うけど、気持ちいいんやろうなぁ。たまにめんどくさくなって、学の好きなようにさせてみる。絡み合って少し離れそうになると噛みそうになって、わたしも瞼を閉じてみる。
「糸ってどうやったら引くの?」
「そんなん、無理やろ」
「したい。糸引くのしたい!」
「できるかなぁ。唾液ねっとりしたやつ…あー」
昔の汚い遊びを思い出す。カルピスを飲んでから、絡んだ唾液を糸のように口から出して、じゅるっと吸い取る遊び。きったねぇな、わたし。
「ジュース、飲んで」
「どれがいい?」
「学の好きなの飲みな」
「いや。オレは…」
「じゃあ、スムージーにしよ」
わたしが口に含んで、学の唇に寄せる。学から噛み付くようにキスされて、学に合わせて舌が踊る。心が躍る。
「あー、消えちゃった」
「消えちゃったね」
「ララ、今日はララがして?」
「服、脱がせていい?」
「え、うん…」
今日はシャツだったから、下から順にボタンを外していく。学のへそが見えたあたりで上を見る。学、どんな顔してんだろ。
「裸、いや。ララの、今日の綺麗なかっこのままいてて」
「下、ちょっとずらして」
「いや。だって、またキスしたい」
「わたしはお風呂入りたい」
「いや。オレは、ララとしたい」
「はやくして! オレはやくしたい!」
「なにしたいの?」
「えっち。ララいれて。今日はいれて」
「じゃあ、脱いで?」
色んな感情が渦巻いてぐっちゃぐちゃの私たち。
学が全部脱ぐのを確認して、今日はわたしが攻めるだけかぁ。と少し残念に思う。
「脱いだ♡」
甘えた声、好きだわ。まずは学のことを抱きしめながら、それに手を滑らせて握って揺らして。
「あ、きもち」
強く握ってゆっくり上下に動かす。それから、学の左肩にキスを落とす。
「あ、うん。そう、すき」
強く強く。痛いかな。上の方の形、変やなぁ誰も彼も。そこを握りしめて少し緩めて、その後、ずりっと下まで下ろしてみた。出るかな。
「あ、あ、好き。それ、好き」
「出ないね」
諦めずに上下に動かす。少し指をピアノを引くみたいにドレミファソとずらしてみる。
「きもちぃ。いく。いった!」
「でも、でてない」
出したら、果てたの合図やのに。もう少しか? 上の方にどこが男のアレかって、よく見たらわかる。小さい穴の上。そこを指で、爪だと痛いし、押さえながら、下へ一気に下ろす。
「あ、やめて。きもちぃからぁ、演技ちゃうもん」
わたしも涙目なってきた。
「あ! 可愛い? オレ、可愛い? ん♡」
「可愛いよ。私の、可愛い王子様♡」
「王子様いや! オレもララの憧れる騎士が、いい」
極上が、ほしい。諦めずに縦横に揺らしたり、強く握りしめながら、付け根近くまで触ってみる。
「あ! もういい。オレ欲しいけど、しんどい」
「やっぱ口やないと無理か」
「口はいや! キスして?」
「わたしのプロイセン様♡」
「名前で呼んで」
「学がくがーく」
「ちゃんと呼んで!」
「学♡」
諦めたくないけど、次は後ろして欲しいのかな。舌、絡ませて気持ちいいのかな。わたしは正直、なんとも思わないし…あー、可愛い♡ 唾液ってネチャネチャ音しないし、あーらら、泣いてる。
「オレ、かなしかなし。ララ抱いて」
「うん、後ろしたいの?」
「お風呂は行きたくない。ララ綺麗でいてて」
「じゃあ、学。寝転んで」
「うん」
「学の、以外はキスしてあげる」
「あ、うん♡」
指フェラはいいかなぁ。と思い、右手を取って、あ、左手にしてほしかったのかな、ぴくぴくしてる。親指から一つずつキスして舐めて、それから手の甲にキス。
「寒くない?」
「寒い♡」
「鳥肌が立ってるじゃん」
「ララ、なんでしてくれへんの…後ろ」
「あー、アルコールウェットのやつあったらしてたわ」
「あ、まって。擦らないで」
「あ♡うん、したくなって」
「買ってきて!」
「学? どしたん?」
「うそ。一緒にいて。ずっと」
学を抱きしめながら、身体を擦りながら、自分もやりたいと思って、股を擦り付ける。
「あ、あ」
「わざと?」
「ちがう。AVみたいにしたい。オレきれい?」
「うん、美人になったね。かなしええわぁ」
「ララ、いれていい?」
「うん、きて」
今度は学の攻め立てる番。服をずらされて、ずっと濡れてるって分かってたし、たぶんはいる。
「あ、いたい」
「え?」
「ちょっと…いたい」
「え、どうしよ」
「もっかいいれて。そのまま、ゆっくり動かして」
「うん…」
あ、入った。やっぱり少し痛いけど、ゆっくり動かしてるのがなんとなくわかる。苦しいけど、これでいい。
「ぐにぐにしてる」
「あ、うん」
「ララ、まだむり?」
「あ、うーん」
「オレ、出ない」
「うーん、そっか」
どないしよ。学のこと攻めすぎたか…。可愛い。演技かな? しょんぼりしてる。どこ見てんねやろ。下見つめて。目をぱちぱちさせて。
「学?」
「オレもあんあん言いたい」
「んー、口は?」
「いやや。今日のララはこのままがいい」
「ん?」
「いれて。お風呂いこ」
「うん♡じゃあ、脱ぐね」

 シャワーを二人で浴びる。学の後ろに、あー、きったねぇな、なんて思いながら、爪を短く整えてるし、いけるか、と思ってぐにぐにしてみる。
「ララ、なんかちがう」
「それ、わたしも」
「でも、後ろで本当に気持ちよくなれる?」
「さあ、しらない」
「フェラがいい」
「うん♡やっと言えたね♡」
「は?」
「フェラしてあげる。そのまま、シャワーかかってて」
「女攻めいや」
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