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「学、お誕生日おめでとう」
「ありがとう」
少しご機嫌斜めだ。わたしは学の首を傾げるような仕草に、ファンミでもしてたなぁなんて思って、笑う。
「学、今日はなに食べる?」
「何もいらない。お腹空いてへんし、家で食べるし」
なんで気分が殺がれたんだろう。いろいろと、考えたけれど、わからなくて、学の手を握った。
「なに?」
学はやっぱり嫌な男。わたしにとって、俳優してる学だってそう。わたしがなけなしのお金を貢がなきゃいけないし、わたしがなんでこんな男にお金を使わなきゃなんないんだろうって思う。
「わたし、好きだよ」
「嘘つき。オレ知ってるよ?」
「なあに?」
学の手を放した。そしたら学が泣きそうな顔をする。演技かな、なんて意地の悪いことを考える。
「ララって、オレのこと貶めてるよ。オレのことなんやって思っているの?」
「わたし、学のこと、きっと好きとか嫌いとかより、獲物なんだよ。きっと。ぐちゃぐちゃにしたい」
「されてるよ。オレ、されてる。ララが、オレのことを20歳でころして、21でこわした。でも、ララきっと来てくれるのって信じてる」
「学って三流の癖に高いのよ。夜鷹が花魁ばりの値段しやがってって思うわ」
思ったまんま話してしまった。学の手を握りしめた。離れていかないで、あいしているから。そう願い事は、いつまでも学を見つめていること。
「なにそれ。オレのこと、三流とか夜鷹とか、悪口ってわかるよ。オレが高いって……」
最悪な誕生日。学にとって、今日は、最悪な日。
「高いやん。ツーショで万超えだよ?しかも、一枚って……」
「オレ、今日、誕生日やし」
「わかってる。会ってくれてありがとう」
「帰んの?」
「うん、このコートばっかし着てるし…また来年買う」
「なにそれ、プレゼントは?」
「これ」
「ありがとう」
少しご機嫌斜めだ。わたしは学の首を傾げるような仕草に、ファンミでもしてたなぁなんて思って、笑う。
「学、今日はなに食べる?」
「何もいらない。お腹空いてへんし、家で食べるし」
なんで気分が殺がれたんだろう。いろいろと、考えたけれど、わからなくて、学の手を握った。
「なに?」
学はやっぱり嫌な男。わたしにとって、俳優してる学だってそう。わたしがなけなしのお金を貢がなきゃいけないし、わたしがなんでこんな男にお金を使わなきゃなんないんだろうって思う。
「わたし、好きだよ」
「嘘つき。オレ知ってるよ?」
「なあに?」
学の手を放した。そしたら学が泣きそうな顔をする。演技かな、なんて意地の悪いことを考える。
「ララって、オレのこと貶めてるよ。オレのことなんやって思っているの?」
「わたし、学のこと、きっと好きとか嫌いとかより、獲物なんだよ。きっと。ぐちゃぐちゃにしたい」
「されてるよ。オレ、されてる。ララが、オレのことを20歳でころして、21でこわした。でも、ララきっと来てくれるのって信じてる」
「学って三流の癖に高いのよ。夜鷹が花魁ばりの値段しやがってって思うわ」
思ったまんま話してしまった。学の手を握りしめた。離れていかないで、あいしているから。そう願い事は、いつまでも学を見つめていること。
「なにそれ。オレのこと、三流とか夜鷹とか、悪口ってわかるよ。オレが高いって……」
最悪な誕生日。学にとって、今日は、最悪な日。
「高いやん。ツーショで万超えだよ?しかも、一枚って……」
「オレ、今日、誕生日やし」
「わかってる。会ってくれてありがとう」
「帰んの?」
「うん、このコートばっかし着てるし…また来年買う」
「なにそれ、プレゼントは?」
「これ」
