短編
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スマートフォン
(英: smartphone)
携帯電話機の一形態を指す用語
明確な定義は無いなどとされる
電話機能・メール機能以外に加えて
様々な機能を利用できる携帯電話端末
備:日本では「スマホ」とも称されている。
最近、あいつの連絡先を教えてもらった。
表向きには、1歳年上のあいつに勉強を教えてもらうため。
本当は、違う。
ただ単純に、あいつと話をしたいから。
近頃のスマホのアプリは、お金のない学生には本当に救世主だと思う。
電話回線と介さずとも通話ができるなんて、一昔前...少なくとも、俺達がガキだった頃に、誰が想像できただろう。
まぁとにもかくにも、あいつの連絡先を知ってからは、俺の臓器がスマホと言っても過言ではないくらいに、スマホの着信音に反応している。
否、しすぎている。
今だってそうだ。
数分前に、今時間空いてるか?と連絡してから、スマホの画面...トーク画面と睨めっこを続けている。
同室の似鳥が、今部屋にいないからこんなことができる。
いたら、とてもじゃないが、こんな姿見せられねぇ...。
こんな、す、好きなやつからの連絡をずっと待ってるなんて...女みてぇじゃねぇか。
連絡がいつくるかわからないそわそわと、似鳥がいつ帰ってくるかわからないそわそわが、二重でそわそわさせる。
「あー、クソ、なんでこんなに俺はそわそw「ただいま戻りましたー」ぅをわい!!!!」
「えぇ?!り、凛先輩!?どうしたんですか!スマホを何度も上に上げたりして!」
「お前のせいだこのあほ!!ノックぐらいしやがれこのあほ!!あほ!!」
「えっと...なんかよくわからないですけど、あほあほ言ってる凛先輩があほっぽいですよ...」
「うるせぇ似鳥!寮の周りあと10周して来やがれ!!」
「なんでそんなに怒ってるんですかぁぁあぁ!!(泣)」
バタバタと似鳥が廊下を走っていく。
まったく、また少しは落ち着けr『Prrrrr!!』
「うをわぁぁ!?」
慌てて出てきた通話ボタンを押してしまった。
誰からだよくそっ!
『もしもし?凛くん?』
「あぁ、優雨か...って、優雨!?」
『え?う、うん、優雨だよ?
わかって出たんじゃないの(笑)』
「は!?いや、わかって出たし!!」
『はいはい』
クスクスと笑う声が、ノイズ混じりで聞こえる。
耳元で聞こえる優雨の声は、なぜか耳から熱を身体中に広げていく。
心なしか、スマホもドクドク心音をたてている気がする。
...いや、ほんとに気がするだけ、だ。
『で?時間、空いてるから連絡したんだけど...だめだったかな?』
「っ...そんなわけ、ねーだろ...。わかれよ鈍感...」
『?わかったから連絡したのにぃ(笑)』
スマホはもはや俺の臓器
(その臓器を君で満たしておくれ)
(英: smartphone)
携帯電話機の一形態を指す用語
明確な定義は無いなどとされる
電話機能・メール機能以外に加えて
様々な機能を利用できる携帯電話端末
備:日本では「スマホ」とも称されている。
最近、あいつの連絡先を教えてもらった。
表向きには、1歳年上のあいつに勉強を教えてもらうため。
本当は、違う。
ただ単純に、あいつと話をしたいから。
近頃のスマホのアプリは、お金のない学生には本当に救世主だと思う。
電話回線と介さずとも通話ができるなんて、一昔前...少なくとも、俺達がガキだった頃に、誰が想像できただろう。
まぁとにもかくにも、あいつの連絡先を知ってからは、俺の臓器がスマホと言っても過言ではないくらいに、スマホの着信音に反応している。
否、しすぎている。
今だってそうだ。
数分前に、今時間空いてるか?と連絡してから、スマホの画面...トーク画面と睨めっこを続けている。
同室の似鳥が、今部屋にいないからこんなことができる。
いたら、とてもじゃないが、こんな姿見せられねぇ...。
こんな、す、好きなやつからの連絡をずっと待ってるなんて...女みてぇじゃねぇか。
連絡がいつくるかわからないそわそわと、似鳥がいつ帰ってくるかわからないそわそわが、二重でそわそわさせる。
「あー、クソ、なんでこんなに俺はそわそw「ただいま戻りましたー」ぅをわい!!!!」
「えぇ?!り、凛先輩!?どうしたんですか!スマホを何度も上に上げたりして!」
「お前のせいだこのあほ!!ノックぐらいしやがれこのあほ!!あほ!!」
「えっと...なんかよくわからないですけど、あほあほ言ってる凛先輩があほっぽいですよ...」
「うるせぇ似鳥!寮の周りあと10周して来やがれ!!」
「なんでそんなに怒ってるんですかぁぁあぁ!!(泣)」
バタバタと似鳥が廊下を走っていく。
まったく、また少しは落ち着けr『Prrrrr!!』
「うをわぁぁ!?」
慌てて出てきた通話ボタンを押してしまった。
誰からだよくそっ!
『もしもし?凛くん?』
「あぁ、優雨か...って、優雨!?」
『え?う、うん、優雨だよ?
わかって出たんじゃないの(笑)』
「は!?いや、わかって出たし!!」
『はいはい』
クスクスと笑う声が、ノイズ混じりで聞こえる。
耳元で聞こえる優雨の声は、なぜか耳から熱を身体中に広げていく。
心なしか、スマホもドクドク心音をたてている気がする。
...いや、ほんとに気がするだけ、だ。
『で?時間、空いてるから連絡したんだけど...だめだったかな?』
「っ...そんなわけ、ねーだろ...。わかれよ鈍感...」
『?わかったから連絡したのにぃ(笑)』
スマホはもはや俺の臓器
(その臓器を君で満たしておくれ)