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本録

心を半分残したままでいる 1 / 砂原糖子

2018/08/08 20:09
BL
今世紀最大級に叫び出しそうなのを電車だから必死でこらえている
間違いなく今年一番の衝撃…一穂ミチの本の時もそんなこと言ってたけどほんまに…すごくいい…

記憶喪失っていうともー使い古されて陳腐だけどいつでも萌えられるシチュだよね〜くらいに思ってたけど砂原さんが書くとこうなるじゃん…
なんてことしやがるんだ…拍手喝采しかない。


記憶喪失を起こしやすい病気の受けちゃんが早速記憶がないところからはじまる。
ここ一年くらいの記憶しかない不安の中、行きつけのカフェのマスターと仲良くなり、一緒に昔の日記に書いてある恋人の「M」を探してもらうことなる。
だけど受けちゃんは再び記憶を失ってしまう。

記憶を失ってはまた新しい自分として暮らし、日記の中のMを求め、忘れていても同じカフェに戻ってきて、2年前と同じセリフを口にし、
そしてまた忘れてしまう。

記憶喪失ネタがありふれてるのであらすじを説明しても面白そうに聞こえないけどこれは記憶喪失と見せかけた転生ネタでは…Mとマスターと受けちゃんの関係もすごくいい。

2もさっさと買っといてよかった。。発狂するところだった
砂原さんはギャグから入ったからそういうのばっか読んでたけど確かにいつも一風変わったシチュがめっちゃ良かったよね
あ〜〜…砂原さんを買い漁ってしまう予感しかない…台風だけど明日も仕事だ…

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