ハロウィン
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嫌な予感がするのはどうしてでしょう。
どうもこんにちはアナタの猿飛佐助です。
今日は別段気にかかる事が在るわけではない。失敗した任務もないし体調が悪い訳ではない。
でも嫌な予感がする。あれかな、忍の勘ってやつ。
「こういう感じがする時はだいたい――」
「「佐助(さしけ)!鳥っくおーぁ鳥居t」」
「ほら来たぁああ!」
「「あ」」
*******
早朝、幸村と朱音が鍛錬をしている所に政宗が姿を現した。
何でも本日は特別な日なのだ、と政宗は言い出した。
「「特別…?」」
「Yes!今日はHalloweenっつー異国の祝い事の日だ」
「時代背景は大丈夫でござるか政宗殿」
「今に始まった話ではないと思うでござる幸村」
「Shut upだニコイチ。とにかく」
本日10月31日はハロウィンという行事がある。
何をするのかと言えば。
「むぅぅ、この『鳥っくおあ鳥居と』と言えば甘味が沢山貰えるというのに……!佐助め!」
「『鳥食おう鳥居と』?」
「多分違うでござる朱音。……してあやつは何処へ消えたのだ!」
「さしけの気配、まだ近くでござる!」
*******
という訳で本日のお子様方の目標は俺様からお菓子をぶん取るに決定したそうだ。
「そういう事ね……」
竜の旦那め、また意味のわからない事吹き込んで…!
朱音に気配は読まれはしているものの、屋敷内の離れた屋根の上から二人を観察しながらため息をついた。
いつしか自分が立てた朱音の未来予想説というものがあったが現在は着実に幸村2号化の路を辿っていると思う。
というかなんにせよあの子達については色々ありすぎて困っちゃうよ、俺様。
「とにかく今日はあの二人に関わらない様にしようかな……コレといったお仕事もないし……あ、久々に越後にでも行こうかn」
「おいテメェ…」
うっかり独り言をこぼしていたら突如明らかに怒気を含んだ声が聞こえてきた。
勿論誰がやってきたのか推察できるからとりあえず言い訳。
「あっははー。冗談だってぇ」
「アンタは信用ならん」
「あららー意外にお姉ちゃんっ子だったのねー」
「そういう意味じゃない!」
俺様のからかいを本気で捉えたのか―――小助は顔を真っ赤にして怒鳴った。
あー。そういう反応はやっぱり似てるねぇ。
「さすが姉弟」
「……うるせぇ」
実際この姉弟の仲については俺様にもよくわからなかったりする。
「アンタはいっつもそうだ、人で散々遊びやがって…!あいつも、迷惑だって言ってるぞっ」
「わー、小助に言われちゃった」
たまに朱音とつるんでちょっかいかけてくる癖によく言ったもんだよ。
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