のんきなようき
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「……は!、ハッ………夢…?」
佐助はぼんやりした頭で辺りを見渡す。
ここは道場ではなく朱音の部屋の前の縁側。かすがも小助もお館様もいなくて、いるのは朱音と幸村と自分だけ。
佐助はがっくりと項垂れた。
「忍がうたた寝か……」
いや、アレが夢で良かったけども。
朱音と幸村は廊下だというにも関わらず日だまりの中で眠っていた。
心地の良い風に髪を揺らし、それぞれ佐助の膝を枕にしながら。
「……ああ、はは。そうか…」
こんな状態ならあんな夢見ても仕方ないか、と佐助は苦笑した。
二人の寝顔はとても安らかだった。まるで今の戦乱の世を忘れさせられるほどの純真さだ。
「暢気だなぁ…」
のんびりと呟いた。
そして片手ずつで両側の二人の頭をゆっくり撫でた。
「……むぅ、佐助…だんご…」
「……さし…け、…はれ、」
ろくな夢を見てなさそうだ、二人とも。
「…ていうかなんでこんな状況になってんだよ」
そんなの誰も知らない。
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