5.起床
夢小説設定
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何故記憶がないのか
何故人々が殆ど利用しないあんな山奥にいたのか
何故そこで倒れていたのか
何故大怪我をしているのか
何故あそこまでの高い『技』を持っていたのか
何故たったの2日で目を覚ませたのか
何故傷の痛みですぐに悶えなかったのか
何故俺様の名前をきちんと呼ばないのか
「…以上。これくらい朱音には不明な点があるんだけど、旦那」
「…最後は別に必要ないのではないか?」
「い、いや…だって…」
「…これらはどれも朱音が再び目覚め、そして記憶を取り戻すまでわからぬ事ばかりであろう………何か焦っておるのか、佐助」
「……別に、やっぱり不明瞭なところが多いと、気になるじゃない」
「しかし、記憶がないゆえであろうが今の朱音からは歪な気配は感じぬ。暫しは様子を見守ってもよいのではないか?お前とて…進んで人との縁を断ち、傷つけたり殺めるのを好む人間ではあるまい」
「………そうだね…ありがとう、旦那……俺様、あんたが主で本当によか――」
「む、そろそろ八つ時……うむ、今日は餡団子がいい!佐助、頼んだぞ!」
「…旦那……はぁ…」
いってきまーす…
朱音が目を覚ました日の会話の一部より。
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