午前2時　駐車場にて

酔っぱらった男性が歩いてきた、その男性は服装から見るにサラリーマンだと推測される。
しばらくして酔っぱらった男性は駐車場でバランスを崩して倒れてそのまま寝てしまった。

午前6時　駐車場の近くの交番にて

翔斗（しょうと）巡査と山田（やまだ）巡査がパトロールに行こうとしていた。
その時にかなり焦った様子で交番に一人の男性が入ってきた。
ひとまずパトロールを翔斗巡査に任せて男性の話を聞いてみることにした。
男性が言うには昨日まで一緒に飲み歩いていた友人がいなくなったらしい。
もう少し詳しく聞いてみようとしたが、酔っていたためあまり覚えていないらしい。
最後に男性を見た時は駐車場に友人を呼んで連れて帰ってもらう予定だったらしい。
山田巡査は男性に駐車場の場所の案内と連れて帰るはずだった友人の家を教えてもらうことにした。

午前8時　駐車場にて

山田巡査と翔斗巡査は駐車場に手掛かりがないか探し始めた。
すると何かの欠片のようなものを10個ほど見つけた、おそらく瓶などの破片であると推測される。

午前10時　友人宅にて

翔斗巡査は山田巡査に駐車場を任せて友人宅に向かった。
インターホンを鳴らすと中には誰もいないようだ、しかし鍵が開いていることに気づいた。
翔斗巡査は中に入ってみた、すると中では人が死んでいた。
翔斗巡査はすぐに通報をしたうえで周辺に身元を証明できるものはないか探した。
すると右ポケットに社員証が入っていた、被害者の名前は山里　裕樹（やまさと　ひろき）トープル社に勤めているサラリーマンのようだ。

午後0時　警察が友人宅に到着

春木（はるき）警部と鑑識の人たちが到着した。
しばらくして容疑者が集められた、一人目は被害者と同じトープル社に勤めている倉田　一郎（くらた　いちろう）、二人目は被害者がいなくなったと交番に駆け込んだ清水　幸太郎（しみず　こうたろう）、三人目はこの家の住人であり被害者を被害者宅に連れて帰った源　彩夏（みなもと　あやか）の三人だ。

午後2時　アリバイを聞き終えた

三人からアリバイを聞いてみたところ、彩夏以外は証人がいることが分かった。
春木警部は彩夏に詳しく話を聞くことにした、すると近くで聞き込みをしていた刑事からある証言が来た、その刑事が言うに被害者の家に同居人がいるらしくその人は被害者がその日帰ってないと証言したらしい。
この証言により彩夏が被害者を連れて帰ったと言う証言におかしなところが出てきた。
しかし、まだ動機が分かっていない。
春木警部はひとまず彩夏を署に連れていくことにした。

午後6時
ここで事態が動いた。
更に聞き込みをしていた刑事が動機になりえる証言を聞いてきた、その刑事が言うには過去に被害者と彩夏は付き合っていたらしい、
しかもそれだけではなく他の女性とも付き合っていたらしい。
そしてそれについて彩夏に聞いてみたところ、「私はあいつに騙されたのよ！」と声を荒げて言った。
詳しく聞いてみたところ、被害者は他の女に金を使わせて要らなくなったら捨てるを繰り返している人だったらしい、そして彩夏もその一人で金を使わされたうえで捨てられてそのことに腹を立て殺したらしい。
なぜそのことに気づいたのか聞いたら、「車の中であいつが酔ってるときに「お前よりもいい女見つけたからもう別れるから」って言ってたのよ。」と言った。
被害者も被害者で悪いところはあるが、殺人を起こした彩夏は逮捕された。

今回の事件で駐車場に落ちていた瓶の破片は特に関係ない破片だったらしい。



END