ガチでやってみる
「さて、今日も散歩でもするかな…」そう言って家から出てきたのは「佐久間祐樹 」普段はIT企業の営業マンであり1児の父…になるはずだが20年前に離婚して子供の姿を見る事無く離れ離れになってしまった。
佐久間は近くの路地に入ると声をかけられた、「そこのお方?ちょっといいですかい?」見た目から明らかに怪しいオーラを放った顔をベールで覆った人が佐久間に近づいて来た、佐久間は逃げようとしたが何故か体が言う事を聞かなかった。
「へっへっへ、貴方の体は今動かないでしょう?私の持ってるこの時計のおかげですよ?」怪しい人は佐久間にある事を聞いて来た「貴方は過去に戻ってやり直したい事はありませんかい?私のこの時計を使えば好きな未来、好きな過去、好きなだけ変えられますよ?」そう言って来たが明らかに信じられなかった佐久間は「そんな事ありえないだろ?」そう言うと怪しい人は「はぁ…これだから人間と言うものは愚かなんですよ…試してみるだけやればいいのに。」と言われて佐久間は「あ~!分かったよ!やったら解放しろよ!」そう言って時計を買う事にして使い方を教えてもらい使うことにした。
怪しい人は「つかぬ事を聞きますが、いつに戻りたいのですか?」すると佐久間は「決まってるだろ、昔の妻に会うんだよ…」そう言って時計を起動すると時計の針がグルグルと周りだし三周程回ると止まって眩い光が起きた…次の瞬間、佐久間は時計を持ってさっきの路地にいた。
「さて、スマホで日付をチェックするか…3月17日だと?本当に戻ってるのか?」佐久間はスマホの表記を見て戻っていると思い家に帰ると「ただいま…」奥から声が聞こえた「あら?今日は早いのね。」そう言って妻だった「佐久間穂香 」が出てきた、「あ、あぁ、ちょっと今日は帰りたくなってな。」そう言う佐久間は心の中で「本当に時間を戻せたのか…?つまり、これから頑張れば離婚なんて事も起こらないのか?」そう思った佐久間は次の日から家事にも協力的になり、常に穂香に尽くすようにしていた。
ある日の午後、「なぁ、穂香…聞きたいとこがあるんだが…」そう言った佐久間に穂香は「なに?そんな真剣な顔して。」佐久間は意を決して聞いた「穂香は…俺とずっと一緒にいてくれるか?」そう聞いたのは実は、本来この日に穂香から別れを切り出されたのだ。
理由も分からずただ、「…貴方を愛すことがもう出来ないの…」と言われてそのまま分かれる事になってしまった為佐久間はこれを聞くことにより何とか心変わりしてくれたのかを聞こうとした。
穂香は少し考えて「…それは…ごめんなさい、無理なの…」そう言われて佐久間は「な、どうして…どうしてなんだよ!」そう言うと穂香は突然泣き出してしまった、「ほ、穂香…?どうして泣いてるんだ?」そう聞くと穂香は「うっ…違うの…私も一緒に居たいの…」その後穂香はこう言った「でも…私に癌が見つかって…余命が後1年って言われて…」それを聞いて佐久間は声も出なかった。
佐久間は「今俺が聞かなかったらどうしてた?」と聞くと穂香は「…貴方を愛すことがもう出来ないのって言って離婚をするつもりだったわ…私のせいで貴方に不安な思いをさせたくないの…」そう言われて佐久間は単に愛想を尽かされた訳でなく自分を心配させたくない穂香なりの優しさだったと言う事に気づいて思わず泣いてしまった、「ごめん…本当にごめんな…」そう言った後佐久間はあの時の怪しい人の言葉を思い出した、「この時計を使えば好きな未来、好きな過去、好きなだけ変えられますよ?」その時に佐久間は「もしかしたら…遠い未来では癌の余命宣告からでも直す方法があるんじゃ…」そう思った佐久間は一度穂香をなだめてこう言った「俺が何とかするよ…だから、待っていてくれ。」そう言うと穂香は「何とかするって…どうするの?」と聞いて来た為「大丈夫、良いから信じてくれ…」そう言って時計を持って家を出た。
佐久間は人目に付かない路地に行って「…時間を2200年に設定、これだけ行けばきっと大丈夫…」そう言って起動すると時計の針はグルグル回り5週した所で止まり眩い光に包まれて次の瞬間、未来に来ていた。
辺りは全て鉄や見たことも無い電子部品で作られていてまさしく「未来都市」と言った感じであった、佐久間は「この時代の事を知ってる人はいないのか?」そう思って辺りを見渡すと声をかけられた「ん?何だあんた?古い服着てんなぁ…」そう言って声をかけて来た青年が居た。
青年は「今の時代でそんなの見た事ないぜ?とりあえず、うちに来いよ?ここでそんな服着てると怪しまれるからな。」そう言って強引に腕を引いて連れていかれた佐久間は付いた場所を見て驚いた「ここ…俺の家じゃないか?」と言った佐久間を見て青年は言った「なに?俺の家?」佐久間は言った「俺は佐久間祐樹、色々あって2020年から来たんだよ。」そう言うと青年は「佐久間祐樹?…あ!お前うちの家系で言うと今から10代も昔の人じゃんか!」そう言って青年は名乗った「俺は佐久間凧 、凧って書いてかいとって読むんだぜ!」そう言って家に入れてくれた。
凧が「さて、なんでこんなところに来たのか聞いていいか?」と聞くと「今の時代って癌を余命宣告の所から完治できる薬とかあるのか?」そう言った時「そりゃ昔に出来てるよ、うちにもあるし一個持ってけよ。」そう言って凧は一つの薬を渡した、「この薬を使えば癌は愚か大体の病気は治る、分かりやすい話で万能薬って所だな。」そう言ってくれた薬を持って佐久間は帰ろうとした時、凧に言われた「あ、そうだ、最後に一ついいか?」佐久間は頷くと「お前がその薬を使う理由は知らないけど…多分、意味ないと思うぜ?」佐久間は何故そう言うのか聞くと「だってよ?仮にその薬で助かったとして過去が変わった、でもそうすると全ての因果が変わるから何かがおかしくなる。だから、下手にいじってもなんも変わらねぇって事だよ。」そう言った凧に佐久間は「因果ねぇ…でも、今はこれを成し遂げたいんだ…」すると凧は「まぁ、いいんでねぇの?だってあんたがやった行動がどうなるかは想像もつかないけど決めるのはあんただ。悔いのない行動をしてくれよ?」そう言って凧は部屋を後にした。
佐久間は時計をあの瞬間に戻して起動した、そして戻ってきた時に穂香が言った「何とかするって…どうするの?」その時佐久間は「この薬なんだけど、俺の信頼できる人から貰ったやつで言うならば万能薬だってさ。」穂香はそれを聞いて「でも、そんなので本当に治るの?」と聞いた為こう言った「あぁ…大丈夫だ。」それを聞いて穂香は万能薬を飲んでみた。
穂香は少し待って思った「…どうして…?体が軽いし肩も上がるようになってるわ…」そう言っていて後の検査で癌が跡形もなく消えていた、医者も「本当にどうなっているんだ?その万能薬とやらは…」そう言って穂香は普段通りの生活を送れるようになった…が、ある事が起きて幸せは崩れ落ちた。
佐久間達は出産を迎えた時に前日まで元気だった子供が突然心臓が止まって死んでいた事を告げられた、死因はさっぱりわからない…穂香は「何で死んじゃったの…」そう言って泣いてしまった。
佐久間は凧に言われた事をふと思い出した、「その薬で助かったとして過去が変わった、でもそうすると全ての因果が変わるから何かがおかしくなる」その時佐久間は思った、「つまり、穂香を助けると子供死んでしまうのか…」つまり、助かるのはどちらか一方らしくどちらを取るかで非常に悩んでいた、その時に穂香が言った「私ね、もうすぐ死ぬって言うから子供を産んだら実家に預けるつもりだったんだよね…私が死んでも生まれてきた子に苦労はさせたくないって思っててさ…」そして続けて言った「祐樹はさ、過去に戻ってやり直せるならどうしたい?」佐久間が言った「うーん…過去の過ちを正す?」すると穂香は言った「私はね、あの時の薬を飲まない様にしたいなぁ…だってそうすれは子供の体に影響も無かったのかも?って思ってさ…」そう言うと佐久間は言った「…それで本当にいいのか?」すると穂香は言った「うん、私が死んでも私の事を忘れないでいてくれたら良いの…」そう言ってニコっと笑ったのを見て佐久間は「…分かった、俺が何とかするよ。」そう言って時計を取り出した、「穂香の事は忘れないよ…今までありがとう。」そう言って時計を手に入れた日付に戻って何事も無かった事になった佐久間は一息ついてこう言った、「さて、全てこれで良いんだ…」そう言って路地から出て家に帰っていった。
家に着いた時に見知らぬ人が家の前に立っていた、「あの?どちら様?」と佐久間が聞くと「あ、佐久間祐樹さんですか?」佐久間が頷くと「じゃあ…初めまして、20年ぶりに会ったお父さん。」彼はそう言ってニコっと笑った…あの時の穂香の様に…
佐久間は近くの路地に入ると声をかけられた、「そこのお方?ちょっといいですかい?」見た目から明らかに怪しいオーラを放った顔をベールで覆った人が佐久間に近づいて来た、佐久間は逃げようとしたが何故か体が言う事を聞かなかった。
「へっへっへ、貴方の体は今動かないでしょう?私の持ってるこの時計のおかげですよ?」怪しい人は佐久間にある事を聞いて来た「貴方は過去に戻ってやり直したい事はありませんかい?私のこの時計を使えば好きな未来、好きな過去、好きなだけ変えられますよ?」そう言って来たが明らかに信じられなかった佐久間は「そんな事ありえないだろ?」そう言うと怪しい人は「はぁ…これだから人間と言うものは愚かなんですよ…試してみるだけやればいいのに。」と言われて佐久間は「あ~!分かったよ!やったら解放しろよ!」そう言って時計を買う事にして使い方を教えてもらい使うことにした。
怪しい人は「つかぬ事を聞きますが、いつに戻りたいのですか?」すると佐久間は「決まってるだろ、昔の妻に会うんだよ…」そう言って時計を起動すると時計の針がグルグルと周りだし三周程回ると止まって眩い光が起きた…次の瞬間、佐久間は時計を持ってさっきの路地にいた。
「さて、スマホで日付をチェックするか…3月17日だと?本当に戻ってるのか?」佐久間はスマホの表記を見て戻っていると思い家に帰ると「ただいま…」奥から声が聞こえた「あら?今日は早いのね。」そう言って妻だった「
ある日の午後、「なぁ、穂香…聞きたいとこがあるんだが…」そう言った佐久間に穂香は「なに?そんな真剣な顔して。」佐久間は意を決して聞いた「穂香は…俺とずっと一緒にいてくれるか?」そう聞いたのは実は、本来この日に穂香から別れを切り出されたのだ。
理由も分からずただ、「…貴方を愛すことがもう出来ないの…」と言われてそのまま分かれる事になってしまった為佐久間はこれを聞くことにより何とか心変わりしてくれたのかを聞こうとした。
穂香は少し考えて「…それは…ごめんなさい、無理なの…」そう言われて佐久間は「な、どうして…どうしてなんだよ!」そう言うと穂香は突然泣き出してしまった、「ほ、穂香…?どうして泣いてるんだ?」そう聞くと穂香は「うっ…違うの…私も一緒に居たいの…」その後穂香はこう言った「でも…私に癌が見つかって…余命が後1年って言われて…」それを聞いて佐久間は声も出なかった。
佐久間は「今俺が聞かなかったらどうしてた?」と聞くと穂香は「…貴方を愛すことがもう出来ないのって言って離婚をするつもりだったわ…私のせいで貴方に不安な思いをさせたくないの…」そう言われて佐久間は単に愛想を尽かされた訳でなく自分を心配させたくない穂香なりの優しさだったと言う事に気づいて思わず泣いてしまった、「ごめん…本当にごめんな…」そう言った後佐久間はあの時の怪しい人の言葉を思い出した、「この時計を使えば好きな未来、好きな過去、好きなだけ変えられますよ?」その時に佐久間は「もしかしたら…遠い未来では癌の余命宣告からでも直す方法があるんじゃ…」そう思った佐久間は一度穂香をなだめてこう言った「俺が何とかするよ…だから、待っていてくれ。」そう言うと穂香は「何とかするって…どうするの?」と聞いて来た為「大丈夫、良いから信じてくれ…」そう言って時計を持って家を出た。
佐久間は人目に付かない路地に行って「…時間を2200年に設定、これだけ行けばきっと大丈夫…」そう言って起動すると時計の針はグルグル回り5週した所で止まり眩い光に包まれて次の瞬間、未来に来ていた。
辺りは全て鉄や見たことも無い電子部品で作られていてまさしく「未来都市」と言った感じであった、佐久間は「この時代の事を知ってる人はいないのか?」そう思って辺りを見渡すと声をかけられた「ん?何だあんた?古い服着てんなぁ…」そう言って声をかけて来た青年が居た。
青年は「今の時代でそんなの見た事ないぜ?とりあえず、うちに来いよ?ここでそんな服着てると怪しまれるからな。」そう言って強引に腕を引いて連れていかれた佐久間は付いた場所を見て驚いた「ここ…俺の家じゃないか?」と言った佐久間を見て青年は言った「なに?俺の家?」佐久間は言った「俺は佐久間祐樹、色々あって2020年から来たんだよ。」そう言うと青年は「佐久間祐樹?…あ!お前うちの家系で言うと今から10代も昔の人じゃんか!」そう言って青年は名乗った「俺は
凧が「さて、なんでこんなところに来たのか聞いていいか?」と聞くと「今の時代って癌を余命宣告の所から完治できる薬とかあるのか?」そう言った時「そりゃ昔に出来てるよ、うちにもあるし一個持ってけよ。」そう言って凧は一つの薬を渡した、「この薬を使えば癌は愚か大体の病気は治る、分かりやすい話で万能薬って所だな。」そう言ってくれた薬を持って佐久間は帰ろうとした時、凧に言われた「あ、そうだ、最後に一ついいか?」佐久間は頷くと「お前がその薬を使う理由は知らないけど…多分、意味ないと思うぜ?」佐久間は何故そう言うのか聞くと「だってよ?仮にその薬で助かったとして過去が変わった、でもそうすると全ての因果が変わるから何かがおかしくなる。だから、下手にいじってもなんも変わらねぇって事だよ。」そう言った凧に佐久間は「因果ねぇ…でも、今はこれを成し遂げたいんだ…」すると凧は「まぁ、いいんでねぇの?だってあんたがやった行動がどうなるかは想像もつかないけど決めるのはあんただ。悔いのない行動をしてくれよ?」そう言って凧は部屋を後にした。
佐久間は時計をあの瞬間に戻して起動した、そして戻ってきた時に穂香が言った「何とかするって…どうするの?」その時佐久間は「この薬なんだけど、俺の信頼できる人から貰ったやつで言うならば万能薬だってさ。」穂香はそれを聞いて「でも、そんなので本当に治るの?」と聞いた為こう言った「あぁ…大丈夫だ。」それを聞いて穂香は万能薬を飲んでみた。
穂香は少し待って思った「…どうして…?体が軽いし肩も上がるようになってるわ…」そう言っていて後の検査で癌が跡形もなく消えていた、医者も「本当にどうなっているんだ?その万能薬とやらは…」そう言って穂香は普段通りの生活を送れるようになった…が、ある事が起きて幸せは崩れ落ちた。
佐久間達は出産を迎えた時に前日まで元気だった子供が突然心臓が止まって死んでいた事を告げられた、死因はさっぱりわからない…穂香は「何で死んじゃったの…」そう言って泣いてしまった。
佐久間は凧に言われた事をふと思い出した、「その薬で助かったとして過去が変わった、でもそうすると全ての因果が変わるから何かがおかしくなる」その時佐久間は思った、「つまり、穂香を助けると子供死んでしまうのか…」つまり、助かるのはどちらか一方らしくどちらを取るかで非常に悩んでいた、その時に穂香が言った「私ね、もうすぐ死ぬって言うから子供を産んだら実家に預けるつもりだったんだよね…私が死んでも生まれてきた子に苦労はさせたくないって思っててさ…」そして続けて言った「祐樹はさ、過去に戻ってやり直せるならどうしたい?」佐久間が言った「うーん…過去の過ちを正す?」すると穂香は言った「私はね、あの時の薬を飲まない様にしたいなぁ…だってそうすれは子供の体に影響も無かったのかも?って思ってさ…」そう言うと佐久間は言った「…それで本当にいいのか?」すると穂香は言った「うん、私が死んでも私の事を忘れないでいてくれたら良いの…」そう言ってニコっと笑ったのを見て佐久間は「…分かった、俺が何とかするよ。」そう言って時計を取り出した、「穂香の事は忘れないよ…今までありがとう。」そう言って時計を手に入れた日付に戻って何事も無かった事になった佐久間は一息ついてこう言った、「さて、全てこれで良いんだ…」そう言って路地から出て家に帰っていった。
家に着いた時に見知らぬ人が家の前に立っていた、「あの?どちら様?」と佐久間が聞くと「あ、佐久間祐樹さんですか?」佐久間が頷くと「じゃあ…初めまして、20年ぶりに会ったお父さん。」彼はそう言ってニコっと笑った…あの時の穂香の様に…
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