GAMEMODE:REALPLAY ~NEW GAME~
グレイスがシェル一行の元から離れて数分後、グレイスは何処かにあるビルの前に居た。
グレイスはビルの入り口のカードリーダーに神器保全委員会の会員証をかざしてビルの中に入って行った。
グレイス「………」(ビルの中を歩いている)
胸の無い女性「でさぁ~(雑談中だったがグレイスに気付く)あっ…」
煙草を吸っている男性「あ?(グレイスに気付く)おう、お帰り。」(軽く会釈)
グレイス「ただいま戻りました、所でウィンストンさん?そこのおとぼけぺたんぬとどれぐらい前から雑談してましたか?」(女性を指差す)
煙草を吸っている男性 「ミシェルと何時から話してたか?そうだな………5分?」
グレイス「じゃあ話以外でなら?」
ウィンストン「今週はずっと俺と遊んでたぜ?なぁ?」
胸の無い女性 「えっ!?あ、いや…えっとね………ウィンストンが悪い!」
グレイス「正直に言いなさい!」(指を指す)
ミシェル「サボってました!ってあ…その能力ずるいよ!」
グレイス「あのですねミシェルさん?先程怒りの神器の方に異変解決の為に神器をくれと言う人が来ました。」
ミシェル「うわーっ!それは大変だーっ!先向かっててくださいグレイスさん!」(逃げようとする)
グレイス「もう手遅れです、生憎シンプウ氏は怒りの神器を彼らに渡してしまいました。」
グレイス「しかも本人の意思なので我々では奪い返す事は困難を極めるでしょうね…それでミシェルさん?貴方怒りの神器担当の前は喜びの神器担当でしたよね?」
ミシェル「(ギクッ…)そ、そー言えば!私その時もなんか強い集団にうわーってされてー」
グレイス「先程話した人達の中に喜びの神器所有者の方が居ました。」
ミシェル「嘘ぉ!?あの狂人手懐けたのか!?」
グレイス「貴方の管理体制のせいで故障したんでしょうがぁ!このおとぼけぺたんぬぅ!」
ミシェル「ひゃい…ずびばぜんでじだ…」(半泣き)
グレイス「ともかく、貴方のサボり癖と雑な対応で既に2つの神器を失っています。」
グレイス「この事は上層部内でも話しておきますし神器保全委員会上層部からの降格、状況によって除名も視野に入れます。」
ミシェル「そ、それだけは何とか…頼むよグレイスぅ…」
グレイス「流石に面倒見切れません、それでは業務報告がありますので私はこれで失礼します。」
ウィンストン「ちょっと待ってくれ、そいつ等ってまだ火山周辺居るか?」
グレイス「時間から見てそう遠くには行って無いと思います、それと確か…頂上の景色を見たいと行ってたと思います。」
ウィンストン「へぇ…ありがとさん。」(メモ帳を取り出した)
ウィンストンはメモ帳に「出動許可」と書いてその数秒後何処かへ消えた。
グレイス「彼が自ら行動を起こすとは珍しいですね…」
ミシェル「じゃあ私も…」(メモ帳を取り出した)
グレイス「逃がしませんよ?(メモ帳を奪い取る)しっかり反省するまで没収です。」
………
……
…
その頃、火山山頂付近ではシンプウ氏の案内によってシェル一行が山頂に向かっていた。
シンプウ「わしはあそこに入る様に言われてから日課の登山も出来んくなってしまってな、久々の山登りは楽しくて仕方ないわい!」(山肌をガシガシ登って行く)
メック「ちょ、待って…速い速い!」
シェル「シンプウさん!待ってー!」
クレー「うわっ!?落ちるっ!?」(バランスを崩す)
タイム「チッ…(クレーの傍に瞬間移動する)大丈夫か?」
クレー「あ、ありがと…助かったぁ…」
タイム「全員で時間移動出来ればもっと楽なんだがな…山頂に登ったであろう時間まで飛ばせる。」
シンプウ「ふぉっふぉっふぉ、わしもまだまだ若い者には負けんぞ!」
メック「あんたすげぇな本当…あの戦いも手抜いたんじゃねぇか?」
シンプウ「正直、戦えん事もないがな。」
メック「バケモンだよ…あんた…」
シンプウ「ほら、もう少しで頂上じゃ!わしは先に行っておるぞ~」(更にペースが上がった)
それから遅れる事数分から数十分、ようやく全員が山を登り切った。
山頂は所々に枯れかけの木が生えていて観光地だった頃の名残か多数の建物や転落防止の柵の様な瓦礫が多くある、そしてここがレイスが見たかった山頂からの景色が見れる場所でもある。
レイス「はぁ…はぁ…昔さ…もっと整備された登山道無かったっけ…?」
シンプウ「あぁ、それなら少し前の戦争で崩れたぞ?」
レイス「なるほど…争いを憎む気持ちが若干分かった…」
シェル「レイスさん、ここまで来てどう思いますか?」
レイス「そうだな………昔来た時は子供の頃だったからあんまり覚えては無かったんだよな。」
レイス「でもなんだか…少しだけ懐かしさを感じる…」(カメラを取り出す)
レイス「えっと…この辺りかな?(写真を撮って出てきた写真を見る)うん、我なら良い写真が撮れたと思うよ。」(写真を見せる)
そこには雄大な自然と夕日を背景に沢山の人が住む町が写っていた。
レイス「これは僕が家族と過ごした日の大切な思い出であり、大切な仲間と過ごした一日の思い出でもある。」
レイス「皆、俺の我儘に付き合ってくれてありがとう!」(深々とお辞儀)
通知「思い出:『山頂からの景色の写真』を手に入れた!」
通知「レイスは『ノスタルジアセーブ』を覚えた!」
通知「レイスは『ノスタルジアロード』を覚えた!」
通知「レイスの思い出について聞きますか?」(はいを選択)
レイス「俺の両親ってさ、昔っから旅行が好きだったんだよ。」
親父は元航空会社のエリートサラリーマンで母は元CAとか言う割と凄い両親の下に産まれたんだけどさ。
毎年誕生日になる度国内外問わず色んな場所に旅行に行ってその度写真を撮ってたんだよ、いつしか自分がその写真を見返した時「こんな事もあったよね~」って笑い合える様にさ。
そして俺は何時しか写真でしか伝えられない思いを伝える為に写真家の道を志した、それで他にも色んな場所を旅して写真を撮りに行ったんだ。
そんなある日、俺の故郷が魔物の襲撃に遭い両親は行方不明になった。
俺は旅行先から急いで帰ったが家は当然の様に壊滅、あれだけ沢山あった筈の写真のアルバムも全部無くなっていた…それでも辛うじて親父の写真だけは瓦礫に引っかかる様な形だった所を見つける事が出来た。
あれから俺は家族との失った思い出を思い出す為過去に来た場所を巡っていたんだよな………
レイス「………なぁ、シェル…もう一つだけ我儘聞いて貰っても良いかな…?」
シェル「なんですか?」
レイス「俺さ、もっともっと強くなって皆と一緒に戦える様になるからさ…俺もシェル達と一緒に行っても良いかな?」
レイス「もっと色んな場所に行ってもし自分が親父や故郷の人達に逢う事があったらその思い出を沢山話せる様にしたいんだ。」
シェル「勿論!一緒に行きましょう!」
レイス「ありがとね…じゃあ改めてよろしく!」
通知「レイスは『メモリアルブック』を覚えた!」
シンプウ「ぐっすん…およよ…泣けるのう…」
そんな話をしていると何処からか声が聞こえた
???「めっちゃ良い話してる所割り込んで悪いんだけどさ、ちょっと良いか?」
シェル「え?い、何時から居たんですか?」
ウィンストン「うぃーっす、神器保全委員会でーす。」(煙草を吸っている)
ウィンストン「もしかしてあんた等が怒りの神器貰ったって言うシェル御一行?」
シェル「そうですけど…」
ウィンストン「なら話は早い、お前さ神器返してくれね?」
シェル「え?」
シンプウ「申し訳ないがこれはわしが彼らに渡した物であって…」
ウィンストン「うるせぇんだよ。」(シンプウを掴み上げる)
メック「爺さん!」
ウィンストン「お前はもう所有者じゃねぇんだよ!(山から投げ飛ばす)じゃあな。」(吸っていた煙草をシンプウ目掛けて投げる)
その直後投げた煙草が巨大化してシンプウを押し潰しながら山を転がり落ちて行った…
跡には大量の血と煙草の灰が散らばっていた。
ウィンストン「さ・て・と、返してくれる?それうちの管轄だから。」
メック「お前…よくも爺さんを!」
ウィンストン「へっ、あんた等だって寄ってたかって殺しにかかってたじゃねぇか?変身もしてない1vs1の俺を見習えっての。」
ウィンストン「それともし素直に渡さねぇってんなら少々痛い目に遭う事になるが…どうする?」(不気味な笑い)
シェル「(くっ…こいつ只者じゃないオーラがあるぞ…でも…)渡す訳には行きません!欲しかったら…力を証明してください!」(杖を掲げ上げる)
シェル「フォルムチェンジ!『アーティファクト・オブ・アンガ―!』………あ、あれ?」(しかし何も起こらない)
ウィンストン「ん?その感じお前知らないな?」
シェル「な、何を?」
ウィンストン「いや、知らないならその方が好都合だ。でもどうすっかなぁ~これはこれで面白いかもしれねぇな…」
ウィンストン「ん~なぁ、お前名前なんて言うんだ?」
シェル「シェルだ。」
ウィンストン「シェルダ?ポケモンかなんかか?」
シェル「シェル!だは終止形の方。」
ウィンストン「何マジになってんの?分かってるに決まってんだろネタが通じねぇ奴はこれだから嫌いだ…」
ウィンストン「ともかくシェルってさ?仮に俺とグレイスだったどっちと仲間になりたい?」
シェル「え?急に言われたら分からないな…」
ウィンストン「そうか、じゃあちょっと変えて…どっちを殺したい?」
シェル「だったら俺はシンプウの仇もあるからお前を殺したい。」
ウィンストン「オーケーオーケー、じゃあその神器渡してくれよ?」
ウィンストン「そしたら俺を殺す口実が出来てそれを上手~く使えばグレイスとお近づきになれるかも知れねぇぞ?」
シェル「だから渡す気はないって…」
ウィンストン「あーわぁったわぁったもう、まぁ良いけど俺別に暇じゃないんで軽く遊ぶだけだぞ?」
ウィンストンが現れた、この戦闘は逃げられない。
ウィンストン「力示すだけなら変身は要らねぇか…ちゃっちゃと変身しろよあんたら。」
シェル一行は戦闘準備をして防御態勢を取った
ウィンストン「んじゃ行きまーす、おらよ!」
ウィンストンは相手全体に堕落の残り香を放った!
シェルには当てなかった。
ヒットにHPの100%のダメージ!
クレーにHPの100%のダメージ!
ムーンにHPの100%のダメージ!
タイムにHPの100%のダメージ!
メックにHPの100%のダメージ!
レイスにHPの100%のダメージ!
シェル「なっ!?なんだ今の!?」
ウィンストン「知りたいか?神器くれたらこのぐらいの情報なら…良いぜ?」
シェル「………分かった…だが絶対に取り返すからな!」
シェルは怒りの神器を失った…
ウィンストン「交渉成立、んでこの技なんだがな?俺の宝物の効果の一つだ。」
ウィンストン「だがこれは変身解除時にしか効果がねぇ、だからお前らに知られても大した問題じゃねぇんだな。」
ウィンストン「次やる時はガチで殺すから変身しないなんて舐めた真似はしねぇよ。」(冷めた目でシェルを見据える)
シェル「っ!?(何だこの感覚…手足に力が入らなくて足が痺れるような…)」
ウィンストン「じゃそう言う訳で俺は帰るけど一つ良い事教えてやるよ、次は哀しみの神器がおすすめだぜ?なんたってそこはグレイスの担当になる予定だからな。」
ウィンストン「多分そこ行きゃ神器の持ち主かグレイス辺りと戦闘になるんじゃね?んでその時でも良いし落ち着いてからでも良いからグレイスにあったらこう言っておいてくれ。」
ウィンストン「『ウィンストンより、花蘇芳 を渡したいから帰って来い』ってな、多分グレイス即座にお前の味方付くぜ?だから戦闘前がおすすめだぜ!じゃあな。」(メモ帳を取り出す)
ウィンストンはメモ帳に「帰還要請」と書いた、その数秒後何処かに消えた…
シェル「………クソッ!」
続く
グレイスはビルの入り口のカードリーダーに神器保全委員会の会員証をかざしてビルの中に入って行った。
グレイス「………」(ビルの中を歩いている)
胸の無い女性「でさぁ~(雑談中だったがグレイスに気付く)あっ…」
煙草を吸っている男性「あ?(グレイスに気付く)おう、お帰り。」(軽く会釈)
グレイス「ただいま戻りました、所でウィンストンさん?そこのおとぼけぺたんぬとどれぐらい前から雑談してましたか?」(女性を指差す)
グレイス「じゃあ話以外でなら?」
ウィンストン「今週はずっと俺と遊んでたぜ?なぁ?」
グレイス「正直に言いなさい!」(指を指す)
ミシェル「サボってました!ってあ…その能力ずるいよ!」
グレイス「あのですねミシェルさん?先程怒りの神器の方に異変解決の為に神器をくれと言う人が来ました。」
ミシェル「うわーっ!それは大変だーっ!先向かっててくださいグレイスさん!」(逃げようとする)
グレイス「もう手遅れです、生憎シンプウ氏は怒りの神器を彼らに渡してしまいました。」
グレイス「しかも本人の意思なので我々では奪い返す事は困難を極めるでしょうね…それでミシェルさん?貴方怒りの神器担当の前は喜びの神器担当でしたよね?」
ミシェル「(ギクッ…)そ、そー言えば!私その時もなんか強い集団にうわーってされてー」
グレイス「先程話した人達の中に喜びの神器所有者の方が居ました。」
ミシェル「嘘ぉ!?あの狂人手懐けたのか!?」
グレイス「貴方の管理体制のせいで故障したんでしょうがぁ!このおとぼけぺたんぬぅ!」
ミシェル「ひゃい…ずびばぜんでじだ…」(半泣き)
グレイス「ともかく、貴方のサボり癖と雑な対応で既に2つの神器を失っています。」
グレイス「この事は上層部内でも話しておきますし神器保全委員会上層部からの降格、状況によって除名も視野に入れます。」
ミシェル「そ、それだけは何とか…頼むよグレイスぅ…」
グレイス「流石に面倒見切れません、それでは業務報告がありますので私はこれで失礼します。」
ウィンストン「ちょっと待ってくれ、そいつ等ってまだ火山周辺居るか?」
グレイス「時間から見てそう遠くには行って無いと思います、それと確か…頂上の景色を見たいと行ってたと思います。」
ウィンストン「へぇ…ありがとさん。」(メモ帳を取り出した)
ウィンストンはメモ帳に「出動許可」と書いてその数秒後何処かへ消えた。
グレイス「彼が自ら行動を起こすとは珍しいですね…」
ミシェル「じゃあ私も…」(メモ帳を取り出した)
グレイス「逃がしませんよ?(メモ帳を奪い取る)しっかり反省するまで没収です。」
………
……
…
その頃、火山山頂付近ではシンプウ氏の案内によってシェル一行が山頂に向かっていた。
シンプウ「わしはあそこに入る様に言われてから日課の登山も出来んくなってしまってな、久々の山登りは楽しくて仕方ないわい!」(山肌をガシガシ登って行く)
メック「ちょ、待って…速い速い!」
シェル「シンプウさん!待ってー!」
クレー「うわっ!?落ちるっ!?」(バランスを崩す)
タイム「チッ…(クレーの傍に瞬間移動する)大丈夫か?」
クレー「あ、ありがと…助かったぁ…」
タイム「全員で時間移動出来ればもっと楽なんだがな…山頂に登ったであろう時間まで飛ばせる。」
シンプウ「ふぉっふぉっふぉ、わしもまだまだ若い者には負けんぞ!」
メック「あんたすげぇな本当…あの戦いも手抜いたんじゃねぇか?」
シンプウ「正直、戦えん事もないがな。」
メック「バケモンだよ…あんた…」
シンプウ「ほら、もう少しで頂上じゃ!わしは先に行っておるぞ~」(更にペースが上がった)
それから遅れる事数分から数十分、ようやく全員が山を登り切った。
山頂は所々に枯れかけの木が生えていて観光地だった頃の名残か多数の建物や転落防止の柵の様な瓦礫が多くある、そしてここがレイスが見たかった山頂からの景色が見れる場所でもある。
レイス「はぁ…はぁ…昔さ…もっと整備された登山道無かったっけ…?」
シンプウ「あぁ、それなら少し前の戦争で崩れたぞ?」
レイス「なるほど…争いを憎む気持ちが若干分かった…」
シェル「レイスさん、ここまで来てどう思いますか?」
レイス「そうだな………昔来た時は子供の頃だったからあんまり覚えては無かったんだよな。」
レイス「でもなんだか…少しだけ懐かしさを感じる…」(カメラを取り出す)
レイス「えっと…この辺りかな?(写真を撮って出てきた写真を見る)うん、我なら良い写真が撮れたと思うよ。」(写真を見せる)
そこには雄大な自然と夕日を背景に沢山の人が住む町が写っていた。
レイス「これは僕が家族と過ごした日の大切な思い出であり、大切な仲間と過ごした一日の思い出でもある。」
レイス「皆、俺の我儘に付き合ってくれてありがとう!」(深々とお辞儀)
通知「思い出:『山頂からの景色の写真』を手に入れた!」
通知「レイスは『ノスタルジアセーブ』を覚えた!」
通知「レイスは『ノスタルジアロード』を覚えた!」
通知「レイスの思い出について聞きますか?」(はいを選択)
レイス「俺の両親ってさ、昔っから旅行が好きだったんだよ。」
親父は元航空会社のエリートサラリーマンで母は元CAとか言う割と凄い両親の下に産まれたんだけどさ。
毎年誕生日になる度国内外問わず色んな場所に旅行に行ってその度写真を撮ってたんだよ、いつしか自分がその写真を見返した時「こんな事もあったよね~」って笑い合える様にさ。
そして俺は何時しか写真でしか伝えられない思いを伝える為に写真家の道を志した、それで他にも色んな場所を旅して写真を撮りに行ったんだ。
そんなある日、俺の故郷が魔物の襲撃に遭い両親は行方不明になった。
俺は旅行先から急いで帰ったが家は当然の様に壊滅、あれだけ沢山あった筈の写真のアルバムも全部無くなっていた…それでも辛うじて親父の写真だけは瓦礫に引っかかる様な形だった所を見つける事が出来た。
あれから俺は家族との失った思い出を思い出す為過去に来た場所を巡っていたんだよな………
レイス「………なぁ、シェル…もう一つだけ我儘聞いて貰っても良いかな…?」
シェル「なんですか?」
レイス「俺さ、もっともっと強くなって皆と一緒に戦える様になるからさ…俺もシェル達と一緒に行っても良いかな?」
レイス「もっと色んな場所に行ってもし自分が親父や故郷の人達に逢う事があったらその思い出を沢山話せる様にしたいんだ。」
シェル「勿論!一緒に行きましょう!」
レイス「ありがとね…じゃあ改めてよろしく!」
通知「レイスは『メモリアルブック』を覚えた!」
シンプウ「ぐっすん…およよ…泣けるのう…」
そんな話をしていると何処からか声が聞こえた
???「めっちゃ良い話してる所割り込んで悪いんだけどさ、ちょっと良いか?」
シェル「え?い、何時から居たんですか?」
ウィンストン「うぃーっす、神器保全委員会でーす。」(煙草を吸っている)
ウィンストン「もしかしてあんた等が怒りの神器貰ったって言うシェル御一行?」
シェル「そうですけど…」
ウィンストン「なら話は早い、お前さ神器返してくれね?」
シェル「え?」
シンプウ「申し訳ないがこれはわしが彼らに渡した物であって…」
ウィンストン「うるせぇんだよ。」(シンプウを掴み上げる)
メック「爺さん!」
ウィンストン「お前はもう所有者じゃねぇんだよ!(山から投げ飛ばす)じゃあな。」(吸っていた煙草をシンプウ目掛けて投げる)
その直後投げた煙草が巨大化してシンプウを押し潰しながら山を転がり落ちて行った…
跡には大量の血と煙草の灰が散らばっていた。
ウィンストン「さ・て・と、返してくれる?それうちの管轄だから。」
メック「お前…よくも爺さんを!」
ウィンストン「へっ、あんた等だって寄ってたかって殺しにかかってたじゃねぇか?変身もしてない1vs1の俺を見習えっての。」
ウィンストン「それともし素直に渡さねぇってんなら少々痛い目に遭う事になるが…どうする?」(不気味な笑い)
シェル「(くっ…こいつ只者じゃないオーラがあるぞ…でも…)渡す訳には行きません!欲しかったら…力を証明してください!」(杖を掲げ上げる)
シェル「フォルムチェンジ!『アーティファクト・オブ・アンガ―!』………あ、あれ?」(しかし何も起こらない)
ウィンストン「ん?その感じお前知らないな?」
シェル「な、何を?」
ウィンストン「いや、知らないならその方が好都合だ。でもどうすっかなぁ~これはこれで面白いかもしれねぇな…」
ウィンストン「ん~なぁ、お前名前なんて言うんだ?」
シェル「シェルだ。」
ウィンストン「シェルダ?ポケモンかなんかか?」
シェル「シェル!だは終止形の方。」
ウィンストン「何マジになってんの?分かってるに決まってんだろネタが通じねぇ奴はこれだから嫌いだ…」
ウィンストン「ともかくシェルってさ?仮に俺とグレイスだったどっちと仲間になりたい?」
シェル「え?急に言われたら分からないな…」
ウィンストン「そうか、じゃあちょっと変えて…どっちを殺したい?」
シェル「だったら俺はシンプウの仇もあるからお前を殺したい。」
ウィンストン「オーケーオーケー、じゃあその神器渡してくれよ?」
ウィンストン「そしたら俺を殺す口実が出来てそれを上手~く使えばグレイスとお近づきになれるかも知れねぇぞ?」
シェル「だから渡す気はないって…」
ウィンストン「あーわぁったわぁったもう、まぁ良いけど俺別に暇じゃないんで軽く遊ぶだけだぞ?」
ウィンストンが現れた、この戦闘は逃げられない。
ウィンストン「力示すだけなら変身は要らねぇか…ちゃっちゃと変身しろよあんたら。」
シェル一行は戦闘準備をして防御態勢を取った
ウィンストン「んじゃ行きまーす、おらよ!」
ウィンストンは相手全体に堕落の残り香を放った!
シェルには当てなかった。
ヒットにHPの100%のダメージ!
クレーにHPの100%のダメージ!
ムーンにHPの100%のダメージ!
タイムにHPの100%のダメージ!
メックにHPの100%のダメージ!
レイスにHPの100%のダメージ!
シェル「なっ!?なんだ今の!?」
ウィンストン「知りたいか?神器くれたらこのぐらいの情報なら…良いぜ?」
シェル「………分かった…だが絶対に取り返すからな!」
シェルは怒りの神器を失った…
ウィンストン「交渉成立、んでこの技なんだがな?俺の宝物の効果の一つだ。」
ウィンストン「だがこれは変身解除時にしか効果がねぇ、だからお前らに知られても大した問題じゃねぇんだな。」
ウィンストン「次やる時はガチで殺すから変身しないなんて舐めた真似はしねぇよ。」(冷めた目でシェルを見据える)
シェル「っ!?(何だこの感覚…手足に力が入らなくて足が痺れるような…)」
ウィンストン「じゃそう言う訳で俺は帰るけど一つ良い事教えてやるよ、次は哀しみの神器がおすすめだぜ?なんたってそこはグレイスの担当になる予定だからな。」
ウィンストン「多分そこ行きゃ神器の持ち主かグレイス辺りと戦闘になるんじゃね?んでその時でも良いし落ち着いてからでも良いからグレイスにあったらこう言っておいてくれ。」
ウィンストン「『ウィンストンより、
ウィンストンはメモ帳に「帰還要請」と書いた、その数秒後何処かに消えた…
シェル「………クソッ!」
続く