GAMEMODE:REALPLAY ~NEW GAME~
シェル「さて、いざ入ったはいい物の何処へ行けば良いのかな?」
レイス「俺の記憶だと昔のこの火山は休火山だった事もあって結構整備も進んでて横道がそこまで無かったんだ。」
レイス「基本は道なりに進むのが良いと思うけど多分この感じだと色々不味い事にはなってそうなんだよねぇ…」
メック「じゃあとりあえず基本道なりって感じで良いか、いざとなったら引き返そう。」
レイス「だね、じゃあ行こうか。」
シェル一行は火山を道なりに進み始めた。
しばらくは特に敵襲も無くただひたすらに道に沿って進むだけで非常に楽だった………が、何かがおかしい。
シェル「………あのさ、マジで誰も居なくない?」
メック「え?あぁ、確かにそうだけど別にこれでも良くね?」
シェル「いや、メックの時だってかなり古びた神殿にそれなりに敵が居たんだ。こんな如何にも「火属性出ますよー!」みたいな所に何も居ないのおかしくないか?」
レイス「となると…考えられるのは二つ、一つは「敵達が何処かに集まって俺達を待ち構えている」か、もう一つが「何らかの理由でここの敵達が全ていなくなっている」か…だね。」
タイム「どうやら後者の方が合ってるっぽいぞ?これ見て見ろよ?」(何かを拾った)
タイムが手に持っていたのは小さな炭の破片と鉛筆の削りカスの様な物だった。
炭はともかく削りカスは明らかにこの場に似つかわしくない物である為少なくとも他の人間がさっきまでここに居た事が分かった。
タイム「私が思うにこれは約30分程前にここに落とされた物だ、恐らくここで鉛筆を削った奴がこの先に居る。」
タイム「ま、居ると言っても走らないと追いつけはしないだろうがな。」
メック「この時代に鉛筆?学校ですらシャーペンの時代なのに。」
タイム「よく考えろ、私達も「古い物を使う理由」があるだろ?」
シェル「宝物…って事か。」
タイム「恐らくな、だが鉛筆単体で何かできるとは考えにくい…それこそ画家なら筆や絵の具の方が様になるだろ?」
タイム「鉛筆はあくまで手段の一つだろう、これが必要不可欠な職業があるんじゃねぇのかな。」
レイス「うーん…ってなるとやっぱり書記系なのかな?でも火力に直結しにくいし…」
シェル「だとしたら複数人の可能性も視野に入れないとな。」
メック「こりゃ今回も骨が折れそうだ…」
そしてしばらく進むと火山の壁際に座ってる人が居た。
彼女は赤い眼鏡をかけた赤髪の女性でこの場所には似つかわしくないスーツ姿と右胸に「神器保全委員会火山支部支部長:ティー
・グレイス」と書かれていた。
グレイス「温度変化無し・怪異発生状況良好…後は神器の確認だけ、もう一踏ん張りしますか。」(メモ帳に何かを書きこんで居た)
シェル「あのーちょっと良いですか?」
グレイス「なっ!?貴方達何処から来たんですか!ここは一般市民立ち入り禁止の筈ですよ!」
レイス「え?俺普通に入れたんだけど…」
グレイス「くっ…だから早めに入口を封鎖しろと言ったのにあのおとぼけぺたんぬめ…」(メモ帳に何かを書く)
グレイス「はぁ、良いでしょう。今すぐ皆様が帰って頂けるなら今回は私も目を瞑ります。」
メック「嫌だよ?俺達世界を守る為に神器が必要だからな。」
シェル「後レイスさんに頂上の景色を見せないと。」
グレイス「は?頂上の景色っていつの話をしてるんですか?良いですか、今この火山は活火山になっています。」
グレイス「その原因がここに封印されている怒りの神器の所有者である「マーク・シンプウ氏」が封印を破り始めた事に起因します。」
グレイス「そこで我々神器保全委員会火山支部が交代でこの火山内の見回りや封印状況の確認、状況に応じては規定の手順によって封印の張り直しをしています。」
グレイス「この試みは今から約10年程前から始まっておりメディア各社も大々的に報道している筈です、それを貴方がたは知らないと言いたいのですか?」
シェル「えーっと…」
グレイス「はいかいいえで答えなさい!」(シェルを指差した)
シェル「はい!あ、あれ?えちょ待って…あれ?」
グレイス「そうですか、どうやら貴方は本当にここが立ち入り禁止なのを知らなかったのですね…ではそこの貴方は?」(レイスを指差した)
レイス「いいえ!え?俺今なんて言った…?」
グレイス「危険を承知で飛び込んだのかただの馬鹿なのかは知りませんが今すぐ帰ってください、我々の仕事の邪魔にしかなりません。それでは。」(先に進んだ)
メック「なんだあれ?感じ悪~」
レイス「シェルってさ、はいって言おうと思ってた?」
シェル「いや…なんか無意識のうちにはいって…」
レイス「マジ?あいつマインドコントロール的な事も出来るのか?」
タイム「どう言う事だ?」
レイス「いやその…はいかいいえで答えろって言われたら身体が勝手に…なぁ?」
シェル「そうなんですよ…どうなってるんでしょうかこれ?」
メック「うわー面倒な奴敵に回したかもなぁ…」
メック「でも俺あいつなんか嫌いだからちょっかいかけてやろっ。」
タイム「お前なぁ…まぁ、どの道私達は神器が必要だ。あいつが何が何でも守ろうとするなら力で押し通るしかないな。」
メック「タイムさん物分かり良いねぇ~俺そう言うの好き。」
タイム「行くぞ、恐らくこの先にその「怒りの神器」とやらがあるようだ。」(先に進んだ)
メック「よっしゃ行くぞ~!」
続く
レイス「俺の記憶だと昔のこの火山は休火山だった事もあって結構整備も進んでて横道がそこまで無かったんだ。」
レイス「基本は道なりに進むのが良いと思うけど多分この感じだと色々不味い事にはなってそうなんだよねぇ…」
メック「じゃあとりあえず基本道なりって感じで良いか、いざとなったら引き返そう。」
レイス「だね、じゃあ行こうか。」
シェル一行は火山を道なりに進み始めた。
しばらくは特に敵襲も無くただひたすらに道に沿って進むだけで非常に楽だった………が、何かがおかしい。
シェル「………あのさ、マジで誰も居なくない?」
メック「え?あぁ、確かにそうだけど別にこれでも良くね?」
シェル「いや、メックの時だってかなり古びた神殿にそれなりに敵が居たんだ。こんな如何にも「火属性出ますよー!」みたいな所に何も居ないのおかしくないか?」
レイス「となると…考えられるのは二つ、一つは「敵達が何処かに集まって俺達を待ち構えている」か、もう一つが「何らかの理由でここの敵達が全ていなくなっている」か…だね。」
タイム「どうやら後者の方が合ってるっぽいぞ?これ見て見ろよ?」(何かを拾った)
タイムが手に持っていたのは小さな炭の破片と鉛筆の削りカスの様な物だった。
炭はともかく削りカスは明らかにこの場に似つかわしくない物である為少なくとも他の人間がさっきまでここに居た事が分かった。
タイム「私が思うにこれは約30分程前にここに落とされた物だ、恐らくここで鉛筆を削った奴がこの先に居る。」
タイム「ま、居ると言っても走らないと追いつけはしないだろうがな。」
メック「この時代に鉛筆?学校ですらシャーペンの時代なのに。」
タイム「よく考えろ、私達も「古い物を使う理由」があるだろ?」
シェル「宝物…って事か。」
タイム「恐らくな、だが鉛筆単体で何かできるとは考えにくい…それこそ画家なら筆や絵の具の方が様になるだろ?」
タイム「鉛筆はあくまで手段の一つだろう、これが必要不可欠な職業があるんじゃねぇのかな。」
レイス「うーん…ってなるとやっぱり書記系なのかな?でも火力に直結しにくいし…」
シェル「だとしたら複数人の可能性も視野に入れないとな。」
メック「こりゃ今回も骨が折れそうだ…」
そしてしばらく進むと火山の壁際に座ってる人が居た。
彼女は赤い眼鏡をかけた赤髪の女性でこの場所には似つかわしくないスーツ姿と右胸に「神器保全委員会火山支部支部長:ティー
・グレイス」と書かれていた。
グレイス「温度変化無し・怪異発生状況良好…後は神器の確認だけ、もう一踏ん張りしますか。」(メモ帳に何かを書きこんで居た)
シェル「あのーちょっと良いですか?」
グレイス「なっ!?貴方達何処から来たんですか!ここは一般市民立ち入り禁止の筈ですよ!」
レイス「え?俺普通に入れたんだけど…」
グレイス「くっ…だから早めに入口を封鎖しろと言ったのにあのおとぼけぺたんぬめ…」(メモ帳に何かを書く)
グレイス「はぁ、良いでしょう。今すぐ皆様が帰って頂けるなら今回は私も目を瞑ります。」
メック「嫌だよ?俺達世界を守る為に神器が必要だからな。」
シェル「後レイスさんに頂上の景色を見せないと。」
グレイス「は?頂上の景色っていつの話をしてるんですか?良いですか、今この火山は活火山になっています。」
グレイス「その原因がここに封印されている怒りの神器の所有者である「マーク・シンプウ氏」が封印を破り始めた事に起因します。」
グレイス「そこで我々神器保全委員会火山支部が交代でこの火山内の見回りや封印状況の確認、状況に応じては規定の手順によって封印の張り直しをしています。」
グレイス「この試みは今から約10年程前から始まっておりメディア各社も大々的に報道している筈です、それを貴方がたは知らないと言いたいのですか?」
シェル「えーっと…」
グレイス「はいかいいえで答えなさい!」(シェルを指差した)
シェル「はい!あ、あれ?えちょ待って…あれ?」
グレイス「そうですか、どうやら貴方は本当にここが立ち入り禁止なのを知らなかったのですね…ではそこの貴方は?」(レイスを指差した)
レイス「いいえ!え?俺今なんて言った…?」
グレイス「危険を承知で飛び込んだのかただの馬鹿なのかは知りませんが今すぐ帰ってください、我々の仕事の邪魔にしかなりません。それでは。」(先に進んだ)
メック「なんだあれ?感じ悪~」
レイス「シェルってさ、はいって言おうと思ってた?」
シェル「いや…なんか無意識のうちにはいって…」
レイス「マジ?あいつマインドコントロール的な事も出来るのか?」
タイム「どう言う事だ?」
レイス「いやその…はいかいいえで答えろって言われたら身体が勝手に…なぁ?」
シェル「そうなんですよ…どうなってるんでしょうかこれ?」
メック「うわー面倒な奴敵に回したかもなぁ…」
メック「でも俺あいつなんか嫌いだからちょっかいかけてやろっ。」
タイム「お前なぁ…まぁ、どの道私達は神器が必要だ。あいつが何が何でも守ろうとするなら力で押し通るしかないな。」
メック「タイムさん物分かり良いねぇ~俺そう言うの好き。」
タイム「行くぞ、恐らくこの先にその「怒りの神器」とやらがあるようだ。」(先に進んだ)
メック「よっしゃ行くぞ~!」
続く