GAMEMODE:REALPLAY ~NEW GAME~

喜びの神殿の奥、大きな扉の前

シェル「この部屋が最後か…って事はこの中にあるんですかね?」

ヒット「恐らくそうじゃないか?」

クレー「でも、この扉凄く錆びてるよ?(ドアを強く押す)ぐぅ~!全然開かない~!」(全力で開けようとする)

タイム「私に任せろ、ちょっと席を外す。」(変身した)

タイムは変身後時間異常を発動しその場から消えた、しばらくすると扉が開いた状態になっていた。

タイム「よう、錆びる前に戻って開けて来た。」

タイム「ついでに言うけどここ昔は外壁が金色だったみたいだな、黄金の神殿見たいな感じだな。」

ムーン「へぇ~そうなんですか、ちょっと意外でしたね…」

タイム「今となっちゃ私だけが見られるからな。」

部屋の中に入って行った…すると奥に台座の様な物があり、上には黒い何かに包まれた球体が浮かんでいた。

シェル「あれ…なんだ?」

ヒット「おかしい、こんな禍々しい物だなんて聞いてないぞ?」

するとその球体は突如宙に浮かび何処からか声が聞こえた…

???「もう苦しまなくていいんだ!こんなに嬉しい事は無いよ!」

???「この喜びを皆に分け与えたい!他の人の苦しみを俺が何とかしてあげたい!」

???「俺がやっと手、ててて、テニイイ入れれアアあ嗚呼亜ァ!jふぉいあgbヴべyvばcばjfぱえほpほぱ(大きなビープ音)」

けたたましいビープ音が鳴って黒い塊が昔のパソコン画面の故障みたいに歪み始めてブルースクリーンが映った。
そしてシェル達に襲い掛かって来た!

シェル「クソッ!やるしかねぇか!」

幸せに囚われし者が現れた、この戦闘は逃げられない。

突然通知が来た。

通知「ボスバトルは逃げる事が出来ない他いくつかの状態異常が付く時があります。」

その時、突然大きなビープ音と共に大きなブルースクリーンが現れた、全体にに恐怖の状態異常を3付与。

通知「今回は恐怖の状態異常です、このように状態異常を付与してくる為かなり大変な戦闘を強いられると思います。」

シェル「マジか…これボス戦闘キツそうだな…」

喜びに囚われし者に出発進行!、15のダメージ!

ヒット「これを倒さないといけないのか…」

喜びに囚われし者に通常攻撃、5のダメージ!

クレー「くらえ!おりゃあ!」

喜びに囚われし者にスロウナイフ、15のダメージ!
喜びに囚われし者は血を流した。

タイム「行ってくる。」

喜びに囚われし者に時間異常、10のダメージ!

タイム「ただいま。」

喜びに囚われし者「なんでだよおおおおおおおおおわあああああああああああああああああ!」

タイムにエラースラッシュ、30のダメージ!
タイムは何かに怯えてる。

その後5ターンが経過した…突然通知が来た。

通知「ボスを見てください、様子がおかしいですね。」

よく見ると球体の周りの黒い何かが歪みだしていた…

通知「この状態の時は何か強力な攻撃の前触れです、主力メンバーを交代したり、防御をしたりすると良いと思います!」

シェルをムーンと交代してムーン以外全員防御、そしてムーンはスペースエアーを使った。

喜びに囚われし者「止まれ!止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれトマレトマレトマレトマレトマレトマレトマレトマレトマレトマレトマレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

味方全体に強制終了、ムーン以外の味方に499のダメージ・喜びに囚われし者とムーンに999のダメージ!
ヒットは死んだ、シェルと交代する事にした。
クレーは死んだ。
タイムは死んだ。
ムーンは死んだ。
喜びに囚われし者は死んだ。
シェル達は戦闘に勝利した!

シェル「みんな死んだ…なんか悲しいなぁ…」

喜びに囚われし者「ありがとう…やっと止まったよ…」

その直後、黒い何かは消滅してその場所には壊れかけの旧式のノートパソコンが落ちていた。

シェルはノートパソコンに触れた、その時部屋の台座の上が光った。
そして誰かが現れた…その男性はノートパソコンを見てこう言った。

???「君が…助けてくれたのかい…?」(優しそうな青年の声)

シェル「え、えっと…」

メック「ごめんごめん、まずは自己紹介から…俺はメック、このパソコンの持ち主だ。」

シェル「神器に持ち主が居るんですか!?」

メック「順を追って説明するけど…」

メックは話始めた…

元々、このパソコンは俺の宝物だった。
確か…親父から初めて貰ったパソコンで当時の最新型だ。
今では大分落ちぶれたが当初はこれを持っている事は凄い事だった。
だから俺はこの宝物に相当な思い出があった…そしてある時にこの宝物の効果が分かって来た。
これは他の人の辛い気持ち等の負の感情を喜びへと昇華させる物だった、これを初めて貰った俺の様な気持ちにしてくれる言わば人の喜びを願う物だった。
だから俺はこの力を使いまくった、世界の平和の為に…でも良い所ばかりじゃなかった。
ある日、宝物を使おうとすると…画面に「エラーが発生しました。」と言うウィンドウが所狭しと現れてパソコンが壊れた…
恐らく負荷に耐えられなかったんだろう…そしてそのまま宝物は負の感情に乗っ取られてそのまま俺も………

メック「俺が何故神器と呼ばれてるかは知らないしここに居る理由も知らない…でも一つ確かなのは「俺の宝物は他の物よりも強い思いがある」という事だ。」

シェル「強い思い…」

メック「なぁ、わざわざ俺を助けたって事は何か理由があるんだろう?俺も一緒に行っていいか?」

シェル「はい、勿論良いです。」

メック「分かった!よろしくな!」

その後、メックの事を思想隊のリーダーの元に報告しに行った。

シルク「どうやら神器を持って来れたようですね…お疲れ様です。」

メック「メックです、俺の宝物が神器って呼ばれてるんですか?」

シルク「えぇ、他の宝物より強い思いを持った宝物は本来の力の何倍もの力を出せるのです。」

シルク「それを人々は神器と呼びます。」

シェル「俺達はどうすればいいんですか?次に行く場所とか…」

シルク「次の目的地は怒りの火山ですね、そこにも神器があります。」

シェル「分かりました。」

その後、シルクの用意してくれた練習用の標的相手にメックの技を試して見る事にした。

メック「改めて俺の宝物はノートパソコン、スキル名は「喜びの神器アーティファクト・オブ・ジョイ」こう名乗った方がかっこいいだろ?」

ヒット「昔は何て名乗ってたんだ?」

メック「え?「喜び代行者ジョイエージェント」だよ?」

ヒット「ダサいな…」

メック「ひどっ!まぁ、変身見てろよ見てろよ~!」

そう言うとメックはノートパソコンを開いて「フォルムチェンジ!アーティファクト・オブ・ジョイ!」と言ってパソコンの電源ボタンを押した。
その時、メックの見た目が急に砂嵐のように荒れだしてビープ音と共にブルースクリーンが表示された。
その後、メックがパソコンの起動音と共に一度黒く点滅してから8ビットのYシャツとズボンと赤い帽子を身に着けた見た目になった。

メック「古くてもまだまだ現役!」(8ビットのファンファーレ)

タイム「あ、なんか懐かしい音が聞こえる…」

メック「じゃあまずはエラースラッシュから!」

そう言うとパソコンでタイピングして何かを打ち込んだ、すると敵の左上に「エラースラッシュ」と書かれたウィンドウが現れて「ポンッ!」と言う音と一緒に右下にどんどん増えて敵を切りつけた。

メック「次にビープボム!」

そう言うとパソコンでタイピングして何かを打ち込んだ、するとメックの目の前に大きな画面が現れた直後にブルースクリーンになってけたたましいビープ音が鳴って敵全体にダメージを与えた。

メック「聞きなれた音だね…」

クレー「え?聞きなれてるの!?」

メック「よ、よーし!強制終了行くぞー!」

そう言うとメックはパソコンの電源ボタンを長押しした、それと同時に敵全体とメックの周りに沢山の「強制終了」と書かれたスクリーンが現れ埋め尽くされた後、スクリーンに一斉に「シャットアウト」と書かれて消滅した。

その後、メックの治療をしてから次の目的地に向かう事にした…
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