GAMEMODE:REALPLAY ~NEW GAME~

シェル一行がグレイスと共に神器保全委員会のビル内を進んで居た頃、ビルの最上階にあるとある部屋の前にミシェルはいた。
その部屋の扉には8つの丸いくぼみがあって近くには『会長室』と書かれていた。

ミシェル「メダルをここに嵌めてっと…(メガホンのメダルが嵌まった)残りはウィン君に任せて私はやるべき事しますか…」(内ポケットから1から5までの文字があるダイヤル付きの腕時計の様な物を取り出した)

ミシェル「フォルムチェンジ、適応の神器アーティファクト・オブ・アダプト。」

ミシェルは腕時計を左腕に付けた、そしてダイヤルを5に設定した。
その瞬間ミシェルの肉体が一瞬にして筋肉質になった。

ミシェル「ワンフレームダッシュ。」(壁に向かって走った)

するとミシェルは壁をすり抜け会長室に入った。

ミシェル「お邪魔しま~す♪」

会長「ん?君は確か…ミシェルだったか?」

ミシェル「はい、上層部の問題児ミシェルで~す。」

会長「ふむ、扉は空いていない様だが…どうやって入り込んだ?」

ミシェル「さぁ?そんな事より会長さんさ、私とちょっと取引をしない?」

会長「………聞かせて貰おう。」

ミシェル「まずこっちの要求についてだけど~私前々から気になってたんだ、このメダル宝物でも何でもないのになんで変身できるんだろう?ってね。」

ミシェル「だから私からの要求は『会長が研究してる宝物を意図的に作り出す機械の破壊』要は宝物は天然物以外認めないって事♪で、そっちはこれに対して何を要求したい?」

会長「ハハハ、意図的に宝物を作り出す機械?何かの冗談かね?」

ミシェル「とぼけても無駄だよ?」

ミシェルは急速に距離を詰め会長の胸倉を掴み上げた。

ミシェル「その行為…神に対する挑戦状と受け取って良いんだよね?」(普段と比べて明らかに殺意が強い)

会長「ぐっ…離したまえっ!」(ミシェルを蹴りつける)

ミシェル「じゃあ、分かるよね?」(会長を壁に投げつける)

会長「ぐはぁっ!?っ…分かった、こちらからの要件は一つだ…」(立ち上がる)

会長「近頃ウィンストンと君がよく話している様だが…『何を企んでいるか話して貰う』これでどうだ?」

ミシェル「良いよ、交渉成立♪それじゃあ機械の場所教えて?破壊してくるから。」

会長「ついてきなさい…」

会長は部屋の本棚の本を一つ取り出した、するとその本のあった所にスイッチがあった。
そしてそのスイッチを押すと本棚が動いて隠し部屋が出て来た。

会長「ちなみにこの先は私が普通に物置として利用してる場所もある、壊すのは『アレ』だけにして貰えるか?」

ミシェル「勿論、約束。」

会長に連れられて隠し部屋の奥に入って行った、部屋の中は古いエアコンやパソコンが山の様に積まれて居たり使い古されてボロボロになったカーペットの様な物も置かれていた。
実際に物置として使われている様だが所々謎の書類なども置いてあった。

ミシェル「………(歩きながら落ちてた書類を手に取る)(人工的に神器を作り出す為の研究報告書…少し読んでみようかな。)」



人工的に神器を作り出す為の研究報告書
担当者:エルヴィス・ノーブル
■■■■年■■月■■日

先日の研究により遂に神器の発生メカニズムの解読に成功しました。
まず神が作り出した神器と我々が作り出した人器の明確な違い、それは使用時の対象者に対しての能力強化の出力です。
一般的に神器に対して人器は同じ様な力でも『約20%程』の力しか発揮されていない事が今までの研究データからも証明されていましたが、その原因が今から約■■年前に封印された神の一柱『レーヨン・ヴァンディッシュ』通称『神器時代最後の神』と呼ばれたかの神の力だと判明しました。
かねてよりレーヨン神は自身が封印される直前に自身の持つ神器『破壊の神器アーティファクト・オブ・デストロイ』の力によりそれまで人の世に作られた全ての神器の力を封じてしまった、これが我々が今まで思っていた説ですが少々その説とは違う事が判明しました。
ここで封じられたのは神器では無かったのです、人々の神器に対する想いが消されてしまったようなのです。
と言うのも神器と言う物は元々一部の選ばれた人間が神により力を授けられたものであり人類の為と言うよりは神に対して特別信仰心があった者に対する祝福と言った方が正しいのです。
そしてその信仰心を失った者は神の力を使うに値しないとして神器側が使用を拒む様になりました、これが神器が使えなくなったという事です。

そしてある時から神器の力を再度使えるようになった人間が現れたのはその封印の効果が世代交代に連れて徐々に徐々に薄まって行った事により他者より強い想いを持った人間がその封印を打ち破り宝物の力をより多く引き出せる様になったからだと言われています。
そこで我々は意図的に『神の信仰心を宝物その物に埋め込み宝物の効果を強制的に引き上げる機械』を作る事にしました。
このプロジェクトにより現在8つの宝物が兵器利用出来るまでになりましたがそれもまだ出せても40%程度であり使用者本人の身体能力次第で更に弱体化、その上長時間の使用は人体に対する負担が大きく我々で使用時間を制限しないと安定利用は難しいと思われます。

この効果を更に安定化させるには元となる研究材料が少なくそれこそ現代に当時の封印された神の一人でも居ない限りはこれ以上の強化は難しいと思われます。



ミシェル「(神の一人…ねぇ…)あ痛って…」(何かにぶつかった)

会長「書類は見終わったかね?」

ミシェル「あぁ、ごめんごめん。」

会長「これが君が見ていた書類に載っていた機械『人為的神器作成装置じんいてきじんぎさくせいそうち』通称『アーティファクト・ファクトリー』だ。」

その機械は思っていたよりは小さく中央に電子レンジの様なドアが付いたプレス機とその周りに多数のダイヤルやテンキーがあった。
どうやらここから神器保全委員会のメンバーが使っていたメダルが作られていた様だ。

ミシェル「へぇ、意外と小型なんだね。」

会長「フッ、我々の科学力の結晶だからな。」

ミシェル「じゃあささっと破壊しちゃいますか。」

ミシェルは機械の前に立ち拳を構えた。

ミシェル「………はっ!」

ミシェルは機械に5倍掌底突きで2500のダメージ!
機械はバラバラに砕け散ってしまった…

ミシェル「さて、次はそっちの要求だね。」

会長「あぁ、全て話して貰うぞ。」

ミシェル「………私とウィンストンは今から■■万年前に封印された神々の一人なんだよね。」

ミシェル「当時の名前は私が『ミシェル・ヴァンディッシュ』でウィンストンが「キャスター・ヴァンディッシュ」って名前でそれぞれ『適応の神』『堕落の神』って呼ばれてたんだよね。」

会長「………どちらも存在していた神であり、名前も一致しているな…」

会長「だが本当に神だとしたら何故封印が溶けているんだ?」

ミシェル「簡単だよ、私は『封印に適応した』つまり封印自体は残っているけどその効果はもう殆どないに等しいんだよね。」

ミシェル「それでウィンストンは元々こっちに降りて来るつもりはなかったから封印されたのは彼の代わりの神だったんだよね、面倒臭がって家でゴロゴロしながら指示だけ出してたから未だに封印されてないんだよね。」

ミシェル「彼って変身して無くても身体能力高いじゃん?あれも封印全くされてないからってのがあるね、ちなみに私は封印の分がやる気の方に出ちゃっててどうしてもサボりたくなるんだよね~」

会長「そんな神が何故このような場所に居るんだ?」

ミシェル「私達一応神なんだけどさ?人間達に神器を使って好き勝手された事まだ許せてないんだよね、だからこれ以上勝手な事はさせたくないんだよ。」

ミシェル「だから君達が作り出したこの機械をどうにかして破壊したかった…でもそれには一つ問題があってそれは『我々神は自分たちの意思で人類に影響を与えてはならない』と言う規則があるんだよね。」

ミシェル「だから私達は直接能力を使って破壊する事が出来なかった…でも最近気づいたの!私達が『神をやめれば良い』ってね!」

会長「神をやめる…?」

ミシェル「私達神はあの封印以来人間の居るこの世界に対して異常な程の嫌悪感があるんだよね、だから一定期間この世界で過ごした神は権限を失う…つまり神として生きる事を止めないといけなくなるんだよね。」

ミシェル「その時今まで持って居た力は神器として残されるけど二度と元の世界には帰れない、でもその代わり神としてのルールが適応されないから意のままに能力を使えるの!」

ミシェル「そして神を辞めさせらる日それが昨日だったの、決意してからの3年間…私とウィンストンはこの地位を手に入れるまでどれだけの時間をかけたか…」

ミシェル「でもようやく目的が達成できたんだ!だから後はここの所有者を皆殺したら終わり!多分そろそろウィンストンがグレイスたちとシェルだっけ?彼らもついでに処分してくれてるでしょ。」

ミシェル「そしたらメダルを持ってこの会長室に来て会長も死んで貰おうかなってね。」

会長「ほうそれは…残念だったな。」(内ポケットから何かのスイッチを取り出した)

会長はスイッチを押した、その瞬間鉄のケーブルの様な物でミシェルの両手両足が拘束された!

ミシェル「なっ!?離せっ!(ケーブルを引きちぎるがすぐに巻き付く)なんだこれ鬱陶しいな…」

会長「適応の神器は力はあるけどそれ以外の特殊な能力はない…文献ではそう聞いたが実際に何も特殊な力は無いようだね。」

ミシェル「チッ…(確かにこの速度で修復されたら対応出来ない…)」

会長「これはあくまで私個人の話だがねぇ…君の能力は非常に興味深い。」

会長「その神器ではまだ5程度の力しか出せないがそれを我々の研究したあの機械を使えばどの程度まで強化できるのか…楽しみで仕方ないねぇ!」

ミシェル「その機械とやらは私が破壊しただろ!」

会長「ハハハハハ!君は知らないだろうがねぇ…真の天才とは常にバックアップを用意している物なのさ!」

その時ミシェルの首元に複数本のケーブルが突き刺さった。
そのケーブルからは3色の液体が流れていてミシェルは悶え苦しんでいた。

会長「その液体は神器保全委員会のメダルの作成に使われた特殊な液体だ、それを使って作った物質は人間の奥底にある願望や欲を引き出しそれにより更なる強い意志を呼び起こす。」

会長「つまり使用者の思いに関わらず誰であろうと力を使えて尚且つ能力も強いし拡張性もある最高の宝物だと思わんかね!」

ミシェル「こ…のっ…外道がぁ…!」

会長「何とでも言えばいいさ、だが君もいずれ思い出すはずさ。」

会長「人間に対する『殺意』をね。」

………
……


そして今、シェル一行とウィンストンの前に居るのは会長の作り出した液体により更なる凶暴化をしたミシェルだった。
腕に付いていた神器のダイアルは5の所から更に5個分、おおよそ10倍の能力と言った所だろう。

ミシェル(暴走)「グ…ゥォ………」

グレイス「ど、どうなってるんですかこれ!?あれミシェルさんなんですか!?」

ウィンストン「間違いない、あいつはミシェルだ…それもやべぇ薬品盛られて暴走してる…」

シェル「なんでそんな事になったんだ!?」

ウィンストン「恐らくメダルの材料に使われてた奴だろうな、このメダルは誰でも効果を発動出来る様に作られている。」

ウィンストン「それはメダルその物に神の力が少し混じっているからだ、それにより本人にはなんら思い出が無くても神の力その物で変身が可能なんだ。」

ウィンストン「だが神の力を肉体に直接投与するとあまりの負荷に肉体が溶けたりバラバラにはじけ飛んだりする、だがミシェルは神の一人だけあってその負荷に耐えきりやがった!」

ウィンストン「力が制御できないせいで暴走気味になってる…グレイス!ここは俺が時間を稼ぐから他の奴らを逃がせ!」

グレイス「嫌です!私はミシェルと約束したんです、これが終わったら全て話して貰うって。」

グレイス「だから全てを終わらせる為に私は戦います!」

ウィンストン「無理だ!危険すぎる!それに別に俺が死ぬ分には問題ないがお前らは…」

シェル「俺達だって戦うぞ!困った時はお互い様だ!」(宝物を取り出す)

ヒット「言いたい事も分かるが、俺達はまだ約束果たして貰えてないからな。」(宝物を取り出す)

クレー「そうだよ!全部話聞くまで帰れないもん!」(宝物を取り出す)

ムーン「僕なんかで力になれるか分かりませんが…やれるだけの事はやります!」(宝物を取り出す)

タイム「大体こうなったのも私達がお前と全力で殺しあったからだろう?責任は取るさ。」(宝物を取り出す)

メック「正直言うとめっちゃ逃げたいけど…神器を持つ者として戦うしかないからな!」(宝物を取り出す)

レイス「俺達に守る物がある様に君にも守りたい物があるんだろう?ならやるに決まってるじゃないか!」(宝物を取り出す)

グレイス「どうですウィンストンさん?これが過去に3つの神器を手に入れる為に各地を巡った者達の覚悟です。」

グレイス「そして勿論私も(宝物を取り出す)約束を果たす為に全力で相手します!」

ウィンストン「へっ、あんた等地獄を見ても知らねぇからな?」(宝物を取り出す)

一同「フォルムチェンジ!」

ミシェル「グオオオオン!」

暴走したミシェルが現れた、この戦闘は逃げられない。

ウィンストン「恐らくあいつの力なら攻撃をしばらく耐えられれば適応してくる筈だ!攻撃してもすぐに適応されて無駄になるから極力耐える事を優先しろ!良いな!」

シェル「了解!」

ウィンストン「それからグレイス、これを使え。」

グレイスは5種類のメダルを手に入れた!

グレイス「これは彼らのメダル?」

ウィンストン「このメダルは本来の変身とは別に使える、つまりお前のその神器とは別にいくつも効果が使える様になるぞ。」

ウィンストン「グレイス、ミシェルを助ける為に俺に力を貸してくれるか?」

グレイス「勿論です、ミシェルには約束を果たして貰わないとですから。」

ウィンストン「よし、行くぞ!」

ミシェル「グオオオン!」

ミシェルはメックに10倍正拳突きで5000のダメージ!
メックは死んだ。

ウィンストン「………」

グレイス「ウィンストンさん?」

ウィンストン「そ、蘇生で…粘るか?」

グレイス「根本的解決になってないじゃないですか!?」

ウィンストン「まぁ、こいつこの成りで…」

ミシェルはシェルに10倍スタンプで5000のダメージを与えた!

ウィンストン「複数回行動出来るからな、元だが一応これでも神だからな。」

グレイス「もしかして全体蘇生持ち死んだら詰みます?」

ウィンストン「グレイス、生きろ。」

グレイス「荷が重いです…」(現状唯一の全体蘇生持ち)

グレイスは味方全体に癒しの波動を使った!
メックは体力25%で生き返った。
シェルは体力25%で生き返った。

ウィンストン「当然俺は防御だ。」

グレイス「(星のマークのコインを取り出した)フォルムチェンジ、委員会式戦闘術六式コミッション・スタースタイル。」

神器の変身はそのままにグレイスの胸元に星のバッチが付いた。

グレイス「本当に重ね掛け出来るんですね…」

ウィンストン「あぁ、俺も一応委員会戦闘術八式コミッション・シガースタイル使ってるからいくら煙草を消費しても煙草が出てくる訳だな。」

グレイス「なるほど、でも環境問題になるので出来れば控えてください。」

ウィンストン「断る。」(食い気味)

グレイス「ふんっ。(不服そうな言い方)まぁ、良いでしょう…力を借りますよ。」

グレイスは自分自身に守護星「一番星」を使った!
グレイスは3ターンの間ダメージを無効化した!

グレイス「えっ!?強っ!?」

ウィンストン「俺も最初ビビったんだけどあいつまさかの攻撃技無いんだよな…ただ攻撃受けると受けたダメージそのまま反射するっぽい。」

グレイス「………つまりMP切れまで粘ったと?」

ウィンストン「あいつMP切れたら『僕の輝きは…失われた…』って言ってそのままキラキラ光る粉になって自壊した。」

グレイス「うわ…ウザイ…」

ミシェル「グオォオオ…」

ウィンストン「あ、悪い悪いこっち殴られたら蘇生するだけでやる事無いからさ…」

ミシェルはウィンストンを掴み上げた!

ウィンストン「うわっ!?ちょ離せ!」
ウィンストンは掴まれてしまった。

ミシェルはウィンストンに10倍ダンクを放った!
ウィンストンは5000のダメージ!
更にウィンストンが叩き付けられた事により衝撃波が発生した!
他3名に2500のダメージ!
メンバーが入れ替わった。

ムーン「えっ…つ、次のターン蘇生します!」

レイス「大ピンチじゃん…」

ヒット「次全体技じゃなければ何とかなるが…」

クレー「これさ、ムーン君狙われたら死なない?」

ムーン「神に祈りましょう…」

レイス「ムーン、これ使って。」

レイスはムーンにチーズフラッシュを使った!
ムーンは1/4シールド状態になった。

ミシェルはムーンに10倍ラリアットで5000のダメージ!
ムーンのシールドは壊れてしまった…

ミシェルはレイスに10倍グラップルで5000のダメージ!
レイスは死んだ。

ムーン「あ、危なかった…」

クレー「私が代わるね!」(グレイスと交代)

ムーン「蘇生!」

ムーンはグレイスに冥界からの贈り物を使った!
グレイスは体力の50%で蘇生した。

グレイス「規格外の火力ですね本当…無敵技貫通してきました…」

ムーン「確かに無敵だったはず…」

グレイス「恐らく規格外の火力を通す為に状態異常系を無効化する能力があるのでしょう。」

ムーン「型破りって事ですね。」

ヒット「あのクソモグラ…」

ミシェル「………」(少し動きが鈍くなってきている)

グレイス「ムーンさん、次のターン迄なんとか二人で…」

ミシェルはムーンに10倍アッパーカットで5000ダメージ!
ムーンは死んだ。

グレイス「駄目みたいですね…」

ミシェルはグレイスに10倍ドロップキックを放った!

グレイス「フォルムチェンジ、委員会式戦闘術七式コミッション・アンブレラスタイル。」

グレイスの右手に傘が現れた。

グレイス「当てれる物なら当ててみてください!」

グレイスはコンビニの傘立てカウンターを放った!
グレイスはコンビニの傘立ての傘の様に一瞬にしてその場から消えミシェルの攻撃を回避した。

グレイス「コンビニの傘立てって何故か自分の傘毎回無くなってますよね…」

ヒット「あるあるだな、だとしてもその理屈で攻撃を避けるのはおかしい。」

グレイス「生き残ったんですから言いっこなしです、ウィンストンさんと交代してください。」

グレイスは味方全体に癒しの波動を使った!
ムーンは体力25%で生き返った
ウィンストンは体力25%で生き返った
レイスは体力25%で生き返った

ミシェル「ウ…アァ…」(少し自我が見え始めた)

ウィンストン「おぉ!?いつの間にか結構進んでる!?」

グレイス「犠牲者は過去最高値ですね。」

ミシェルはレイスに10倍閃撃で5000のダメージ!
レイスは死んでしまった。

グレイス「先制技まであるんですか…」

ミシェルはムーンを掴み上げた!

ムーン「わっ!?た、助けて!」

グレイス「マズい!フォルムチェンジ、委員会式戦闘術一式コミッション・シップスタイル!」

グレイスの目の前に戦艦の様な物が現れた。

グレイス「スクリューオールイン!」

グレイスはミシェルにマッハシップで0のダメージ!
ミシェルは吹き飛んだ。
ムーンは抜け出した。

ムーン「と、突然後ろから物凄い速さの鉄製の船がミシェルさんを…」

ウィンストン「すげー船で跳ね飛ばした癖にダメージ入ってない…流石ミシェル。」

グレイス「推定■■tはあろうかと言う戦艦をマッハでぶつけられて傷一つない!?彼女本当に人間ですか!?」

ウィンストン「だからあいつ神だって。」

グレイス「だとしてもおかしいでしょう!?」

ウィンストン「だって…ただでさえ硬いのに今10倍補正付いてるんだぜ?俺で例えたらあの戦いの時の俺の10倍ってわけ。」

グレイス「ぐっ…それを言われたらなんか納得した気もしますね…」

ウィンストン「な?あいつ実力者なんだよ、ほらもう帰って来た。」

ミシェル「ウゴケ…ウゴケェ!」(大分元のミシェルの意識が戻ってきている)

ウィンストン「よっしゃ!ここ耐えれば何とかなりそうだぞ!」

グレイス「これ以上犠牲を増やしたくないですね…」

ミシェルはグレイスを掴み上げた!

グレイス「ぐっ、離しなさい!」

ウィンストン「生きてる奴は後方に下がれ!既に死んでる奴を前線に持ってこい!」

グレイス「ちょっと!?」

メック・シェル・ヒットが前線に出された。

グレイス「えっ…」

ミシェルはグレイスに10倍バックドロップで5000のダメージ!
グレイスは死んだ。
更にグレイスが叩き付けられた事により衝撃波が発生した!
………しかし皆死んでいた。

ミシェル「う…うぅ…ん…」(意識を取り戻した)

ウィンストン「大丈夫か!?」

ミシェル「だ…ダイアル…を…」(右手のダイアルに手を伸ばした)

ウィンストン「これで数値を下げれば…」

ミシェル「オラァ!」

ミシェルはダイアルを掴むとそれを力一杯逆方向に一気に回した!
既に限界を超えたダイアルは止まる事を知らず回り続けた!

ウィンストン「は?」

ミシェル「ウィンストン…あんた言ってたわよねぇ…?」

ミシェル「『こっちの処理は俺だけで出来るから先行っててくれ、すぐ追いつく』って………」(ウィンストンに歩み寄る)

ウィンストン「違うんだミシェル俺にも理由が…」

ミシェル「問答無用!死して詫びろ!」

ミシェルはウィンストンに∞倍アッパーカットを放った!

ウィンストン「ぐはあああああ!?」(物凄い勢いで上に打ち上げられた)

ミシェル「ふざけんなあああああ!」(ジャンプしてウィンストンの上に行って蹴りの姿勢を取った)

ミシェルはウィンストンに∞倍踵落としを放った!

ウィンストン「ぐほあっ!?」

ウィンストンは神器保全委員会のビルに叩き付けられた。
あまりの衝撃にビルは音を立てて崩れ落ち周囲一帯には町一つ分はあろうかという大きなクレーターが出来た。

ミシェル「(地上に着地した)はぁ…皆生き返ってほら。」(全体蘇生アイテム)

シェル「どうして俺達がこんな目に…」

ヒット「納得は行って無いな。」

クレー「神器返してもらいたかっただけなのに!」

ムーン「身体がボロボロです…」

タイム「ふざけんなマジで…」

メック「流石にさ、精神的に来る。」

レイス「うわ、凄い被害…写真撮っておこう…」

グレイス「………」(仰向けで床に寝転がったまま何も言わない)

ウィンストン「えっと…説明するよ。」

ミシェル「しっかり話して貰うかぁ?」(まだ怒ってはいる)

………
……


ウィンストン「………って事なんだが…」

ミシェル「要はウィン君の慢心って事でしょ?グレイスたちが以外にも粘って来てしかも主力の状態異常すら無効化してくるからまともに戦えなかったと?」

ウィンストン「うん。」

ミシェル「もう一発殴ろうかなコイツ…」

ウィンストン「ごめんってミシェル…」

グレイス「あの…私からも一つ良いですか?」

ミシェル「あ、ごめんごめん!約束守らないとだよね!」

グレイス「分かってるなら話は早いです、全部説明してください。」

それからミシェルとウィンストンは全ての経緯を話した。
ここで話した内容はミシェルと会長の所の奴と変わらない為省略。
しかし人器を揃えてはならない理由は相変わらず楽しみの神器を集めるまで駄目だと言われた。

ウィンストン「頼む!それだけは待ってくれ!」

ミシェル「この事は今は話す事が出来ないの!ごめん!」

グレイス「せめて何故話せないかだけでも…」

ウィンストン「うーん…ぼかしにぼかすと、『お前ら思想隊メンバーに裏切り者が居る』これに尽きる。」

ミシェル「だからそれが誰か分かるまで私達は迂闊に渡せないの!いくら人の力とは言え4つ集まると(ここで喋るのを止めた)…って訳で私とウィンストンは一度何処か別な場所に行くつもり。」

ウィンストン「勿論現物は渡せないが大丈夫だ、心では渡してるから安心してくれ。」

ミシェル「持ち逃げはしない!ただ4つ全部を手元に置かない為の処置だから許してね。」

グレイス「うーん…はぁ…じゃあその時とやらが来たら説明してくださいね。」

ミシェル「了解!約束。」

ウィンストン「んじゃそう言う訳で俺達は適当にどっか行きますか…そうだグレイス、俺達のメダル使うか?」

ミシェル「あぁ、私達もう隠す理由も無いからメダル要らないんだよね~でもウィンストンは煙草…吸わないの?」

ウィンストン「煙草無くても俺能力自体は使えるからな…しかも元より俺煙草生成出来るし。」

ミシェル「え!?」

ウィンストン「吸い飽きたんだよ、まぁこの煙草じゃないと本調子出ねぇけど。」

グレイス「アレでまだ本調子じゃないんですか!?」

ウィンストン「おう、本当ならもっと俺強いぞ?これでも神なんでね。」

ミシェル「ざっくり言えば私の1/5くらいの攻撃乱発出来る。」

グレイス「平均1000越え…どうなってるんですか…」

ウィンストン・ミシェル「だって神だし。」

グレイス「はぁ…この二人本当いい加減にして欲しい…とりあえずメダルは貰って行きます。」

グレイスは煙草とメガホンのメダルを手に入れた!

ウィンストン「よし、じゃあ神器集め終わったらワープゲート作って俺達の所来てくれ。」

ミシェル「来る時は私達どちらかの名前呼んでそこに行きたいって言ってね!『ミシェルの居る所に行きたーい!』みたいな感じ。」

グレイス「分かりました、ではまたいつか。」

ウィンストン「おう、またな。」(煙草を取り出す)

ミシェル「それじゃあ行こうか、じゃあね皆!」

ウィンストンとミシェルは煙草の煙に巻かれその場から消えた。
そしてシェル一行は神器保全委員会との長い一日を終え一度報告の為、思想隊キャンプに帰る事にした。



続く
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