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正常意思違

貴方は本を開いた…



「この世界が救われるか終わるまでは俺達が生きる事が出来る、何としても終わらせるぞ。」と言う一文が目に入って来たが棒線で消されてこの文が書かれていた、「俺達は失敗した…だが、まだ終わっていない。」その一文を更に棒線で消してこの文が書いてあった、「俺達は失敗した…だが、あと少しなんだ。」その一文を更に棒線で消してこの文が書いてあった、「俺達は成功した…さようなら、何週もしたこの世界から…」その分の後に微かな煤と血が付いていた。

次のページを見た…

俺達はこの先起きる世界の破滅を防ぐ使命がある、その為に俺達8人はある力を手に入れた。
人間はそれぞれが違った個性を持っているものだ、そしてそれを極めたものがその力を得る資格があると言われている。
俺はその中でどの力にも属していない、しかし俺は力を持たないべきなんだ。
何故なら俺の他の7人にその力があるからだ、つまり俺はそいつらと意思疎通を図り世界の破滅を避ける必要がある。
そして、世界の破滅の原因はこの世界で起きるいくつかの異変により破滅したと言われていて、それらをまとめて「暴走個性スキルオーバー」と呼ばれている。
それらの対処法だが、その暴走個性より強い力で抑え込むしかない。
その為必然的にその力を手に入れていく必要がある、そして破滅を導いた暴走個性は「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「強欲」「暴食」「色欲」の7つだった。
俺はそれを止める為にその個性を持ったやつを探していた、そしてついに見つける事が出来た。
これから俺達はその暴走個性を全て破壊する、そしてその記録をここに残していく。

最後のページにはこう書いてあった「駄目だ…奴らは強すぎる…これ以上この世界には時間が残されていない…だから…この………本に全てを託す…」



貴方は本を閉じた、次の本を読む事にした。
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