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GAMEMODE:REALPLAY

ジュキシングを倒してから本題である塔に着いたリン一行は聖なる加護の突破に苦しんでいた。

「圧倒的な闇の力か聖なる力ねぇ…そう言われてもタイルの技全て使っても突破できないとなるとどうする?」そう言ってリン達が話しているとタイルが言った、「…しょうがない、これはしたくなかったけど止む終えないな。」そう言うと服の内ポケットから赤い液体の入った小瓶と赤色のシミが付いた家族写真を取り出した、タイルは小瓶の栓を抜いて中身を少し飲んだ、「(ゴクッ)ぐっ!あ”ぁ”!う”ぁ”あ”あ”あ”あ”!」そう言って苦しみ出したタイルを見てリンは「大丈夫か!」と駆け寄ると「過去の苦しみごと消し飛ばしてやる!ジェノサイダーマジック!」そう言って魔法を唱えると加護が消し飛んだ、タイルは血を吐き出して言った、「あ、が…行きま…しょう…」そう言うと回復用に買ったポーションを飲んで回復をしたリンが「どうしたんだ!何をしたんだ!」と聞くとタイルは「俺は過去に家族を失ってな…それ以来闇属性の親和性がかなり高くなってて、特に家族の写真を見ながら血を飲むと今までにない程の力を出せるようになるんだよ。」そう言ったタイルにリンは心の中で「まぁまぁエグイ設定あるな…これで全年齢ってなんかおかしい気もするけど…」と思いつつも塔に入る事にした。

塔に入ると魔物こそ居ないが、かなりの数のトラップが配置されていた、分かる範囲では「風、炎、水、雷、土、闇、聖」の属性が確認された、リンは「奥の方にトラップを止めるスイッチがあると思うからハルピに飛んで押してきてもらおう。」と言ってハルピにトラップの上にある空間を通る様に言うと「分かった!行ってみるね!」そう言って上を通ると突如突風が吹いて後ろに飛ばされた後雷が降って来てハルピの体力の約半分を削った、「うっ…痛いよ…」と言っていた事から上からの突破は無理となると正攻法で超えるしかないようだ。

「はぁ…腹くくって行くか!」そう言ってトラップを一つ一つ確認しながら超えていく事にした、超えるまでに炎に焼かれ、雷に打たれ、風に飛ばされて石に潰されることもあった。

なんとかそれを越えてトラップを止めると階段前の扉が開いた、「ようやく進める…かなり消耗したな。」と言って階段を登ると看板があった、「この先魔術研究部!入室前に休憩してね!」と書いてあった為リンは「休憩って言ってもアイテム使い切ったし…」と言うと看板の表記が変わって「現在エリアヒール起動中にて回復可能です!」と言う表記になって徐々にHP・MPが回復し始めた、リンは「意外と優しいボスなのかなぁ…」その後回復を終わらせて塔の最上階に着いた。

リンが最上階に入ると奥に身長的に中学3年から高校1年生ぐらいの身長の人物が3人いた、「よく来たな!、ここは魔術研究部!、私達がここの主の~!」と3人でローテーションしながら言った後マントを投げ捨てて言った「私は研究担当のイブ!、私が補助担当のララ!、そして私が部長のアイラ!私達を倒せるかな!」そう言った後ララは「音楽掛けますね!」と言ってラジカセから音楽を流した。(アニメのOPの様なポップな音楽)

リン一行は武器を構えるとララが「リウェポニング!」と唱えた時にリンの武器が飛ばされてしまった、その後イブは「武装解除魔法…チェック。」そう言ってチェックシートにメモをしてその後にアイラが「レイニリア!」と唱えるとリンの足元から水柱が発生して50のダメージを受けた、そしてイブは「中位水属性魔法…チェック。」と言ってメモを取っていた。

リンは武器を取ってくる為行動できない、シルフはエアーリアでイブに30ダメージ、シードルはシルバースナイプで全体に10~20ダメージを与えるとイブが「私の被弾多いのは癪ですね…ディフェンディ―!」そう唱えるとイブの目の前に魔道障壁が出来た、ハルピはハーピーダイブをしたが魔道障壁で防がれてしまった、イブは「まぁ、これさえあればあなた方の攻撃は意味がありませんからね。」そう言うとアイラも「そうだそうだ!私達の方が強いんだ!」と言ってそれに便乗するようにララは「どうだ!強いだろ~!」と言って来た時にリンは心の中で「なんか腹立つ奴らだな…」と思うと控えてるタイルがリンに「おい、リン?俺を戦わせてくれないか?」と言った為リンは「いいよ?」と言ってハルピとタイルを交代するとタイルが「ちょっとボスの3人に言いたいんだけどさ…お前ら全体的に腹立つ!まとめてぶっ潰す!」と言い出した為リンはやめろと言いたかったが、「よし、俺も手伝おう。」と言って拾いなおした武器を構えた。

イブがリウェポニングを唱えるが詠唱中に噛んで失敗、アイラはデッドリアを唱えるがタイルは闇属性を吸収して回復した、アイラはその時「おかしい!貴方は闇属性の親和性が吸収できるレベルまで行ってない筈よ!」するとタイルは言った「俺はな、スキルの反抗心のおかげで自分含めた味方が攻撃を受ければ受けるほど闇属性の親和性が上がるんだよ!」そう言ってシャドーリア―ルを唱えると全体に70~80のダメージを叩きだした!アイラ達は「つ、強い…!、私達も本気出さないと!、じゃあ、あれで行こう!」と言ってイブがリウェポニングを唱えてタイルの剣を吹き飛ばすとすかさずララがディフェンディ―を唱えて飛んだ剣を跳ね返してタイルの頭上に飛ばした時にアイラがライーリアを唱えてタイルの剣に当てて剣に闇と雷属性の力をつけて剣ごとタイルに叩きつけた!タイルは50ダメージを受けて周囲の味方にそれぞれ50~70のダメージを与えた、タイルは「あークッソ、闇吸収して50って事は相当火力高いな…」そう言って周りを見渡すとタイル以外のメンバーはほぼ死亡して唯一ハルピが残っていた為場に出すことにした。

アイラが「さて、あと何発耐えられる?」そう言ってトルネリアを唱えた後にイブが「プラターン!」と唱えるとアイラのターンを増やしてもう一回行動出来るようにした後アイラはフレイリアを唱えるとトルネリアに炎を纏わせて炎と風属性の竜巻を起こして全体に100~110ダメージを与えてタイルとハルピを倒した。

リン達は負けてしまった…と、思っているとタイルが辛うじて立ち上がって言った「グ…オ”オ”ォ”…マ"ダ"負"ケ"ら"レ"ナ"い"!」そう言って手に持っていたのは微かに血が残ってる小瓶だった、その中身をすべて飲んで微かに回復して尚且つ次の一撃で葬るつもりなのだろう、「ジェ、ノ殺…ダー魔ジック!」そう言って唱えた魔法はその部屋一帯を覆いつくす程の大きな闇を作り出した、アイラ達はその暗闇で互いがどこにいるかも分からなくなって恐怖を感じた時に闇の中からいくつかの手が伸びて来てそれに拘束されてしまった、「あ、嫌だ!助けて!」そう言った瞬間にそれぞれの手が膨張して爆発して全体に200~250のダメージを与えてもはやオーバーキルと言えるレベルの攻撃をした、しかし反動としてタイルは体力を1まで削る事になってその時に通知が来た通知が来て「戦闘勝利!300の経験値と4500ゴールドを手に入れた!」そして続けざまに「進捗:クソガキ魔術師を判らせた」達成により情報とミッションがアンロックされました。」内容は「今回の戦闘において力を発揮したタイルですが、今回で血を使い切った為スキルの火力が半分になります。更に、今回はまだ何とかなりましたが次に戦う時はこのようには行かないでしょうね…実は次の国ではレベル上げを効率化する方法があるのでそこを活用してみましょう!」と出た。

タイルは力を振り絞ってリンに蘇生用アイテムを使ってから力尽きた、リンは味方を蘇生した後アイラ達も蘇生して話をした、アイラは「うぅ…怖かった…こんなに怖い仕返しされると思わなかった…」ララは「許して…助けて…」イブは「せ、戦闘け、結果…バツ…」そんな状況になってしまった後にアイラが言った「もう嫌だー!国に帰るぅー!」そう言ってアイラはララとイブと一緒に魔法ではなくテレビのリモコンの様なものでどこかにワープしたらしい…タイルは言った「悪かったな…もう自分の気持ちに背を向けるのはきついんだよ、これから普段通りにやらせてもらうぞ。」と言って少しばかり性格が荒くなった。

ひとまず、ミスティに塔の制圧を報告して次に向かうバルトロイドへの行き方を聞いて向かう事にしたがリンは心の中で「タイルのキャラとしての癖やばいなぁ…急にちょっと荒れた設定も出てくるし、この先どうなるの…?」と不安になったが流石に疲れた為一度休憩することにした。

リアルに帰ってきた健斗は「は~疲れた…今日は内容濃かったなぁ~」と言って布団で寝ることにした。
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