ロボトミ二次創作でこんなのほしい

「えっと…この本がここで、こっちの本が…」まだ慣れていない図書館の仕事をしているアランに通りすがりのアイリスは「どう?慣れて来たか?」そう聞いた為「まだそんなに慣れてないね…」と答えるとアイリスは「しょうがないな、私も手伝うか。」そう言って本を棚に戻す作業をしていると高い棚の本を落としてしまってアイリスの顔めがけて本が落ちて来た、「あ!危ない!」そう言ってアランは咄嗟に本を掴んで何とか顔にぶつかるのを止められた。

「悪いな…この体に慣れてないせいで咄嗟に動いたりできないんだよ。」そう言うアイリスに「あんまり無理はしないでくれよ?昔みたいな強さになってないんだから。」そう言ってアランは心配していた。

仕事が終わってアランは図書館の部屋で休憩をしていた、本から何でも作れるらしいからいくつかのゲーム機とゲームソフトを用意して暇つぶしにゲームをしていた、「はぁ~このゲーム意外と面白いんだなぁ…また今度やろう。」そう言ってスマホのメモの未クリアゲームにメモをしていた「これでひぃ、ふぅ、みぃ…18個目だな…なんでやりたいゲームは増えるのにクリアしたゲーム増えないんだよ…」そんな事をしていると「ん?こんな所で何してるんだ?」と缶の炭酸飲料を飲みながら歩いていたアイリスが声をかけて来た、「あ、ちょっと面白そうなゲームをいくつかやってたんだよ。」そう言うアランに「ふーん、どんなゲームが好きなんだ?」と聞かれたから「アクション、RPG、時々恋愛系もやるかな。」それを聞いてアイリスは「恋愛だけ異端すぎるだろ…なんで急に恋愛なんてやったんだよ?」と聞いて来たから「なんか…恋愛について学ぼうかと…人の好意に気づけるようになるかなって…」そう答えて来たのを聞いてアイリスは「じゃあ、失敗してるな。」と言ってきたのを聞いてアランは「まだそう言う人いなかったからしょうがないよ、これからも居ないだろうけどね…」と言っていたのを聞いてアイリスは「え?あ、あぁ、そうだな…」そう言って明らかに動揺していたのを見てアランは気づいた「もしかして…アイリスって俺の事好き?」それを言われたアイリスは「そ、そんな事ねぇよ!」と食い気味言ったのを聞いてアランは「だよなぁ、そんな訳ないよな…ごめんごめん。」そう言ってその部屋を後にしようとするとアイリスが「え、あ、う、うん…」と少し挙動がおかしいのを見てアランは「どうしたんだ?さっきから様子おかしいけど…調子悪いなら言ってくれてもいいぞ?」そう言うとアイリスが「…わ、私の…私の気持ちに気づいてくれないの?」と言った。

「アイリスの気持ち?俺の事好きって訳でもないんだろ?」そう言うとアイリスは「違う!そ、そう言う訳じゃなくて…その…」そう言ってまた挙動不審になってしまったのを見てアランは「…よし、俺も腹くくって一気に聞くか…アイリスは俺の事好きなんだけどそれを素直に伝えられないって事で良いな?」そう言ったアランにアイリスは「な!?そ、そんな事…」アイリスの言葉を遮ってアランは言った「俺は嘘は嫌いだよ?」するとアイリスは一度口ごもってから微かに聞こえる声でこう言った「………………そ、その通りだよ…」するとアランは「ハッキリ言ってくれ。」と言った後にアイリスは悔しそうな顔をしながら「その通りだよ、全部お前の言う通りだよ。」とハッキリと言った。

「…お前…なんで俺を選んだんだ?」そう聞くアランにアイリスは「前に言ったよな、好きな人のタイプは「返りとかを求めずに何かに必死に取り組んでそれを成功させるまで諦めない根性の持ち主」って。」それを聞いてアランは「もしかして、俺のやってた管理業務の事か?」と聞くとアイリスは「あぁ、そうだ、お前はあれで職員が死なないように何度も何度もやり直してそれで成功させるまで一度も諦めなかった…そう言うお前の頑張ってきたところを私はずっと見て来たんだよ。」そう言うアイリスにアランは言った「分かった、お前の気持ちは良く分かった…じゃあ、俺からも言わせてもらうけど…」そう言った時にアイリスの顔が少し不安気になった。

「俺は、元々アイリスがずっと男性だし別人格だと思ってたから特になんとも思ってなかったんだ…でもな、今こうしてみるとお前は女性だし別の人間としてここに居る。こうして改めて会ってみるともっと話してみたり色んな事をやって見たいと思うんだ。だからさ…アイリスが迷惑じゃなければ、俺と付き合ってくれないか?」そう言ってアランにアイリスは抱き着いてこう言った「…やっと…私の気持ちに気づいてくれたんだね…」そう言って二人はしばらくその部屋でゆっくりすることにした。



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