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第1章 異説 武田の残党狩り編 桃源郷に集う勇士

穴山 梅雪(あなやま ばいせつ) ※実在人物です捏造有
史実では信君(のぶただ)という名前でもある。武田二十四将の一人であったが、長篠の戦以降の甲州征伐時に武田を離反し、織田家の傘下に入ってしまう。
この物語では敵の大将である。赤味のある黒髪に鳶色の瞳。性格は自尊心が高く傲慢で冷徹だが、一方で心のどこかで信康などに気に掛ける面もある。
忍びのモトスに深い嫉妬心や、自分の存在を蔑ろにした甲斐の民たちを虐げるために、集められた同志たちと共に残党狩りをする。勝頼の継妻である双葉に対しては服従させたい思いか、微かに恋心を抱いているのかは不明。


信康(のぶやす)
穴山梅雪に仕える男。梅雪とは背丈や容姿が少し似ているので、彼に成りすまし影武者などを請け負うことがある。髪は深い赤茶色で瞳の色も茶色。普段は少し気弱そうで物腰は柔らかいが、戦になると冷酷かつ好戦的な性格になる。少年時代からの梅雪への深い恩があるため、彼の為なら手段を択ばないという危険思想もある。2つの短銃を装備して戦う。


江津(ごうつ)
信康が隠岐の島の監獄島から脱獄させた闇の神官。死の龍の力で相手の魂を奪い壊したり、死霊を操ることが出来る。
かつて、出雲大社で上級神官を務めていた壮年の男性。髪の色は深い橙色に瞳の色は赤紫。性格は暗く、陰険さを漂わせているが、心の底で自分の出生や代々死の龍に呪われた一族として嘆き続けている。冷酷で自分以外には無関心な印象に見えるが、自分のように闇に飲み込まれてほしくないと信康に忠告するなど、僅かながらも同志を心配する面もある。出雲の若き神官、桜龍と一戦交えたいと思っている。


双葉(ふたば) ※北条夫人は史実の人物です。名前は自作です。
北条家3代当主、北条氏康の娘であり、氏政の妹。そして、武田勝頼の継妻でもある。史実では甲州征伐、天目山の戦いで勝頼と共に自害をするが、この物語では生存です。髪は黒の長髪に琥珀の瞳。
勝頼の死後、梅雪に攫われ梅雪の妻とされそうになっている。息子想いで心優しい姫だが、芯が強く我慢強い。息子である玄杜が穴山家の元、人質に取られており、息子を護るために悲しみに明け暮れながらも、梅雪に身を寄せることになってしまう。


武田玄杜(たけだ げんと) 
勝頼と双葉の間に生まれた子。まだ赤ん坊であり、特に危害を加えられていないが、梅雪曰く、双葉の愛情と忠誠心次第で、彼を将軍にしようか穴山家の使用人にするか考えている。


厳美(げんび) 第2話から登場
東北陸中(現在の岩手県)出身。モトスにやられた信康を瀕死の重傷から助けた医師の免許を持ち、学者を名乗っている謎多き青年。青味がかった黒髪で、妖艶な容姿とは裏腹に、陽気で楽天家な性格。千里とは深い因縁がある。


白州(はくしゅう) 第4話から登場
何かの理由で梅雪に仕えることになった森精霊の戦闘力の高い戦士。風や植物などの自然物を操る魔力を持ち、太陽や月の光で力と技が強化される。また、大太刀使いでもあり、武術も魔術も優れる精霊。自信家で好戦的で、自分の損得で動く性格だが、何かを気に掛けている部分もある。黄髪の長髪で、黄金色の瞳とキアゲハのような黄金色のハネを持つ。


お都留(おつる) 第5話から登場
鳴沢集落や甲斐の国の東部を守護する女性の森精霊戦士。モトスとは共に戦う同志か、恋人かは不明だが、強い信頼関係で結ばれている。しかし、江津の手により、闇に染まり操られてしまう。操られても凛々しさと礼儀正しさは変わらない。
銀色の短めの髪に長身で細身の体型。まだ、精霊として覚醒はしていない。


エンザン  第5話から登場
初老で、樹海や富士五湖周辺の忍びの里の棟梁であり、また、森精霊の長でもある。背筋が伸びた逞しい姿であり、厳格なようで、お茶目でイタズラ好きな性格である。本栖湖の芝桜の花畑で、小精霊だったモトスに懐かれ、忍びとして、本当の息子として育てることになる。今でもモトスの事を大切に想っており、彼や御伽勇士たちを陰ながら支える決意をする。
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