9 最後の魔法

アリーとノアは扉を抜けて、再びクロックへと戻ってきた。しかし、日没までに森の外へ行くことは難しいことが発覚してしまう。それでもレイを探すため、町を目指すことにしたふたりだったが、その矢先、突然目の前に小さな少女が現れ、不穏な言葉を告げて消えてしまう。そして次の瞬間、風が吹かないはずのクロックに、突風が吹き荒れる。うずくまっていたアリーが目を開けると、そこには昼の青空ではなく、日没寸前の赤黒い空が広がっていた。

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