15.止まってよ
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「い、いやいや!違うし!そもそもこの2人は全然違うし!」
ボフッと枕に顔を埋めて、キーンと嫌な音を立てる脳内をなんとか無音にしようと画策するも、反響音は一向に止まってはくれない。
“よく我慢してるなとは思うけど”
母親が何の気なしに言い放った言葉も、頭の中をグルグルと回り続ける。
寂しかった、とか会いたいとか、そんな言葉を口にしたって・・・
帰ってくる言葉は「お前に関係ない」。
後悔しない様に、させない様に、そう言う言葉を押し込めてきたって・・・私が欲しい言葉は、いつまで経っても出てきやしない。
我慢しているなんて、思いたくなかったし・・・・知りたくなかった。
あっけらかんと爆弾発言をする自分の遺伝子は、間違いなく母親経由だ。
「・・・もう、考えたくない・・・」
好きだから、応援したいから、そんな純粋な気持ちを、一緒にいたい、もっと見て欲しい、という邪な気持ちで汚しては、一生懸命に修正液を振りかけて、見た目だけは綺麗な白。
消えたわけでなく、消したわけでもなく、覆いかぶせただけだから、盛れば盛るほどに亀裂が生じて、表面はボコボコだ。
見ない様にしてきた感情が溢れ出てくる。
これ以上見てはいけない、もし見てしまったら・・・
「・・・もう、止まってよ!!」
“答え”が1つなんて誰が決めたの?
だけど・・・
どうしていつも、1つしか見つからないんだろう。
ボフッと枕に顔を埋めて、キーンと嫌な音を立てる脳内をなんとか無音にしようと画策するも、反響音は一向に止まってはくれない。
“よく我慢してるなとは思うけど”
母親が何の気なしに言い放った言葉も、頭の中をグルグルと回り続ける。
寂しかった、とか会いたいとか、そんな言葉を口にしたって・・・
帰ってくる言葉は「お前に関係ない」。
後悔しない様に、させない様に、そう言う言葉を押し込めてきたって・・・私が欲しい言葉は、いつまで経っても出てきやしない。
我慢しているなんて、思いたくなかったし・・・・知りたくなかった。
あっけらかんと爆弾発言をする自分の遺伝子は、間違いなく母親経由だ。
「・・・もう、考えたくない・・・」
好きだから、応援したいから、そんな純粋な気持ちを、一緒にいたい、もっと見て欲しい、という邪な気持ちで汚しては、一生懸命に修正液を振りかけて、見た目だけは綺麗な白。
消えたわけでなく、消したわけでもなく、覆いかぶせただけだから、盛れば盛るほどに亀裂が生じて、表面はボコボコだ。
見ない様にしてきた感情が溢れ出てくる。
これ以上見てはいけない、もし見てしまったら・・・
「・・・もう、止まってよ!!」
“答え”が1つなんて誰が決めたの?
だけど・・・
どうしていつも、1つしか見つからないんだろう。