14.動揺
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「たっちゃーん。あーそーぼー」
「・・・・お前、誘う相手間違えてないか?」
「あれぇ?その相手からお守り任された人は誰なの?」
意地悪そうに腕組みをしながら部屋のドアの前に寄りかかっている奈々を見て、木村は(やっぱ言うんじゃなかった)と先日の花火大会でつい口を滑らせたことを後悔した。
「早く着替えてよぉ」
「お前な・・・来るなら前もって連絡しろ!」
「電話したらおばさんが、起こしておくから今からおいでっていうんだもん」
ベッドからのっそりと這い出て、目の前に奈々がいるのもお構いなしでパジャマを脱ぎ、その辺に履き捨ててあったジーンズに着替える。パンツ一丁の姿を見ても見られても全くなんとも思わないような、本当の兄妹のような関係の2人だ。
「たっちゃん、私パフェ食べたい」
「どうぞ」
「わーい」
「なんだよ“わーい”って。おごりじゃねーぞ?」
「え〜ケチ〜。おごってよぉ」
車で30分ほどの距離にある、最近新しくできたショッピングモール。
流行の店ができたとかなんとかで連れてこられた挙句、入った店は近所にもあるチェーン店。
「わざわざここまで来なくてもよかったよなぁ」
「まぁいいじゃん。ドライブ楽しいじゃん」
「お前はいいよな。隣で爆睡してればいいからよぉ」
奈々も高校2年生になり、昔に比べたら少しは大人びてきたのもあってか、側からは2人はカップルのようにも見えるような雰囲気があった。
実際、木村も時折見せる奈々の妙な色気にドキッとさせられることもなくはなかった。処女を捨てると女は変わるんだな、と思いながら、その相手が宮田であるという事実はなるべく思い出したくない。
それから1日中、妹の子守させられてヘトヘトの木村は、帰宅後夕食も取らずに朝まで爆睡した。
「たっちゃーん。あーそーぼー」
「・・・・お前、誘う相手間違えてないか?」
「あれぇ?その相手からお守り任された人は誰なの?」
意地悪そうに腕組みをしながら部屋のドアの前に寄りかかっている奈々を見て、木村は(やっぱ言うんじゃなかった)と先日の花火大会でつい口を滑らせたことを後悔した。
「早く着替えてよぉ」
「お前な・・・来るなら前もって連絡しろ!」
「電話したらおばさんが、起こしておくから今からおいでっていうんだもん」
ベッドからのっそりと這い出て、目の前に奈々がいるのもお構いなしでパジャマを脱ぎ、その辺に履き捨ててあったジーンズに着替える。パンツ一丁の姿を見ても見られても全くなんとも思わないような、本当の兄妹のような関係の2人だ。
「たっちゃん、私パフェ食べたい」
「どうぞ」
「わーい」
「なんだよ“わーい”って。おごりじゃねーぞ?」
「え〜ケチ〜。おごってよぉ」
車で30分ほどの距離にある、最近新しくできたショッピングモール。
流行の店ができたとかなんとかで連れてこられた挙句、入った店は近所にもあるチェーン店。
「わざわざここまで来なくてもよかったよなぁ」
「まぁいいじゃん。ドライブ楽しいじゃん」
「お前はいいよな。隣で爆睡してればいいからよぉ」
奈々も高校2年生になり、昔に比べたら少しは大人びてきたのもあってか、側からは2人はカップルのようにも見えるような雰囲気があった。
実際、木村も時折見せる奈々の妙な色気にドキッとさせられることもなくはなかった。処女を捨てると女は変わるんだな、と思いながら、その相手が宮田であるという事実はなるべく思い出したくない。
それから1日中、妹の子守させられてヘトヘトの木村は、帰宅後夕食も取らずに朝まで爆睡した。