13.伝聞系の夏
お名前設定はこちら
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「なんか・・・嘘みたい。宮田がそんな頼みごとするなんて」
「オレもまぁ・・意外だったけど」
再び頭を掻きながら、木村がボソリと呟く
「けっこー大切にしてくれてんじゃねーの?」
「・・・・そ、そうなのかな」
改めて言われるとなかなかの赤面ものである。
火照り始めた顔を冷ますように空を見上げると、都会にもかかわらずキラキラと光る星がいくつも見えた。
「アンパイ扱いされてんのも、なんかムカつくけどな」
「え〜?なに?たっちゃんまさかのヤキモチ?」
「まぁなんか、お兄ちゃん的に特殊なヤキモチみたいなのはあるよな!」
「なにそれ変なの」
クスクスと、心の底から笑いがこみ上げてくる。
気がつけば、去年から続いていた心のモヤモヤがすぅっと晴れていた。
「宮田はもう仲間じゃないけど・・・・それでも友達なんだね」
「ん?」
「たっちゃんの、友達」
木村は腕を組み、うーんと真剣に考え込んで、
「友達でもねぇかなぁ」
「えぇ!?」
「なんかこう・・・わかんねーけど・・・仲間でも友達でもねえよ、アイツは」
「・・じゃあ、なんなの」
「なんなんだろうな、ははは」
木村のどうでも良さそうな乾いた笑いを聞きながら、男同士の関係性は女にはよく分からないな、と思った奈々であった。
「オレもまぁ・・意外だったけど」
再び頭を掻きながら、木村がボソリと呟く
「けっこー大切にしてくれてんじゃねーの?」
「・・・・そ、そうなのかな」
改めて言われるとなかなかの赤面ものである。
火照り始めた顔を冷ますように空を見上げると、都会にもかかわらずキラキラと光る星がいくつも見えた。
「アンパイ扱いされてんのも、なんかムカつくけどな」
「え〜?なに?たっちゃんまさかのヤキモチ?」
「まぁなんか、お兄ちゃん的に特殊なヤキモチみたいなのはあるよな!」
「なにそれ変なの」
クスクスと、心の底から笑いがこみ上げてくる。
気がつけば、去年から続いていた心のモヤモヤがすぅっと晴れていた。
「宮田はもう仲間じゃないけど・・・・それでも友達なんだね」
「ん?」
「たっちゃんの、友達」
木村は腕を組み、うーんと真剣に考え込んで、
「友達でもねぇかなぁ」
「えぇ!?」
「なんかこう・・・わかんねーけど・・・仲間でも友達でもねえよ、アイツは」
「・・じゃあ、なんなの」
「なんなんだろうな、ははは」
木村のどうでも良さそうな乾いた笑いを聞きながら、男同士の関係性は女にはよく分からないな、と思った奈々であった。