12.手伝えよ
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買い物を終えて、帰宅し・・・
セカンドミッションの数学へ移るはずが。
密室で2人きりというシチュエーションに、若い2人の自制心が効くわけもなく。そういう流れになって、そういうコトになって、気がついたら夕方になっていた。
「もう帰らないといけないんですけど」
「・・・・」
宮田はベッドに伏せたまま動かない。
奈々は服を着ながら、テーブルの上に置いたままになっている教科書に目を落とす。
「というわけで自分でがんばってよね」
「・・・泊まっていけよ」
「は、はぁ?無理に決まってんじゃん、明日学校だからね!?」
宮田は観念したようにモッサリと起き上がり、それからすっかり着替えを終えた奈々に覆いかぶさるとまた押し倒して、服の中に手を入れてきた。
「ちょ、ちょっと!やめてよ!」
驚いた奈々の、割と本気の拒絶を受けて宮田はピタリと動きを止め、そのまま動かなくなった。
「・・・あのー・・重たいんですけど・・・」
宮田の意図がなんとなくわかった奈々は、そのまま動かない宮田を抱きしめながら、時折ぽんぽんと背中を叩く。
「ノートコピーしてあげるから、もう離してください」
この言葉を聞けば意地悪そうな顔で起き上がってくるかと思ったのに、宮田はそのまま項垂れて全く顔を上げようとしない。おかしいな?と顔を見ようと相手を押しのけるべく力を入れたとき、ようやく起き上がってきた相手とバッチリ目が合った。
意地悪そうな顔などどこにもなく・・・
ただ少しだけ、寂しそうな目がまっすぐこちらを見ていた。
「・・・送っていく」
宮田はしばし奈々を見つめた後にこう言い放ち、さっさと着替えを始めた。
セカンドミッションの数学へ移るはずが。
密室で2人きりというシチュエーションに、若い2人の自制心が効くわけもなく。そういう流れになって、そういうコトになって、気がついたら夕方になっていた。
「もう帰らないといけないんですけど」
「・・・・」
宮田はベッドに伏せたまま動かない。
奈々は服を着ながら、テーブルの上に置いたままになっている教科書に目を落とす。
「というわけで自分でがんばってよね」
「・・・泊まっていけよ」
「は、はぁ?無理に決まってんじゃん、明日学校だからね!?」
宮田は観念したようにモッサリと起き上がり、それからすっかり着替えを終えた奈々に覆いかぶさるとまた押し倒して、服の中に手を入れてきた。
「ちょ、ちょっと!やめてよ!」
驚いた奈々の、割と本気の拒絶を受けて宮田はピタリと動きを止め、そのまま動かなくなった。
「・・・あのー・・重たいんですけど・・・」
宮田の意図がなんとなくわかった奈々は、そのまま動かない宮田を抱きしめながら、時折ぽんぽんと背中を叩く。
「ノートコピーしてあげるから、もう離してください」
この言葉を聞けば意地悪そうな顔で起き上がってくるかと思ったのに、宮田はそのまま項垂れて全く顔を上げようとしない。おかしいな?と顔を見ようと相手を押しのけるべく力を入れたとき、ようやく起き上がってきた相手とバッチリ目が合った。
意地悪そうな顔などどこにもなく・・・
ただ少しだけ、寂しそうな目がまっすぐこちらを見ていた。
「・・・送っていく」
宮田はしばし奈々を見つめた後にこう言い放ち、さっさと着替えを始めた。