6.言えないコト
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「あ〜やっと春休みだぁ!奈々は何か予定入れてる?」
「ちょっと、ダメだよ奈々は宮田くんと・・・」
「ああ、そうだよねぇ」
体育が終わった後の更衣室。
明日の終業式を以っていよいよ春休みということで、着替えのやる気なさに一層拍車がかかっている春の午後。
Tシャツを脱ぎかけて半分下着姿だった奈々は、自分の話題が出たことに気づいて「へぇ?」と素っ頓狂な声を上げる。
「なになに?」
「いや、奈々は春休みデート三昧なんじゃないの?って」
「そんなことないよぉ。アイツ結構忙しいし、会えるかどうかすら・・・」
「えー?そんなこと言って、やることやってんでしょ〜?」
そう言いながら胸を触るそぶりを見せるトモに、奈々は思わず声を上げて距離を取る。
「ちょっと、やめてよぉ!」
「ってかどうなの?どこまでいったの?」
「そうだよー、奈々全然教えてくれないんだから」
「ねえもうやった?どうだった?痛いの?」
「・・・やってませんってば・・・」
「うっそだー?胸前より大きくなってるじゃん!」
「なっ・・・なってないってば!」
トモの指摘に慌てて服を着、体を隠すようにひねって背を向ける。
「とにかく・・・宮田とは健全なお付き合いを・・・」
「へえ〜?」
「今時誰がそんな話信じるって?」
「もぉーいいじゃん!教えてよぉお」
照れる自分をからかって遊んでいるのが半分、そして何より彼女たちもお年頃、そういう話題に興味津々なのは奈々自身もよくわかっていた。
だからこそ、言えない。言えるわけがない。
「ちょっと、ダメだよ奈々は宮田くんと・・・」
「ああ、そうだよねぇ」
体育が終わった後の更衣室。
明日の終業式を以っていよいよ春休みということで、着替えのやる気なさに一層拍車がかかっている春の午後。
Tシャツを脱ぎかけて半分下着姿だった奈々は、自分の話題が出たことに気づいて「へぇ?」と素っ頓狂な声を上げる。
「なになに?」
「いや、奈々は春休みデート三昧なんじゃないの?って」
「そんなことないよぉ。アイツ結構忙しいし、会えるかどうかすら・・・」
「えー?そんなこと言って、やることやってんでしょ〜?」
そう言いながら胸を触るそぶりを見せるトモに、奈々は思わず声を上げて距離を取る。
「ちょっと、やめてよぉ!」
「ってかどうなの?どこまでいったの?」
「そうだよー、奈々全然教えてくれないんだから」
「ねえもうやった?どうだった?痛いの?」
「・・・やってませんってば・・・」
「うっそだー?胸前より大きくなってるじゃん!」
「なっ・・・なってないってば!」
トモの指摘に慌てて服を着、体を隠すようにひねって背を向ける。
「とにかく・・・宮田とは健全なお付き合いを・・・」
「へえ〜?」
「今時誰がそんな話信じるって?」
「もぉーいいじゃん!教えてよぉお」
照れる自分をからかって遊んでいるのが半分、そして何より彼女たちもお年頃、そういう話題に興味津々なのは奈々自身もよくわかっていた。
だからこそ、言えない。言えるわけがない。