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執事の手記

夜を共にすること

2023/06/13 12:30
先週は2回お嬢様と愛し合えた。
お嬢様相手ならばオレはいつでも興奮する。

彼女以外の女性は女性として認識されない。

思春期のガキみたいに、
すぐ硬くなるし何度でもできる。

本当は毎日でも抱きたいし抱かれたい。

だが、お嬢様は女性なのでホルモンバランスの関係もある。
疲れやストレスが身体に顕著に表れやすい。

それに身体の構造上ふくめ受け入れる側である、
という負担が女性にはある。

オレは男だから、自分の身体に
他のものが入ってくる感覚は解らない。

想像はできても実際には解らない。

身体だけでなく思考パターンや感情についても、
女性の方がより複雑に感じられる。

だから、お嬢様と毎日肌を重ねられずとも仕方ないと思う。
女性はきっと色々と大変なのだ。

男は男で大変だが、
それとは違う大変さがきっとある。


お嬢様はオレのことを愛してくれているが、
自分の身体や心のタイミングが合わないときは、
誘いをハッキリと断る。

説明もきちんとしてくれる。
場の雰囲気に流されず、断るときは断る。

そんなところが潔くてすきだ。

キッパリと断られると、
むしろ清々しい気持ちになる。

そのあとで、どうすればその気にさせられるか
考えを巡らすのも楽しかったりする。

お嬢様は断るだけでなく、
そのあとのフォローも決して忘れない。

オレの自尊心を気遣ってか、
可愛らしく謝って次に期待を持たせてくれる。

そんなことしてくれなくても
オレはまったく気にしないのだが、
慰めてくれるのが嬉しくて少し残念なフリをする。


犬を撫でるみたいに、
しなやかな動きで髪を撫でられながら思う。

お嬢様の傍にいると、このまま自分が
サカリのついた犬になってしまうんじゃないかと。

お嬢様に四六時中サカっている犬なんて……
あまりにも嫌すぎる。

セックスだけが愛し合う手段でないことは解っているし、
もちろん心のつながりが一番大切だと思う。

だが、彼女への欲望は尽きない。

触れ合いたい。絡み合いたい。融け合いたい。
彼女に侵入したい。侵略してなお侵略されたい。

お嬢様、お嬢様、お嬢様……
オレはどうしたらいいのだろう。

彼女に狂っている。

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