スマホの中の画廊

※死ネタ

これからを生きたかったきみ。
やりたいことで溢れていたきみ。
絵を描く生き生きとしていたきみ。

これから先のこともやりたいことも何かをして生き生きするという気持ちを知らない自分。

どうして、生きているのはきみじゃないんだろうか。

枯れた花が置かれた誰も座ることのない席をぼんやりと眺めながら時間が過ぎるのをただただ待つ。
きみのことを忘れたような彼らに憤る気力もない。

空を見る。
あの日と同じような晴天の空に吐き気がする。

続きを読む

閉じる

スキ
スキ