hzbn短編
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この小説の夢小説設定公式情報でも回収されていない伏線や背景、
判明していない設定など不明瞭な情報が多いため、
しばらくは短編で更新していきます。
時系列はバラバラ。
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「作業は一旦休んでからにしましょう!みんな、本当にありがとう……愛してるわ」
「チャーリィー!パパも愛してるよ!おやすみ!」
天使との戦闘からホテルの再建も終わり、誰もが疲弊しきっていた。
ただ野宿を避けられたのは大きい。
さすが地獄の王の采配と言ったところか、水周りや家具も利用できるようになっていた。
一度ゆっくり休息することとなり各自部屋に戻る。
『…………』
エマは自室ではなくアラスターの部屋の前に立っていた。
ノックし名乗ると少しして解錠音が響く。
すかさずエマは扉を開け中に入り、鍵を閉める。
その一連の動作があまりに勢いよかったため、部屋の主は「ビビ?」としか反応できなかった。
そんな彼の方へ振り返ったエマは一言訊ねる。
『なんで天使軍のリーダーを逃がしたの?』
唐突な質問にアラスターは一瞬目を見開いた。
目の前の悪魔は真っすぐに自身を見つめている。それも穴が空きそうなほどに。
しかしそんなことで動揺を見せるような悪魔ではないのが元ラジオスターである彼だ。
いつもの調子で大きな見振りをさせながら軽快に返答する。
「何かと思えば!ちょっとしたトラブルがあっただけでサボってないですよ。どうしてそんなに口を真一文字にしてるんです?ほらスマーイル!」
『どんなトラブル?しばらく戻ってなかったよね?』
「構ってほしいんでちゅかぁ?誰もが疲れているのに貴女は元気ですねぇ」
『ごまかさないで。話せないことなの?』
アラスターがエマの口角を引き上げようと手を伸ばすも、エマはその手を掴み阻んだ。
どうかわそうとしてもエマは手を緩めず真っ直ぐ見つめながら質問を続けるだけ。
いつもなら手のひらの上で騒いでいるというのに、いつまでも追求されたくない所をつつき続けるエマにアラスターは苛立ちを覚え始めた。
「貴女こそ何が言いたいんです?いいから離しなさい。触られるのが嫌いなことは知っているでしょう」
『今は使用人じゃなくて友人として純粋に心配なの。大丈夫なら離すから』
「変ですねぇ、大丈夫に決まってるじゃないですか」
『っ………』
エマはバリアの破壊など状況からしてアラスターより格上であることが想像できる敵から、何もくらわず戦線離脱にまで追い込まれるということに矛盾を感じていた。
なんせ彼は自分が一番であり、仲間のことは二の次、なんなら利用するものとさえ考えそうな悪魔だ。
戦いが終わるまでただ1人姿を見せなかったことからも、わざわざ誰かのために離脱を余技なくされたというよりは、自身に重大なトラブルが発生したと考えるのが自然だろう。
そんな彼女の心配をよそにアラスターは半ば小馬鹿にするような笑顔を見せる。
しかしエマはその笑顔に逆にショックを受けた。
『その目の奥の感じ……7年戻らなかった理由を聞いたときもそんなだった』
「……またその話か。お前といえどミンチにするぞ、っ…」
エマの出した話題は今のアラスターを怒らせるのに充分な燃料だった。
体を変形させ、大きく伸び、エマに爪を立てようとしたところで激痛を感じうずくまる。
咄嗟に支えたエマの手にドロっとした感触が伝わった。
それはアラスターの上半身を大きく横断するように鋭く抉っているところからのものだった。
巨大化させたことで傷口が開いてしまったのだろう。
『こんなのを自分でどうにかしようとしてたなんて無理があるよ……なんで独りで抱え込むの……』
「黙りなさい」
無理矢理縫合したような、いつ傷口が開いてもおかしくない雑な処置の痕もあることからずっとアラスターに余裕がなかったことが伺える。
どうにか楽な姿勢にさせるため体を預けるようにエマが指示するも、アラスターはそれを拒んだ。
「いい」
『よくない。誰にも言わないから大人しくして』
「命令だ。部屋から出てい…」
『タヒんでまえ』
拒み続けていたアラスターだったが、エマに殴られたことで意識を失う。
ただの悪魔1人に気絶させられ、運ばれるなんてよっぽど弱ってたんだなという気持ちと、プライドをズタズタにされて理不尽な嫌がらせ受けそうだなという気持ちを感じながらエマは呆然と見つめた。
「…………エマ」
やがてアラスターの視界がぼんやりと天井を捉えた。
痛みは変わらずあるものの、終始中身が溢れ出そうだった不快感は消えている。
片手の違和感に目を向けるとエマがベッドの端に突っ伏す形で寝息を立てており、アラスターの手に彼女の手が重ねられていた。
傍には汚れた布や包帯が集められている。
そして消毒液や火傷用の塗り薬に凝り改善の湿布、今回の傷には圧倒的力不足の絆創膏など、救急箱に入っていた一通りのものが使用された形跡があり、今は包帯がそうとうキツめに何重にも巻かれている。わからないなりにずっと看病していたらしい。
アラスターは空いている手でエマの髪、次に頬を撫でた。
手もそうだが、少しひんやりしている。
「……これでは疲れは取れないし体も冷えてしまうだろう」
予想外に献身的な友人にアラスターは思わず呟いた。
その声にノイズは乗っていない。
日頃の態度から唾つけてとにかく食べて寝れば治るとでも言いそうな彼女が、まさかここまでしてくれるとは思わなかったのだ。
『……ぁ、やば何時っ……、……アラスター…?』
「おや、おはようございます」
アラスターが撫でているとエマが目を覚まし慌てて顔を上げた。
目が合ったエマはけろっとした様子で挨拶をしたアラスターに若干呆然としながらも『あ、おはよう…』と返す。
『……もう、大丈夫……?』
「おかげさまで。それにしても何なんです?この用途不明の薬たちは。どれも今回使わないようなものばかりじゃないですか。ニキビケアの塗り薬まで使ってますよね?」
『…う、うえええ……』
次は嘘をついていないと分かったエマは、ネチネチと文句を言うアラスターをよそにダムが決壊したかのように涙を流し始めた。
指の隙間からは大粒の涙がだばだばとこぼれている。
その様子にしゃべり続けていたアラスターは一時停止し、小さく溜め息をついた。
「貴女は泣き方も本っ当に品がないですねぇ」
『…黙れクソバンビ…』
「仲直りのハグをしても?」
『する…うええ』
「ジジ!痛いですこちら怪我人ですよ加減なさい」
『ごめん~~~ええええ』
「……ところで、この私を殴りましたよね」
『……グス……ズビ……アラスターが急に気絶したんだよ』
「タヒねと言ってましたよね」
『……………無事でよかった~~~~うえええ』
「演技も清々しいほどにへっったくそですねぇ」
おまけ
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今回の内容をXにあげたときに打ち込んでいたVOXとの脳内やりとりもコピペされていてせっかくなのでそのまま載せます。このときの自分楽しそうで草
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ワイ😈<2期始まるまでの今のうちに…ダメージで弱体化された🦌があられもない姿を見せちゃう世界線とか…見たいな…へへ…
📺<なにぃ!?シスター🦌が弱体化の影響で普段使役している触手や手下どもにあれやこれやされてしまうって!?
ワイ😈<社長だ!しかし彼がそんなことでやられるか…?というエッッッとは無縁の痛快ラジデルートも解釈一致で美味しいです!でもわからせたい!悩ましい!心が2つあります!
📺<クソ!!1人で二度美味しい男め!!おのれ🦌〜〜!!!
その頃🦌はジャンバラヤをホテルメンバーに振舞っていた。
📺社勤務のモブ😈になって社長と一緒に🦌への劣情を共有したい