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JOJOってGO!‐熊みたいな高校生に絡まれる日々‐


朝日が昇る
物語の幕引きにはあまりにもうってつけで悲しいくらいに美しい朝焼けだ
情緒ある言葉なんて自分には語れないけど今ならばほんと少しだけ思いつくような気がした
肌の焼けるような痛みと霞んでいく視界
泣いているわけじゃない、ただ自分の命が終わるだけだ

「なかなか楽しい旅だった、無理言って連れてこられたかいあったよ、最初はふざけるなと思ったけど」

そんな顔しても生き返ったりしないぞ承太郎
、典明
だからさっさとジョースターさんのとこ行って助けてやれよ
あの人は、まだ助かる
そう、それでいい
どのみち体は残らないんだ
朝日がのぼりきれば私の体は消滅する
無理して助けられるだけ助けた代償ってやつだろう、仕方がない
死に方がラスボスと一緒なのは気に食わないけどさ

「ちっとは長生きしろよ、よぼよぼのじじいになってから会いに来い、そしたら大声で笑ってやるから」

あ、典明のやつ聞こえてたのかな
慌てて振り返ってる

まぁあの世なんて信じてないけど
いつかどっかでまた会えるっしょ
あーあ、なんか眠くなってきた
おやすみ、みんな
おやすみ、私の大事な友人たち
おやすみ、お疲れ様、ジョジョ、ディオ










ジリリリリリリ!!

「うっせーーーー!」

せっかくいい夢見てたのに!
めちゃかっこいいヤツらと一緒に旅したりしてるいい夢だったのに!
目覚まし時計の音でビックリして全部忘れてちゃったじゃないか!
あ、でもちょっと覚えてるとこあるしいいか

「ちくしょう最悪、いいネタだからメモろうと思ったんだけどなぁ
まぁいいざっくりプロット書き起こそう、うん、うん」

多少グロもあったけどそれはそれこれはこれ

「今日なんかあったっけ……あーーそっか今日入学式じゃん」

勉強机に置いてある新品の学生鞄と制服を見て昨日を思い出す
何気にこの高校偏差値高いもので必死こいて勉強して合格したとわかった時は小躍りしそうでしたはい
なんて言ってもこの高校、危険だからだと本来立ち入りを禁止されている屋上が使用可能だそうで!!!
子供の頃からの夢だった屋上でのランチ!
ついに実現する時が来た!!
まぁ今日は入学式
さすがに屋上までは上がれないけど

「優李ー?ご飯食べないのー?」

「へーい!今行きまーす」

浮かれすぎも良くないか
でも楽しみなんだからしょうがないよね!

まぁこれからこの高校でとんでもないやつに絡まれ続けることになるなんて思ってもみなかったわけだけど…

それ以上にとんでもないことが起こるなんてそりゃまぁ

理解も出来なくなりますよ…

……To be continued
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