DEAR MY SWEET FOOL
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突然、腰をグイッと持ち上げられて美猫はベッドの上でひっくり返った形になった。
脚を開かされ、切れ長の瞳がそこをじっと見つめている。
「や⋯っ、だめ、見ない⋯で!」
必死の懇願も、当然無一郎は聞いてくれない。
それどころか、恥ずかしい部分を指先で開かれて、そこを見つめる淡い碧色の瞳が鋭く細められる。
この体勢は本能的に怖い。まるで強い雄に屈伏させられる雌のような気分にさせられる。
怖い⋯。黒目がちな瞳が潤んで、涙が溜まる。
その様子を冷めた瞳で見下ろしていた無一郎が、口を開いた。
「そんなに怖がらなくても大丈夫だよ」
その声に温度はまるで感じられなかった。
「ただ気持ち良くなるだけ」
そう言って無一郎は美猫のそこへ顔を近づける。
「やめて、無一郎⋯!やめ⋯っ」
ついに舌先がそこへ触れた。
「あっ⋯」
温かく湿った舌が、ゆっくりと全体を舐め上げる。はじめは優しく、時折甘噛みされて、また労るように優しく舐められる。
敏感な部位をちゅっと吸われてすぐさま離されて。
ぴちゃぴちゃと湿った音が静まり返った部屋へいやらしく響く。
そんな事を繰り返されて、じわじわと快楽が身体全体に侵食したみたいに力が抜けていく。
抵抗する気力も徐々に削がれて、されるがままになっていく。
そうして完全に力が抜けた頃、無一郎の指が美猫の膣穴へ挿入された。
優しく撫でるように中を探るそれは、ある一点を見つけ出した。
その瞬間、強い快楽が押し寄せて、否応なく身体が反応する。
「んっ⋯!!」
ビクンと震える美猫。無一郎はそれを見逃さない。
淡い碧色の双眸を鋭く細めて、そこばかりを刺激する。同時に舌先で一番敏感な部位をグリグリと攻めるのだから堪らない。
愛液が溢れ、部屋へ響く湿った音がさらに増す。
「えっちな音がしてる。気持ちいい?」
「⋯っ、そんなの、知らな⋯」
「もっとよくしてあげる」
言うが早いか無一郎が、美猫の敏感な部位を吸い上げた。
その瞬間、激しい快感が突き抜けて、思考が白く弾け飛んだ。
「ああぁっ!!」
甘ったるい嬌声が喉を突いて、くたりと美猫の身体が弛緩する。
無一郎は美猫の腰をそっとおろして、甘く口付けてくる。
「ん⋯、ふぁ⋯」
舌と舌が絡み合って、気持ちいい。その間もやわやわと胸を揉みしだかれ、脳も身体も蕩けてしまいそうだった。
ーーだが。
「そろそろいいかな」
無一郎が下着から取り出したそれに、思考が現実へ引き戻される。
「限界なんだ」
滾る情欲を象徴するかのようにそれは、赤黒く勃起して、凶悪な大きさを誇っていた。
