風鈴高校
夢小説設定
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「だってもうすぐ暗くなるよ。そもそも今日、来る予定じゃなかったからね」
十亀の言う通り、空はもう薄暗くなっていて、今からタイマンを始めるにしても夜中まで掛かってしまうかもしれない。
「暗い中やったって…ボコボコにした顔がちゃんと見れないじゃないか。ねぇオセロ君。」
「…自分の顔どうやって見るんだ?」
「(うわぁ…挑発するなぁ桜君。)」
「…もしかしてみんな関係者?それなら梅ちゃん、みんなでやらない?」
「は?」
ポンッと両手を叩いて、自分のアイデアをみんなに提供する兎耳山。
「あ…乱闘じゃなくてそれぞれがタイマンでやるってことね。お祭りみたいで楽しそうじゃない?」
「剣道の団体戦みたいな感じか…いいねぇ」
「でしょでしょ!」
「せっかくだし」
「いいねいいね!」
「……、うちに招待して…」
「やったやった!」
「…最後まで聞いて…」
まだ喋ってる途中で言葉を被せてくる兎耳山に呆れながらも気を取り直す十亀。
「んじゃ選手はぁ…ちょーじと梅宮。オレとオセロ君。」
「桜だ」
「オレとあの長髪をやらせろ」
「……………」
「じゃあボクはそっちの眼帯と…」
「かわいい子に指名されちゃったー」
「おい!タイマンならオレたちだけで十分だろ」
「えーみんなでやった方が楽しくない?」
「オレらも…そっちの方が嬉しいね…」
家族を巻き込みたくない梅宮だったが、桜と杉下と蘇枋はやる気満々な姿勢だ。
「だってよー」
「まったく今年の1年は…」
「オレも…いいですか?柊さんと。」
「!佐狐…。すまん梅宮、オレもやるわ…」
柊も知り合いと思われる男に指名される。
「あの…見学しに行ってもいいですか?」
「いいよー!」
「(獅子頭連からも"彼"について何か知ってるかどうか聞き出したい。でもその前に梅宮さん辺りにまず聞いてみようかな。)」
兎耳山から許可を貰ったので、氷織もケンカに参加はしないが、見学しに行く事にした。
「よし、じゃあこのメンバーでいこう!それぞれのチームをかけて…目いっぱい楽しんでケンカしよう!」
next…
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