風鈴高校
夢小説設定
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「今回の…こと…説明させてください…っ」
「(いたたまれないよね、この状況…)」
「商店街で万引き犯を見つけたんです。そいつを追って気づいたら獅子頭連のシマに入ってしまって…」
「(その万引き犯、絶対天罰が下るよ。)」
「あいつらに追い回されて…もうだめだって時に…このお二人と…神座、さん…に助けてもらって…」
ポロッと涙の雫が溢れ落ちる。
「ボウフウリンの人に憧れて調子に乗って…逆に獅子頭連との衝突の火種になってしまった…。本当に…ごめんなさい…」
自分のせいで獅子頭連との衝突を招いた事に強い罪悪感を感じ、涙が止まらない笹城。
「笹城…」
「!なんでオレの名前…」
「ありがとな」
「え……」
怒られる覚悟で謝罪をしたのに、何故か梅宮にお礼を言われて驚く笹城。
「火種になったっつーけど、それは笹城が街と人を守ろうとしてくれた結果だろ?なら謝ることなんてない。後のことはお兄ちゃんに任せなさい!」
トンッと自分の胸を拳で叩き、何も心配する必要はないと云うような眩しい笑顔を浮かべる梅宮に、ホッと安堵の表情を見せる笹城。
「こいつらどうやって助けてくれたの?」
「あ、いえ…転びそうになったオレを…神座さんが滑り込みで助けてくれて…その後に…そこの二人が…あ…相手を蹴り飛ばして…」
「蹴り飛ばしたぁ!?」
梅宮の驚く声と共に桜はサッと顔を背け、杉下は青ざめた顔で俯いた。そんな二人をじっとジト目で見遣る楡井。
「そりゃ向こうも災難だったな!」
豪快に笑う梅宮を見て驚く。
「どうせ言葉で言っても聞かねぇ連中だけど…そうか、蹴り飛ばしたか」
「オレが付いていながら面目ない…」
「柊はそーやってすーぐ一人で背負い込むー。二人のこと見てろって言ったのオレでしょーよ」
「でもダメ押ししたのは完全に桜さんですよね」
「うっ、うるせー余計なこと言うな!!」
「なにぃ…ケンカ売ったの?」
梅宮がニヤリと笑う。
「あっ…あいつらが力の絶対信仰うたってるくせに弱ぇやつボコってダセーからダセーって言った…だけ…」
「全部言っちゃったね…」
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