風鈴高校
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「不快に思われたならすみません。あなた方のやり方は見ていて胸糞悪かったので。心の中で留めておくつもりが思わず口に出してました」
「ふぅん…。それにしても君ぃ、派手な外見してるねぇ。そのピアスどうなってんのぉ?あと女の子みたいな顔してんねぇ?」
「【悪意】とは喋る気ないんで。」
"悪意?"と十亀は不思議そうな顔をした。
「まぁいいや。君のことも覚えておくねぇ。またねオセロ君、美人君。」
「…誰がオセロだ」
「厄介なのに目を付けられた…」
下駄を鳴らしながら立ち去っていく十亀と仲間の二人。一番嫌いな【悪意】を漂わせる十亀に何故か気に入られた氷織はウンザリ顔でため息を吐く。
「ちょっと三人ともなぁにやってくれちゃってるんすかー!!」
「うおっ」
「もうこれ完全に完っ全にドンパチなるやつじゃないっすか!!戦争!!戦争すよ!!」
「はいはいにれ君、ちょっと落ち着いて」
恐怖のあまり叫ぶ楡井の背中を人撫でする蘇枋。
「楡井君あんまり興奮すると血圧上がるよ?」
「誰のせいだと思ってんすか…」
「よしよし」
「うぅ…撫でないでください」
めそめそと泣いている楡井を心配して、頭を撫でる氷織。
「なーんかオレ出遅れちゃったけど、あれ見ると出ないで良かったかなと思う」
「ひっ柊さん、用法・用量は守ったほうが…」
怒りオーラを発しながらガスクン10の錠剤を大量に飲んでいる柊を指差す蘇枋。
「そもそも桜さんと神座さんが最後煽ったりしなければケリの件はうやむやになりそうだったのに!!」
「だって見てて腹が立ったのは本当だし」
「つかお前キレると性格変わんのな。普段優しい感じに見えんのにビックリだわ」
「桜君、僕のこと優しいって思ってくれてたんだね。嬉しくて撫でたくなっちゃう。」
「は、はぁぁ!?べ…別に思ったことを言っただけだろ…!!バッ…!!頭撫でようとすんな!!あとその顔やめろ…!!」
頭を撫でようとすれば、まるで猫の威嚇のようにシャーッ!!と拒絶され、顔を赤くする桜のピュアさにニマニマが止まらない。
「というか楡井君、あのグラサンさんの人、そんなに甘くないと思うよ?」
「え?」
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