空とうさぎと、あの日の甘いりんご飴と。

 ファーストキスは、りんご飴の味でした──。
 ────「空さんの心臓は極端に衰弱しています。移植手術を受けなければ、もってあと、三ヶ月の命でしょう」
 それは、あまりにも短すぎる愛しい青春。
 余命宣告されたことがきっかけで動き出した、宇佐見空の最後の恋。
 ラブレターの渡し間違いから始まった、真面目系男子・橋坂くんとの、不器用で嘘つきなお付き合い。
 けれど、空はいつの間にか、本当に彼に惹かれてゆくのだった。
 ────十七歳、人生最後の恋をする。
 決してもう戻っては来ない。会いたくても会えやしない。でも永遠にそこにある恋。

短編『嘘つきな恋を、もう少し』の長編バージョンです。空Sideのみではなく、空を取り巻く周りの人達から見た話を、加筆しております。

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