余命少女としにがみが、ココアを飲みながら冬に恋をする話

『──世界から私がいなくなって、それで世界はどうなるのだろう。なにか変わるのだろうか』
「ほんで、死ぬん?」
 心臓の病で突然の余命宣告を受けた少女、高一の池渕真優。 溺れるように死ぬという最期が嫌で、自宅マンションから飛び降り自殺を図ろうとしたところ、『しにがみ』を名乗る関西弁の少年が目の前に現れる。 その謎に包まれたしにがみは、名をカケルといった。 真優はカケルと一緒に、思い出づくりという名目の冬祭りへデートに出掛けることになる。
 ────その冬。もうすぐ世界から消えてしまう私は、関西弁のしにがみに恋をした。

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