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―― ドレッセ・バニーユ ――
私は万国のビスケット島クッキータウンに現在住んでいる、なんでもない唯の一般人な転生者だ。転生特典なんて美味しい話は(お菓子の国の癖に)全くなく、強いていえば…クラッカーの幼馴染的なヤツな気がするくらいである。
とはいえ、子供の時にお城を抜け出したと思われるクラッカー少年(本人がつけた偽名はクッキー。安直すぎて鼻で笑ったのはいい思い出)と数年間ほぼ毎日のように遊んだだけで…ここ15年程は全く会ってないし、そもそも…いつの間にか悪魔の実の能力で外見を偽って活躍しはじめ――ビスケット島のビスケット大臣にまでなり、彼は遠い人になったのだ。最初から王子なので、元から遠かったけども。
そんな彼が見たくて、あわよくばお忍びで街ブラしねぇかな〜。という打算でクッキータウンに住んでる私も大概である。だって好きなんだもん、顔が。
そんな甘い考えで住んでる私だが、ラッキーな事に数度お忍びで道をルンルン歩いてるのを見たことがあるのだ!アイツ、デカい(多分3mはある)から見つけやすくて良き。
そうやって、探しながら道を歩くのは慣れたもので…おっと、行きつけと思われるカフェで優雅に茶をしばいてるクラッカーを発見した!うんうん、良い顔みれたし、眼福眼福。今日はいい事ありそ…あれ、目が合った??いや、気の所為だな。
そんなことより…クラッカーといえば、原作では確か…40過ぎの独身(たぶん)。その頃には私も40過ぎ。あと20年程後の話だが…クラッカーさん童顔だから良い(?)けど、私はその頃にはシワシワよれよれ…?辛っ!どっかに悪魔の実落ちてないかなー!スベスベの実的なヤツ!!歳とりたくねぇよ!!!