プールに沈む死体
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世良さんという女性が既にホテルにいるらしく、3人は部屋に迎えに行くと言った。おなまーえは他にも人がいると思っていなかったため尻込みしたが、ボーイッシュで気さくな子と聞き少し安心した。
水着の用意がなかったため、ホテルのロビーで買ってから行くと伝え、彼女は水着選びをしていた。
「うーん、一般的にはどのくらいの露出が最適なんだろう……」
水着などハニートラップで1.2回着ただけなので彼女は一般的な露出の度合いがイマイチわかっていなかった。
「うーん、これでいいかな……」
手に取ったのは上下の色が異なるビキニ。上は黒一色だが、下は青色をモチーフにしたエスニック柄である。デザインも気に入り、おなまーえはそれとタオルを購入して更衣室に向かった。
「おなまーえさーん、おまたせー!」
「私も今来たところ。世良さんって人は?」
「準備するから先に行ってって言われちゃって…」
「そっか」
蘭と園子は服の下に着込んで来たようで、すぐに着替え終わっていた。おなまーえはカーテンの付いている個室に入る。
「………あれ?……胸のサイズ、もうひと回り大きくなった……?」
人より少し大きいくらいだと思っていたが、どうやらまだ成長してるらしい。おなまーえは少し小さいビキニに胸肉を押し込んだ。
「おまたせしました」
緩く髪をまとめながら、おなまーえが蘭と園子の前に姿を現わす。2人が息を飲む音が聞こえた。
「待って!反則!聞いてないわよこんな立派なもの持ってるなんて!」
「そ、園子落ち着いて……」
2人の視線は明らかに胸に注がれていて、おなまーえは変なところがあるのかと少し不安になる。
「もしかして、ちょっと露出激しい?」
「いえ、露出は少ないんですけど……少ないのに………」
((破壊力がある……!))
おなまーえは首を傾げて「そ、そう?ならいいんだけど」と控えめに言った。
「わー!広いねー!」
「まぁうちの別荘のプールよりはちょっち狭いかも。」
プールはそれなりの広さだった。このサイズで小さいというのだから鈴木財閥の財力が伺える。
「あ、コナンくん」
蘭が声をかけた。男子更衣室から出てきたコナンは呆気にとられた様子でおなまーえを見ている。
「コナンくん、あんまりジロジロ見ちゃダメだよ」
「は、はーい」
彼はおなまーえの元にやってくる。
「おなまーえさんってジンのお気に入りなんだよね?もしかして……」
「……ここから先は、高校生以下は立入禁止だよ」
(だよなー)
男の人であれば思わず凝視してしまうその体は、魅惑的という表現が正しいのだろう。普段は着痩せするタイプで正直ここまでだとはコナンも思っていなかった。
「あれ?そういえばピアスは?」
髪をアップしているためおなまーえの耳が露わになっている。その耳には上司である安室とお揃いでつけていたはずのピアスが付けられていなかった。
「まぁ………ちょっと気分的に、ね」
彼女は眉を下げた。