第1章・君をいつの間にか6
2人の出会いと別れの節目には、いつも桜が舞っていた。
初めて出会幼稚園の入学式の時も、桜を背景にクラス写真を撮った。
その卒業式も、小学校の入学式も隣に並んで写り、桜散る中、二人で仮面ライダーのポーズを取って、写真に写った。
あの時は、普段、具合の悪い祥太郎が珍しくふざけていた。
中学の入学式は、誰かに車椅子を押される祥太郎を見つめるだけだった。
そして中学の卒業式。
みんなが帰った後、桜の木の下で、女子に抱き付かれてキスをする理苑を祥太郎は見つめていた。
桜が舞い散る中、それはまるで映画のワンシーンのようだった。
初めて出会幼稚園の入学式の時も、桜を背景にクラス写真を撮った。
その卒業式も、小学校の入学式も隣に並んで写り、桜散る中、二人で仮面ライダーのポーズを取って、写真に写った。
あの時は、普段、具合の悪い祥太郎が珍しくふざけていた。
中学の入学式は、誰かに車椅子を押される祥太郎を見つめるだけだった。
そして中学の卒業式。
みんなが帰った後、桜の木の下で、女子に抱き付かれてキスをする理苑を祥太郎は見つめていた。
桜が舞い散る中、それはまるで映画のワンシーンのようだった。