006~010
元少年cry
こんにちは少年
何を泣いてるのかな
雲に乗ることなど
できやしないと
気づいたのかい
サンタクロースなど
いやしないと
言われたのかい
さあ涙をふいて
少年はまだ
飛行機からみる雲の絨毯を
知らないだろう
子供のためにと
プレゼントを贈る気持ちを
知らないだろう
自嘲など早いよ
明日が十年後が
イメージしたプラン通りになど
いきやしない
チープな未来しかなかったとしても
イコール不幸だなんて
ばかな話はない
なんて僕が言っても
むなしくなるだけかな
早くたべて
知ってるよ
君が
僕の好きな
苺の味の
リップクリームを
つけてること
円環
見果てぬ夢
忘れた唄
手放した恋
生きていたこと
瞬く間に消えてゆく
どこかの街の片隅で
芽吹いて枯れて
種をのこして
がっこう
いつも
ひとりでいることが
普通じゃない
なんて
知らなかった
暉
きみの笑った顔が好きだ
そこに
しみがいつくあるとか
しわがいくつあるとか
関係ない