なんでもない、ただの愛
夢小説設定
「タツ朗、また頼むよ」
里の門で蒼と待ち合わせた。
今回もタツ朗を口寄せし懇願したが、どうやら俺がいるのが気に食わないらしい。
「まぁたこの男と一緒か!断りたいくらいだぜ!」
「いじわる言わないで、これあげるから」
そういうと蒼は一本の水筒をとりだした。
「!…おう!こいつぁ久しぶりに飲むな!いいぞ!今日は許してやる!」
ゴクゴクと水筒の中身を飲み干して、機嫌が良くなったようだ。
「何飲ませたんだ?」
「コーラです。龍達の大好物なんです」
コーラ?また拍子抜けするようなことを…。
「龍ってだけあって、血が好き、とかかと思ったよ」
「あはは、みんな意外と子供舌なんですよ。でもみんな、私たちよりずっと長生きしてます。100年、200年生きてるのが当たり前です」
「龍神は何年生きてるんだ?」
「龍神様は1500歳です。おそらく龍の中では一番長いかと」
1500年生きた龍神を宿しているのか…この子が敵でなくて本当に良かった。
「蒼の術と、龍神の術は関連しているのか?」
「いえ、私の術は私のチャクラ、龍神様の術は龍神様のチャクラを使っています。よく使うカプセルは私のチャクラですね。術式に龍遁、というのがあって、それは龍神様のチャクラを使います」
龍遁…聞いたことないな。
「どんな術か今見せてもらうことはできるかい?」
「仰せのままに」
蒼は一定の距離をとり、俺に攻撃してくるようサインをだした。
まずは遠距離から…
クナイと手裏剣に起爆札を付けて飛ばす。
「龍遁!龍鱗壁(りゅうりんへき)の術!」
龍の鱗が壁のように並び盾を作る。
起爆しても剥がれないようだ。
ならば接近戦…!
…体術もそこそこ手馴れているとみた。
上手くかわされる。
「雷遁影分身!」
四方八方から攻撃を放つ。逃げ場は無いはず。
「龍遁!龍神の舞!」
「…!浮いている…」
高みから見下ろす蒼は笑うことなく戦闘モードで、今にも俺を殺しそうだった。
「天上天下・唯我独尊」
蒼が素早く印を結ぶ。
「龍遁、碧炎砲の術」
口から鉄砲のように青い炎を吐く術か。これくらいなら避けられる。
「ちょこまかと…」
蒼の目付きが「マジ」になってきた。そろそろ終えよう。
「蒼!ストップ!術は見れたし、早く鏡隠れの里に行こう!」
「…はっ!私ってば、カカシ様になんてことを…!」
空中から降りてきた蒼はいつも通りの表情で、すみませんと何度も謝ってきた。
「いや、見たかったのは俺の方だし、蒼が謝ることは無いよ」
実際、マジで殺しにかかってると思ったから終われてほっとした。
「それじゃ、向かいましょう!タツ朗、お願いね!」
「猛スピードで行くぜぇえええ」
…
…
「着いたぜぇええええ。この一本道を歩いていけば正門だ」
「ありがとう、タツ朗」
「おう!蒼、おっさん、じゃあな!」
「100年も生きてるくせにおっさんって…」
少し落ち込んだ。いやかなり凹んだ。
「カカシ様は32歳!まだまだお若いですよ!」
「フォローありがとう…」
「じゃ、変化しますか!」
どろん、と2人で旅人の変化をして里の正門へ向かった。
「お前ら、何者だ。なんの用でここに来た」
「あたしらは旅人でして…この里で一休みしたいと思い来ました」
「一泊したら出ますんで、少しの間だけでもお願いしやす」
「フン…通れ…街は鏡だらけだからな、変なことしたら一発で捕まるぞ」
「へい…ありがとうございます…」
無事に里へ侵入できた、はいいが、街は鏡だらけで動こうにも動けないのでは?
「カカシ様…確かに街は鏡だらけですが、死角があります」
「どこだ…?」
「厠です」
あぁ、なるほど。厠であれば鏡張りにするのはまずいだろう。
「長がいる場所から一番近くにある厠で護衛の姿に変化しましょう。ここの護衛は見たことがあるので、私が出た後に真似して変化してください」
「わかったよ」
「…変化!」
蒼が厠から出てきたので俺も格好を真似る。
「変化!」
これで長のいる建物へと向かった。
…
…
長がいる城へ着いた。
「ご苦労、長は何をしていらっしゃる?」
蒼が門番の男に気配を知られることなく聞き出している。やっぱり暗部なだけあって慣れているな…。
「長は今、氷隠れの里の忍者と密会中だ。これは誰にも知られてはいけないらしい」
「そうか、助かる」
一瞬で男の点穴を突いて失神させた。
「カカシ様、城の一番上まで行きましょう」
私に捕まって下さい、と言ってきたので、とりあえず腕を掴んだ。
「龍遁!龍神の舞!」
これは里を出る前に見せた浮く術か…とは思ったが、スピードがかなり早く上まで突き抜けて行き…
ドン!ドカーーン!!
「な、何者だ?!」
「蒼、自分が暗部ってこと自覚してる?」
長と氷忍がいるところまで天井を破って着いてしまった。隠れる場所なんてどこにも無い。
「あはは、呼ばれて飛び出てなんとやら、氷忍のみなさん、あなた達の思うようにはさせない!」
「…アジトにいた5人は全て殺した。残るはお前たちだけだ」
突如、戦闘開始!
里の門で蒼と待ち合わせた。
今回もタツ朗を口寄せし懇願したが、どうやら俺がいるのが気に食わないらしい。
「まぁたこの男と一緒か!断りたいくらいだぜ!」
「いじわる言わないで、これあげるから」
そういうと蒼は一本の水筒をとりだした。
「!…おう!こいつぁ久しぶりに飲むな!いいぞ!今日は許してやる!」
ゴクゴクと水筒の中身を飲み干して、機嫌が良くなったようだ。
「何飲ませたんだ?」
「コーラです。龍達の大好物なんです」
コーラ?また拍子抜けするようなことを…。
「龍ってだけあって、血が好き、とかかと思ったよ」
「あはは、みんな意外と子供舌なんですよ。でもみんな、私たちよりずっと長生きしてます。100年、200年生きてるのが当たり前です」
「龍神は何年生きてるんだ?」
「龍神様は1500歳です。おそらく龍の中では一番長いかと」
1500年生きた龍神を宿しているのか…この子が敵でなくて本当に良かった。
「蒼の術と、龍神の術は関連しているのか?」
「いえ、私の術は私のチャクラ、龍神様の術は龍神様のチャクラを使っています。よく使うカプセルは私のチャクラですね。術式に龍遁、というのがあって、それは龍神様のチャクラを使います」
龍遁…聞いたことないな。
「どんな術か今見せてもらうことはできるかい?」
「仰せのままに」
蒼は一定の距離をとり、俺に攻撃してくるようサインをだした。
まずは遠距離から…
クナイと手裏剣に起爆札を付けて飛ばす。
「龍遁!龍鱗壁(りゅうりんへき)の術!」
龍の鱗が壁のように並び盾を作る。
起爆しても剥がれないようだ。
ならば接近戦…!
…体術もそこそこ手馴れているとみた。
上手くかわされる。
「雷遁影分身!」
四方八方から攻撃を放つ。逃げ場は無いはず。
「龍遁!龍神の舞!」
「…!浮いている…」
高みから見下ろす蒼は笑うことなく戦闘モードで、今にも俺を殺しそうだった。
「天上天下・唯我独尊」
蒼が素早く印を結ぶ。
「龍遁、碧炎砲の術」
口から鉄砲のように青い炎を吐く術か。これくらいなら避けられる。
「ちょこまかと…」
蒼の目付きが「マジ」になってきた。そろそろ終えよう。
「蒼!ストップ!術は見れたし、早く鏡隠れの里に行こう!」
「…はっ!私ってば、カカシ様になんてことを…!」
空中から降りてきた蒼はいつも通りの表情で、すみませんと何度も謝ってきた。
「いや、見たかったのは俺の方だし、蒼が謝ることは無いよ」
実際、マジで殺しにかかってると思ったから終われてほっとした。
「それじゃ、向かいましょう!タツ朗、お願いね!」
「猛スピードで行くぜぇえええ」
…
…
「着いたぜぇええええ。この一本道を歩いていけば正門だ」
「ありがとう、タツ朗」
「おう!蒼、おっさん、じゃあな!」
「100年も生きてるくせにおっさんって…」
少し落ち込んだ。いやかなり凹んだ。
「カカシ様は32歳!まだまだお若いですよ!」
「フォローありがとう…」
「じゃ、変化しますか!」
どろん、と2人で旅人の変化をして里の正門へ向かった。
「お前ら、何者だ。なんの用でここに来た」
「あたしらは旅人でして…この里で一休みしたいと思い来ました」
「一泊したら出ますんで、少しの間だけでもお願いしやす」
「フン…通れ…街は鏡だらけだからな、変なことしたら一発で捕まるぞ」
「へい…ありがとうございます…」
無事に里へ侵入できた、はいいが、街は鏡だらけで動こうにも動けないのでは?
「カカシ様…確かに街は鏡だらけですが、死角があります」
「どこだ…?」
「厠です」
あぁ、なるほど。厠であれば鏡張りにするのはまずいだろう。
「長がいる場所から一番近くにある厠で護衛の姿に変化しましょう。ここの護衛は見たことがあるので、私が出た後に真似して変化してください」
「わかったよ」
「…変化!」
蒼が厠から出てきたので俺も格好を真似る。
「変化!」
これで長のいる建物へと向かった。
…
…
長がいる城へ着いた。
「ご苦労、長は何をしていらっしゃる?」
蒼が門番の男に気配を知られることなく聞き出している。やっぱり暗部なだけあって慣れているな…。
「長は今、氷隠れの里の忍者と密会中だ。これは誰にも知られてはいけないらしい」
「そうか、助かる」
一瞬で男の点穴を突いて失神させた。
「カカシ様、城の一番上まで行きましょう」
私に捕まって下さい、と言ってきたので、とりあえず腕を掴んだ。
「龍遁!龍神の舞!」
これは里を出る前に見せた浮く術か…とは思ったが、スピードがかなり早く上まで突き抜けて行き…
ドン!ドカーーン!!
「な、何者だ?!」
「蒼、自分が暗部ってこと自覚してる?」
長と氷忍がいるところまで天井を破って着いてしまった。隠れる場所なんてどこにも無い。
「あはは、呼ばれて飛び出てなんとやら、氷忍のみなさん、あなた達の思うようにはさせない!」
「…アジトにいた5人は全て殺した。残るはお前たちだけだ」
突如、戦闘開始!