なんでもない、ただの愛
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修行すると言っても火影である俺はそんなに暇じゃない。できたとしても夜に少し蒼に付き合ってもらう程度だ。
それでも蒼は何もしないよりマシだと言っていた。
「それじゃ、カカシ様、いきますよ!」
演習場を使って擬似龍神(蒼)と戦う。
「廻天之力」
さっそく見えない龍の秘術か……捕えられないように逃げ回るのはどうだ?
蒼は俺を追うように腕を動かす。やはり自動追尾というわけではないんだな。
そのまま蒼に突っ込む!
「龍金眼」
「ぐっ……」
体が動かない。そうだ、蒼にはこの眼もあったんだった。蒼がゆっくりと俺に近づきクナイを向ける。
「まずは私が一本、ですね」
「そーね……」
蒼が龍金眼を解いた瞬間、向けられたクナイを叩き落としそのまま腕を掴み背負い投げのような形で蒼に地に手をつかせた。
「油断しちゃダメでしょ」
「……参りました」
気を取り直して第二戦。
「雷遁・影分身!」
雷遁の術か……蒼も慣れたもんだな……。
「龍光一閃!!」
一瞬、蒼が視界から消えて突然目の前に現れた。
「紫電!!」
三方向からくる紫電を俺は変わり身の術で避け、紫電で手裏剣を投げる。
蒼はそれを容易に避け、龍金眼を開眼する。俺は蒼と目を合わせないように視線を下にずらし、蒼の行動を読み取る。
「龍光一閃」
まただ。蒼が俺の目の前に現れ隙をつく。時空間忍術か?腹に手を抑えられた。
「龍遁・蓮華躑躅」
「っ……なんだこれ……」
「チャクラによる毒のようなものです。痺れや麻痺をおこします」
体が麻痺して動かない。
「降参だ」
「治癒しますね」
蒼のおかげで動けるようになった。
「次はどう来る?」
第三戦。
「龍遁・龍の雛芥子!」
視界がふらつく。だんだん眠くなる……。
寝ちゃいけまい、おもいっきりクナイで自分の太ももを刺す。目が冴えた。
「やりますね……龍遁・碧炎砲!!」
大きく青い炎が俺を襲う。
「土遁・土流壁!!」
「龍遁・龍炎爆破!」
今度は小さな炎たちが俺の周りで爆発を起こす。
相変わらず蒼は俺と距離を取っている。
龍光一閃を除けば、近距離戦は苦手なのか?
俺はなんとか蒼に近づこうとするが、蒼は離れていく一方だ。
「龍遁・幻龍縛」
なんだ……突然龍が俺を捕らえ締め付ける。
「カプセル」
やられてしまった。この術にかかれば俺の命はもうないと悟ってもい。
「龍神の名のもとに、太陽の日となせ」
「蒼、ギブアップだ。これには勝てない」
「解除します」
さて、四戦目だ。
俺も速さには自信がある。龍金眼は目を合わせなければいい。一気に蒼に詰寄る。
体術戦にもってきた。
俺が蹴りを入れると蒼は両手でカバーし右ストレートをかますとスっと避ける。今度は腹部に蹴りを一本。
後ろに下がり距離を置こうとするのでさらに詰める。
蒼の腕を掴み紫電を喰らわす。
「カハッ……」
「蒼、大丈夫?」
「はい。ちょっと治癒します」
自分で自分を治癒する。器用だな。
「今日は2勝2敗。外暗いし、これくらいにしとこう」
「はい!私も勉強になりました!」
蒼の術は中遠距離に向くものばかりだ。
龍光一閃も奇襲に向いてるものだろう。
近距離の体術は苦手なのかな?
また修行で試してみよう。
……
……
ーーー翌日夕刻。
「カカシ様!よろしくお願いします!」
今日は蒼の方から近接戦に持ち込んできた。
膝で俺の腹部を蹴りそのまま回し蹴りする。
軽くカスったがなんてことはない。
そのまま俺の顎に向けて拳を上げる。
これが当ったら失神ものだ。
後ろに避け俺も足で一蹴する。
顔に向けて蹴ったが蒼は片手で俺の足をつかんだ。
やばい。なにかされる。
「龍遁・心炎龍爆」
なんだ?なぜ何も起きない?
「……カカシ様の心臓には今、わかりやすくいうと起爆札が付いています。私の意思で爆発させられます」
「えっ、待って。俺死ぬってこと?」
「私が爆発させなければ死にません」
「参った。ギブアップだよ」
龍神も同じ技を使えるはずだ。もしかして奴、俺を殺すつもりじゃないだろうな。
第二戦。
「氷遁・一角白鯨!!」
巨大な一角の氷を上空から地面に叩きつける。蒼も逃げ場はないだろう。
「龍光一閃」
まただ。またこれだ。四代目のアレと同じようなものか。しかしマーキングしている素振りがない。
「龍遁・龍の渦雷(うずらい)」
龍が俺の周りに渦をまく。その後強い電撃を感じた。
「わ!渦雷をくらって立てる人がいるなんて!」
「だてに火影やってないのよ……」
接近戦に持ち込む。
蒼は体術は並以上……といったところか。中遠距離の方が得意なのだろう。体術になると術を一切発動させない。俺が教えた紫電以外に接近戦向けの術がないのだろうか。
だとしたら、穴だな。
「表蓮華!」
蒼を抱え上空から一気に降下する。
蒼は失神してしまった。
「おーい蒼、大丈夫かー」
「ハッ……わたし、いつから……?」
「2時間くらい前かな。もう暗いし、この辺にして帰ろう」
「すみません!せっかくの修行の時間を無駄にしてしまって……!」
「いいのいいの、俺も勉強になってるし」
「あの……ちょっと遅いけど夕飯作らせてください!」
「いいけど……どうしたの?」
「修行の後なんで筋肉つける食べ物がいいかなと思って!」
そんなことまで考えてくれてたんだ。こりゃ龍神とは本気でやり合うしかないな。
「ありがとう。頼むよ」
「はい!!」
夕飯は酢豚に冷奴のよだれ鶏のせ、ザーサイに卵スープだった。デザートはフルーツヨーグルト。
「お肉を沢山食べてください!タンパク質です!」
「はーい。いただきます」
美味いなぁ。蒼は何でこんなに料理できるんだろ。山で生活していた頃はどうしてたんだ?
ま、詮索はしないけど……。
「蒼、申し訳ないけどまた明日もよろしくな」
「はい!!」
「ところでさ、龍光一閃って術、あれなんなの?」
「あれは視野にあるところならどこでも移動出来る時空間忍術です」
「そっか……なるほどね……」
龍神も同じ技が使えるとしたら、少し厄介かもしれない。いやかなり。
「蒼に使えて、龍神に使えない技とかあるの?」
「んー、カプセルとか紫電、雷遁・影分身は使えないと思います」
カプセルが使えないだけありがたいか……。
「蒼、また明日もよろしくな」
「はい!」
蒼はどことなく楽しそうだった。
それでも蒼は何もしないよりマシだと言っていた。
「それじゃ、カカシ様、いきますよ!」
演習場を使って擬似龍神(蒼)と戦う。
「廻天之力」
さっそく見えない龍の秘術か……捕えられないように逃げ回るのはどうだ?
蒼は俺を追うように腕を動かす。やはり自動追尾というわけではないんだな。
そのまま蒼に突っ込む!
「龍金眼」
「ぐっ……」
体が動かない。そうだ、蒼にはこの眼もあったんだった。蒼がゆっくりと俺に近づきクナイを向ける。
「まずは私が一本、ですね」
「そーね……」
蒼が龍金眼を解いた瞬間、向けられたクナイを叩き落としそのまま腕を掴み背負い投げのような形で蒼に地に手をつかせた。
「油断しちゃダメでしょ」
「……参りました」
気を取り直して第二戦。
「雷遁・影分身!」
雷遁の術か……蒼も慣れたもんだな……。
「龍光一閃!!」
一瞬、蒼が視界から消えて突然目の前に現れた。
「紫電!!」
三方向からくる紫電を俺は変わり身の術で避け、紫電で手裏剣を投げる。
蒼はそれを容易に避け、龍金眼を開眼する。俺は蒼と目を合わせないように視線を下にずらし、蒼の行動を読み取る。
「龍光一閃」
まただ。蒼が俺の目の前に現れ隙をつく。時空間忍術か?腹に手を抑えられた。
「龍遁・蓮華躑躅」
「っ……なんだこれ……」
「チャクラによる毒のようなものです。痺れや麻痺をおこします」
体が麻痺して動かない。
「降参だ」
「治癒しますね」
蒼のおかげで動けるようになった。
「次はどう来る?」
第三戦。
「龍遁・龍の雛芥子!」
視界がふらつく。だんだん眠くなる……。
寝ちゃいけまい、おもいっきりクナイで自分の太ももを刺す。目が冴えた。
「やりますね……龍遁・碧炎砲!!」
大きく青い炎が俺を襲う。
「土遁・土流壁!!」
「龍遁・龍炎爆破!」
今度は小さな炎たちが俺の周りで爆発を起こす。
相変わらず蒼は俺と距離を取っている。
龍光一閃を除けば、近距離戦は苦手なのか?
俺はなんとか蒼に近づこうとするが、蒼は離れていく一方だ。
「龍遁・幻龍縛」
なんだ……突然龍が俺を捕らえ締め付ける。
「カプセル」
やられてしまった。この術にかかれば俺の命はもうないと悟ってもい。
「龍神の名のもとに、太陽の日となせ」
「蒼、ギブアップだ。これには勝てない」
「解除します」
さて、四戦目だ。
俺も速さには自信がある。龍金眼は目を合わせなければいい。一気に蒼に詰寄る。
体術戦にもってきた。
俺が蹴りを入れると蒼は両手でカバーし右ストレートをかますとスっと避ける。今度は腹部に蹴りを一本。
後ろに下がり距離を置こうとするのでさらに詰める。
蒼の腕を掴み紫電を喰らわす。
「カハッ……」
「蒼、大丈夫?」
「はい。ちょっと治癒します」
自分で自分を治癒する。器用だな。
「今日は2勝2敗。外暗いし、これくらいにしとこう」
「はい!私も勉強になりました!」
蒼の術は中遠距離に向くものばかりだ。
龍光一閃も奇襲に向いてるものだろう。
近距離の体術は苦手なのかな?
また修行で試してみよう。
……
……
ーーー翌日夕刻。
「カカシ様!よろしくお願いします!」
今日は蒼の方から近接戦に持ち込んできた。
膝で俺の腹部を蹴りそのまま回し蹴りする。
軽くカスったがなんてことはない。
そのまま俺の顎に向けて拳を上げる。
これが当ったら失神ものだ。
後ろに避け俺も足で一蹴する。
顔に向けて蹴ったが蒼は片手で俺の足をつかんだ。
やばい。なにかされる。
「龍遁・心炎龍爆」
なんだ?なぜ何も起きない?
「……カカシ様の心臓には今、わかりやすくいうと起爆札が付いています。私の意思で爆発させられます」
「えっ、待って。俺死ぬってこと?」
「私が爆発させなければ死にません」
「参った。ギブアップだよ」
龍神も同じ技を使えるはずだ。もしかして奴、俺を殺すつもりじゃないだろうな。
第二戦。
「氷遁・一角白鯨!!」
巨大な一角の氷を上空から地面に叩きつける。蒼も逃げ場はないだろう。
「龍光一閃」
まただ。またこれだ。四代目のアレと同じようなものか。しかしマーキングしている素振りがない。
「龍遁・龍の渦雷(うずらい)」
龍が俺の周りに渦をまく。その後強い電撃を感じた。
「わ!渦雷をくらって立てる人がいるなんて!」
「だてに火影やってないのよ……」
接近戦に持ち込む。
蒼は体術は並以上……といったところか。中遠距離の方が得意なのだろう。体術になると術を一切発動させない。俺が教えた紫電以外に接近戦向けの術がないのだろうか。
だとしたら、穴だな。
「表蓮華!」
蒼を抱え上空から一気に降下する。
蒼は失神してしまった。
「おーい蒼、大丈夫かー」
「ハッ……わたし、いつから……?」
「2時間くらい前かな。もう暗いし、この辺にして帰ろう」
「すみません!せっかくの修行の時間を無駄にしてしまって……!」
「いいのいいの、俺も勉強になってるし」
「あの……ちょっと遅いけど夕飯作らせてください!」
「いいけど……どうしたの?」
「修行の後なんで筋肉つける食べ物がいいかなと思って!」
そんなことまで考えてくれてたんだ。こりゃ龍神とは本気でやり合うしかないな。
「ありがとう。頼むよ」
「はい!!」
夕飯は酢豚に冷奴のよだれ鶏のせ、ザーサイに卵スープだった。デザートはフルーツヨーグルト。
「お肉を沢山食べてください!タンパク質です!」
「はーい。いただきます」
美味いなぁ。蒼は何でこんなに料理できるんだろ。山で生活していた頃はどうしてたんだ?
ま、詮索はしないけど……。
「蒼、申し訳ないけどまた明日もよろしくな」
「はい!!」
「ところでさ、龍光一閃って術、あれなんなの?」
「あれは視野にあるところならどこでも移動出来る時空間忍術です」
「そっか……なるほどね……」
龍神も同じ技が使えるとしたら、少し厄介かもしれない。いやかなり。
「蒼に使えて、龍神に使えない技とかあるの?」
「んー、カプセルとか紫電、雷遁・影分身は使えないと思います」
カプセルが使えないだけありがたいか……。
「蒼、また明日もよろしくな」
「はい!」
蒼はどことなく楽しそうだった。