なんでもない、ただの愛
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「ここだ、ここに額当てと同じニオイの奴がいる」
森の中、一軒の小屋にたどり着いた。
「カカシ様は顔が割れてると思うので、離れたところで待っていてください」
「わかった。慎重にいけよ」
「はい!」
面をし、ドアをノックする。
「どこのどいつだ〜…っ…」
赤髪の、背の高い男。
「私は暗部だ。貴様は今指名手配で追われている身だ(嘘)。身柄を拘束する」
「はっ?!どういうことだ?俺はなにもしちゃいねー」
「秘箱…といえばわかるか?」
敵の顔色が変わった。
「はっ…なんのことだかさっぱりだぜ」
「…ここに自白剤がある(嘘)。これを貴様に飲ませて吐かせることもできるが?」
「っ…お前何者だ?誰の指示で動いている」
「極秘任務だ。貴様が手配した抜け忍たちは全員殺した」
「…!!」
「状況を把握したようだな。自首しろ」
「…誰が何をしたって俺には関係ねぇ!水遁・水陣波!」
大量の水波が蒼を襲う。
「龍遁・龍鱗壁!」
「水遁・霧隠れの術!」
蒼の周りが霧で覆われた、どうやら身体が思うように動かないみたいだ。
「風遁・大突破!」
「カカシ様!!」
「?!…火影が何故いる…?」
「蒼、大丈夫か?」
「はい、風で霧を吹き飛ばしてくださったお陰で麻痺も解けてきました」
「戦えるか?」
「おまかせください。龍遁・雷龍迅!」
「ぐぁああああ!!!」
「蒼…今のは…」
「雷の形をした龍が…要は落雷したということです」
「そんな術もあるんだな…俺の雷切と似たようなものか」
「そうですね…あ、まだ息がありますね」
「はぁ…はぁ…水遁・水分身の術!」
分身したチカラが一斉に攻撃を仕掛けてくる。
投げられたクナイを飄々と避け、
蒼は再び印を結んで敵に電撃を与えた。
「なんと…まだ生きてるとは…生命力だけは立派だな」
「うるせぇ…ここでくたばるわけにはいかねぇんだよ!…チッ。水遁・水龍弾の術!」
水のないところからも水を生み出す。水野チカラの腕は相当なものだろう。
「龍遁・龍鱗壁!」
「くそっ…さっきからなんだ!お前の術は!」
「死んだら教えてやるよ」
「くそっ…水遁・大瀑布の術!」
「土遁・土流壁」
「カカシ様!ありがとうございます!」
ちょこまかと動いていた水野チカラの動きが一瞬止まった。
「カプセル」
蒼の十八番だ。この結界に入ったら死を意味する。
「龍神の名のもとに、太陽の日となせ!」
「あっ…体が…」
「設定温度60度…70度…80度…」
「あ…あが…」
水野チカラの呼吸が止まった。
「なかなか骨のある相手でしたね」
「蒼にしては手こずっていたな」
「あーいう生きる力を持つ者は勘が鋭いので、私の術を警戒していました。カプセルまで中々たどりつけなかった」
「そうか…とりあえず、水影に報告だな」
「ですね…。死体は念の為運びましょう」
口寄せの術!と言って、蒼はタツ朗を召喚した。
「3人も乗るのかよ〜!しかも1人は死体かよ!神聖な俺様の上に死体を置くとは!」
「ごめんね。はい、コーラ」
「行くぜぇ〜!」
タツ朗のお陰で日が暮れる前に水影の元に辿り着いた。
「水影様、水野チカラを暗殺しました。死体をお持ちしました、ご確認を」
「…チカラで間違いない…何故こんな…」
「今の火影を暗殺し、新たな火影に自分に優位な話を吹きかけるつもりだったようです」
「そうか…うちの忍者が…元忍者が申し訳ないことをしました。なんとお詫びしたらいいか…特にカカシ殿、あなたには大変な目に合わせてしまいました」
「結果的には助かっているので問題ありません。それにしても、霧隠れの里には抜け忍が多いですね…」
「はい…何とか対策せねばとは思っています。今回のことを機に徹底して抜け忍を処置していこうと思います」
「お気をつけください。では、我々は失礼します」
「カカシ殿、一ノ瀬殿、ありがとうございました」
水影室を出て蒼が俺に抱きついてきた。
「カカシ様…本当に生きていて良かった…」
泣いているのだろうか。鼻をすする音がする。
「ありがとうな。蒼のお陰で俺は生きてるよ」
「勝手に死んだりしたら、許しませんからね!」
「ははっ、気をつけるよ」
「帰りはゆっくり帰りましょう。ハチに頼みます。口寄せの術!」
「蒼!この間の礼をまだもらってねーぞ!」
「はいはい、コーラだよ」
「わかりゃあいいんだ!グビッグビッ」
「木ノ葉隠れの里までお願い」
「全く、龍使いが荒いぜ!たまには戦闘させろ!体がなまっちまう!」
「わかったよ、次戦うことがあればハチにお願いするね」
「頼んだぜー!」
ハチに乗って、俺と蒼は無事木ノ葉隠れの里に戻ってこれた。シカマルに報告もなしに出かけるなと怒られた。
「蒼、疲れただろ、先に帰って寝てな」
「今日は一緒に帰りましょう!待ってます!」
「そうか?わかった。はやめに仕事切り上げるよ」
「はい!」
オレ奪還は完全に無事成功、ということで、ふたりでラーメンを食べに行った。
蒼が居なかったら俺は生きていなかったかもしれない。命の恩人だ。改めて蒼に感謝を述べた。
蒼は太陽みたいに明るい顔をして「カカシ様を守ることが私の使命ですから!」と嬉しそうにしていた。
大事にしなきゃな。この子の好意を踏みにじることだけはしたくない。本当にありがとう、蒼。
森の中、一軒の小屋にたどり着いた。
「カカシ様は顔が割れてると思うので、離れたところで待っていてください」
「わかった。慎重にいけよ」
「はい!」
面をし、ドアをノックする。
「どこのどいつだ〜…っ…」
赤髪の、背の高い男。
「私は暗部だ。貴様は今指名手配で追われている身だ(嘘)。身柄を拘束する」
「はっ?!どういうことだ?俺はなにもしちゃいねー」
「秘箱…といえばわかるか?」
敵の顔色が変わった。
「はっ…なんのことだかさっぱりだぜ」
「…ここに自白剤がある(嘘)。これを貴様に飲ませて吐かせることもできるが?」
「っ…お前何者だ?誰の指示で動いている」
「極秘任務だ。貴様が手配した抜け忍たちは全員殺した」
「…!!」
「状況を把握したようだな。自首しろ」
「…誰が何をしたって俺には関係ねぇ!水遁・水陣波!」
大量の水波が蒼を襲う。
「龍遁・龍鱗壁!」
「水遁・霧隠れの術!」
蒼の周りが霧で覆われた、どうやら身体が思うように動かないみたいだ。
「風遁・大突破!」
「カカシ様!!」
「?!…火影が何故いる…?」
「蒼、大丈夫か?」
「はい、風で霧を吹き飛ばしてくださったお陰で麻痺も解けてきました」
「戦えるか?」
「おまかせください。龍遁・雷龍迅!」
「ぐぁああああ!!!」
「蒼…今のは…」
「雷の形をした龍が…要は落雷したということです」
「そんな術もあるんだな…俺の雷切と似たようなものか」
「そうですね…あ、まだ息がありますね」
「はぁ…はぁ…水遁・水分身の術!」
分身したチカラが一斉に攻撃を仕掛けてくる。
投げられたクナイを飄々と避け、
蒼は再び印を結んで敵に電撃を与えた。
「なんと…まだ生きてるとは…生命力だけは立派だな」
「うるせぇ…ここでくたばるわけにはいかねぇんだよ!…チッ。水遁・水龍弾の術!」
水のないところからも水を生み出す。水野チカラの腕は相当なものだろう。
「龍遁・龍鱗壁!」
「くそっ…さっきからなんだ!お前の術は!」
「死んだら教えてやるよ」
「くそっ…水遁・大瀑布の術!」
「土遁・土流壁」
「カカシ様!ありがとうございます!」
ちょこまかと動いていた水野チカラの動きが一瞬止まった。
「カプセル」
蒼の十八番だ。この結界に入ったら死を意味する。
「龍神の名のもとに、太陽の日となせ!」
「あっ…体が…」
「設定温度60度…70度…80度…」
「あ…あが…」
水野チカラの呼吸が止まった。
「なかなか骨のある相手でしたね」
「蒼にしては手こずっていたな」
「あーいう生きる力を持つ者は勘が鋭いので、私の術を警戒していました。カプセルまで中々たどりつけなかった」
「そうか…とりあえず、水影に報告だな」
「ですね…。死体は念の為運びましょう」
口寄せの術!と言って、蒼はタツ朗を召喚した。
「3人も乗るのかよ〜!しかも1人は死体かよ!神聖な俺様の上に死体を置くとは!」
「ごめんね。はい、コーラ」
「行くぜぇ〜!」
タツ朗のお陰で日が暮れる前に水影の元に辿り着いた。
「水影様、水野チカラを暗殺しました。死体をお持ちしました、ご確認を」
「…チカラで間違いない…何故こんな…」
「今の火影を暗殺し、新たな火影に自分に優位な話を吹きかけるつもりだったようです」
「そうか…うちの忍者が…元忍者が申し訳ないことをしました。なんとお詫びしたらいいか…特にカカシ殿、あなたには大変な目に合わせてしまいました」
「結果的には助かっているので問題ありません。それにしても、霧隠れの里には抜け忍が多いですね…」
「はい…何とか対策せねばとは思っています。今回のことを機に徹底して抜け忍を処置していこうと思います」
「お気をつけください。では、我々は失礼します」
「カカシ殿、一ノ瀬殿、ありがとうございました」
水影室を出て蒼が俺に抱きついてきた。
「カカシ様…本当に生きていて良かった…」
泣いているのだろうか。鼻をすする音がする。
「ありがとうな。蒼のお陰で俺は生きてるよ」
「勝手に死んだりしたら、許しませんからね!」
「ははっ、気をつけるよ」
「帰りはゆっくり帰りましょう。ハチに頼みます。口寄せの術!」
「蒼!この間の礼をまだもらってねーぞ!」
「はいはい、コーラだよ」
「わかりゃあいいんだ!グビッグビッ」
「木ノ葉隠れの里までお願い」
「全く、龍使いが荒いぜ!たまには戦闘させろ!体がなまっちまう!」
「わかったよ、次戦うことがあればハチにお願いするね」
「頼んだぜー!」
ハチに乗って、俺と蒼は無事木ノ葉隠れの里に戻ってこれた。シカマルに報告もなしに出かけるなと怒られた。
「蒼、疲れただろ、先に帰って寝てな」
「今日は一緒に帰りましょう!待ってます!」
「そうか?わかった。はやめに仕事切り上げるよ」
「はい!」
オレ奪還は完全に無事成功、ということで、ふたりでラーメンを食べに行った。
蒼が居なかったら俺は生きていなかったかもしれない。命の恩人だ。改めて蒼に感謝を述べた。
蒼は太陽みたいに明るい顔をして「カカシ様を守ることが私の使命ですから!」と嬉しそうにしていた。
大事にしなきゃな。この子の好意を踏みにじることだけはしたくない。本当にありがとう、蒼。