なんでもない、ただの愛
夢小説設定
カカシ様から告白されて。3日が経った。シカマルくんにもお礼を言い、やっと公認の恋人同士となった。
が、ある日突然カカシ様が行方不明になったと連絡がきた。
行方不明…?どこかでのんびり本を読んでるとかじゃなくて?
「おい蒼、現実を受け入れられないのはわかるが、これが現実だ」
「カカシ様が…!」
「火影様は術を発動できなくなる禁術箱に収められている。敵は霧隠れの者だ」
「敵は今どこに向かっていますか」
怒りがふつふつと湧いてくる。私の主様を拐うなんて、許せない。
「敵は霧隠れの里に向かっている」
「先輩、先に行ってもいいですか」
「おう、俺達も後を追う」
「口寄せの術!」
「なんだ、蒼じゃねぇか」
「タツ朗、いそいで霧隠れの里へ向かって欲しい」
「なにか事情があるんだな…乗れ」
龍のスピードはどの騎獣よりも早く、体を透明化することもできるので、割とすんなり中へ入れた。
「タツ朗、この匂いを辿って欲しい」
タツ朗にカカシ様が残していった帽子の匂いを嗅がせる。
「こりゃ…近くにいるはいるが、血の匂いも混ざってるな」
「血…?!」
「場所はだいたいわかった。ついてこい」
タツ朗についていくと、路地裏に案内された。
「タツ朗…」
「ここに裏口がある。そこにカカシはいる」
壁を押すとそれは扉になっていて、ゆっくりと開いた。
ギィ、と扉が軋む音がする。
「何者だ?!」
もう先方にバレてしまった。ならしかたがない。
「火影様を奪還しにきた!お前らの悪事、ただ事では済まないぞ!」
「はっ…威勢のいいガキが。女か?たっぷりかわいがってやるよ」
カカシ様を見ると、額に怪我をしていた。
「貴様ら…私の主様に傷を負わせたな…」
ゾワッと殺気立ったのも自分でわかる。
「けっ、女がひとりでなにができ」
「龍遁、氷龍舞華」
巨大な氷の龍が踊るように敵3名を締め付けていく。
「裏に誰がいる、話せ」
「ぐあぁああああ、話してたまるものか、いっその事殺してくれ」
「お前は連れて帰る。他の奴らは殺す」
そう言って氷の龍で次々と敵を締め上げ、息もできないよう凍らせ、最後に氷の刃で敵を始末した。
「カカシ様!大丈夫ですか?!お怪我されてますね…今治癒します。龍神の名のもとに、回復と安らぎをなせ!」
「すまなかったな」
「いえ…何があったんですか?」
「俺が入っていた箱があるだろ?あれには呪いの目がついていて、目を合わせると必ず箱に閉じ込められるんだ」
「なるほど…目的はなんなんですかね?」
「あらかた俺を殺して次の火影を自分たちの都合のいいようにしたかったんだろ」
「そんな…相手は霧隠れでしたよね」
カカシ様の傷が治ったので、人質を連れて里へ戻った。
ガタンッゴトンッ
「う、うわぁああああ」
ベリッ
敵の爪を一枚ずつ剥がしていく。
「いでえぇえええええ!!」
「話せば楽にしてあげます」
ベリッ
「あぁあああわかった!話す!話すからもうやめてくれ!」
「ではどうぞ」
「これは霧隠れの一部の反抗だ。水影とは関係ねぇ。火影を拉致して、里を混乱させるつもりだった」
「わたしました。それではさようなら。カプセル」
「???」
「龍神の名のもとに、太陽の日となせ」
「あ、あぢぃ…なんだこれ…だんだん意識が遠のいて…」
「設定温度70度」
…
「脳死か」
「火影様…犯人は口を割りました。木ノ葉隠れの里を混乱させるのが目的で…」
「なるほどな」
そんなことより、と言ってカカシ様がマスクをはずして私の唇を奪う。
「んっ…」
舌に舌が絡まりとろけるような感覚になる。
「はぁ…」
「蒼はキスの続きを知らないんだっけ?」
「僭越ながら…」
「…今日はここまでにしよう」
ちょっとショックを受けた。カカシ様が私に気を使ってくれてるのはわかってるんだけど、なんかこう、女として終わってる気が…
いきおいあまってカカシ様の腕を掴む。
「きょ、今日続きを教えてください!」
ぎゅっと握る手に汗をかいて、目をぎゅっと瞑ってカカシ様の返事を待つ。
「ふーん。今日でもいいけど、蒼大丈夫なの?」
「は、はい!覚悟は出来てます!」
「ははっ。覚悟って。せっかくの蒼のお誘いだから、無下にはしないよ。ついておいで」
てくてくと街を歩いていると、お屋敷のような家に着いた。
「これから…これからカカシ様と一緒になるんだ…!」
が、ある日突然カカシ様が行方不明になったと連絡がきた。
行方不明…?どこかでのんびり本を読んでるとかじゃなくて?
「おい蒼、現実を受け入れられないのはわかるが、これが現実だ」
「カカシ様が…!」
「火影様は術を発動できなくなる禁術箱に収められている。敵は霧隠れの者だ」
「敵は今どこに向かっていますか」
怒りがふつふつと湧いてくる。私の主様を拐うなんて、許せない。
「敵は霧隠れの里に向かっている」
「先輩、先に行ってもいいですか」
「おう、俺達も後を追う」
「口寄せの術!」
「なんだ、蒼じゃねぇか」
「タツ朗、いそいで霧隠れの里へ向かって欲しい」
「なにか事情があるんだな…乗れ」
龍のスピードはどの騎獣よりも早く、体を透明化することもできるので、割とすんなり中へ入れた。
「タツ朗、この匂いを辿って欲しい」
タツ朗にカカシ様が残していった帽子の匂いを嗅がせる。
「こりゃ…近くにいるはいるが、血の匂いも混ざってるな」
「血…?!」
「場所はだいたいわかった。ついてこい」
タツ朗についていくと、路地裏に案内された。
「タツ朗…」
「ここに裏口がある。そこにカカシはいる」
壁を押すとそれは扉になっていて、ゆっくりと開いた。
ギィ、と扉が軋む音がする。
「何者だ?!」
もう先方にバレてしまった。ならしかたがない。
「火影様を奪還しにきた!お前らの悪事、ただ事では済まないぞ!」
「はっ…威勢のいいガキが。女か?たっぷりかわいがってやるよ」
カカシ様を見ると、額に怪我をしていた。
「貴様ら…私の主様に傷を負わせたな…」
ゾワッと殺気立ったのも自分でわかる。
「けっ、女がひとりでなにができ」
「龍遁、氷龍舞華」
巨大な氷の龍が踊るように敵3名を締め付けていく。
「裏に誰がいる、話せ」
「ぐあぁああああ、話してたまるものか、いっその事殺してくれ」
「お前は連れて帰る。他の奴らは殺す」
そう言って氷の龍で次々と敵を締め上げ、息もできないよう凍らせ、最後に氷の刃で敵を始末した。
「カカシ様!大丈夫ですか?!お怪我されてますね…今治癒します。龍神の名のもとに、回復と安らぎをなせ!」
「すまなかったな」
「いえ…何があったんですか?」
「俺が入っていた箱があるだろ?あれには呪いの目がついていて、目を合わせると必ず箱に閉じ込められるんだ」
「なるほど…目的はなんなんですかね?」
「あらかた俺を殺して次の火影を自分たちの都合のいいようにしたかったんだろ」
「そんな…相手は霧隠れでしたよね」
カカシ様の傷が治ったので、人質を連れて里へ戻った。
ガタンッゴトンッ
「う、うわぁああああ」
ベリッ
敵の爪を一枚ずつ剥がしていく。
「いでえぇえええええ!!」
「話せば楽にしてあげます」
ベリッ
「あぁあああわかった!話す!話すからもうやめてくれ!」
「ではどうぞ」
「これは霧隠れの一部の反抗だ。水影とは関係ねぇ。火影を拉致して、里を混乱させるつもりだった」
「わたしました。それではさようなら。カプセル」
「???」
「龍神の名のもとに、太陽の日となせ」
「あ、あぢぃ…なんだこれ…だんだん意識が遠のいて…」
「設定温度70度」
…
「脳死か」
「火影様…犯人は口を割りました。木ノ葉隠れの里を混乱させるのが目的で…」
「なるほどな」
そんなことより、と言ってカカシ様がマスクをはずして私の唇を奪う。
「んっ…」
舌に舌が絡まりとろけるような感覚になる。
「はぁ…」
「蒼はキスの続きを知らないんだっけ?」
「僭越ながら…」
「…今日はここまでにしよう」
ちょっとショックを受けた。カカシ様が私に気を使ってくれてるのはわかってるんだけど、なんかこう、女として終わってる気が…
いきおいあまってカカシ様の腕を掴む。
「きょ、今日続きを教えてください!」
ぎゅっと握る手に汗をかいて、目をぎゅっと瞑ってカカシ様の返事を待つ。
「ふーん。今日でもいいけど、蒼大丈夫なの?」
「は、はい!覚悟は出来てます!」
「ははっ。覚悟って。せっかくの蒼のお誘いだから、無下にはしないよ。ついておいで」
てくてくと街を歩いていると、お屋敷のような家に着いた。
「これから…これからカカシ様と一緒になるんだ…!」