なんでもない、ただの愛
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シカマルに蒼のことが好きなのかと聞かれ数週間が経った。
俺は…シカマルが男に蒼を紹介してもいいかと聞かれたとき何も答えられなかった。
でも今ならハッキリと言える。そんなことは嫌だと。
蒼がほかの男とベタベタしてるところなんて見たくもないし、触られるのも嫌だ。
でもそれを言えるのは蒼と交際できる奴だけ。
俺には言える資格も立場もない。
「訓練終わりましたよ」
「シカマルくん、最初はめんどくせーしか言わなかったけど段々打ち解けて来ましたよ!」
シカマルと打ち解けてきて…俺とは進展ナシか…。
「飯行くか」
「あ、俺この後予定あるんで2人で行ってください」
「えっ…」
それは困る、というような顔を蒼がした。
ちょっとショック。
「蒼は大丈夫か?」
「は、はい!行きます!」
とは言ったものの、店の中ではだんまりだ。
「なぁ、蒼。最近俺に対して不満とかある?」
びっくりした蒼はぶんぶんと顔を横に振る。
「むしろ修行につきあってもらってありがたいくらいです…」
「ぶっ込んだこと聞くけどさ、蒼ってシカマルのこと好きなの?」
「へ?!?!」
「いや…なんかシカマルといる時は楽しそうで、俺といる時はあんましゃべんないし…避けられてるのかなって」
「そんなことありっ…あり…あるんですけど…」
思いのほかだいぶショックを受けた。
「……じゃあ俺、修行いない方がいいよな?」
「それは違います!!」
蒼がぎゅっと俺の両手を握る。
「カカシ様を見てると、胸がきゅうってなるんです」
はーーー?
「こ、これが恋というものだと知り、カカシ様に知られては迷惑なのかなの思って黙っていました…」
というと、俺達は2人で通じあっていたのにお互いの気持ちに気付いていなかったって訳か。
「蒼…俺も実は、蒼のこと気になってたんだ」
「ええ?!」
素っ頓狂に驚く蒼の手を握り返す。
「俺も蒼に恋してる…んだよね」
「ええ?!」
「くっ、さっきからその驚いた顔、面白いな。でも俺なんかでいいの?オッサンだよ」
「年齢なんて関係ありません!それにカカシ様はオッサンではありません!」
「ふっ、あはは。ありがとうね」
「あの、それじゃ、私達恋人同士ですか?」
「ちゃんと告白しないと…。蒼、俺の恋人になってくれますか?」
「は、はい。喜んで!」
蒼が泣きながら返事をしてくれた。
泣き顔を見られたくないだろうと思い、蒼の頭を胸まで引き寄せる。
「っ…。ずびばぜん」
「蒼は泣き虫だな」
「これは嬉し泣きです…」
「シカマルにも感謝しないとな…」
「そうです…!シカマルくんにも話してたんです!」
「シカマルの用事が終わったら礼を言いに行こう」
「はい!!」
蒼も笑顔に戻り、2人で飯を済ませた。
道中、いつから俺の事気になってたのかとか、どうして俺なのかとか色々聞いてみたら、それはそれはもう大層、熱弁された。
「カカシ様と出会ってなかったら、私は恋を知らないままでした」
「俺も仕事が山積みで特定のヤツらとしか会わなかったからな。くノ一と会うのも久しぶりだったよ」
「くノ一…私は下心なしでカカシ様をお守りします。なんなりとお申し付けください」
「そ?じゃあ、火影室についてきてよ」
「はい!」
…
2人で火影室に来た。
というか、連れ込んだ。
「カカシ様、私は何をすればっ」
マスクをずらし、蒼の唇を塞いだ。
「んっ、ふッ…」
蒼に胸をトントンと叩かれ唇を離す。
「ぷはっ、何するんですか!苦しかった!」
「息は鼻でするんだよ」
「こ、こういうのは初めてだからわかんないんです!」
「ははっ、蒼が初めて体験することを、俺がイロイロ教えてあげるね」
「なんか下心しか感じないんですけど…」
「心外だな。俺はいつだって本気だよ」
「うっ…これから、よろしくお願いします」
「うん。よろしくな」
こうして晴れて俺達は恋人同士になった。
はずだった。
俺は…シカマルが男に蒼を紹介してもいいかと聞かれたとき何も答えられなかった。
でも今ならハッキリと言える。そんなことは嫌だと。
蒼がほかの男とベタベタしてるところなんて見たくもないし、触られるのも嫌だ。
でもそれを言えるのは蒼と交際できる奴だけ。
俺には言える資格も立場もない。
「訓練終わりましたよ」
「シカマルくん、最初はめんどくせーしか言わなかったけど段々打ち解けて来ましたよ!」
シカマルと打ち解けてきて…俺とは進展ナシか…。
「飯行くか」
「あ、俺この後予定あるんで2人で行ってください」
「えっ…」
それは困る、というような顔を蒼がした。
ちょっとショック。
「蒼は大丈夫か?」
「は、はい!行きます!」
とは言ったものの、店の中ではだんまりだ。
「なぁ、蒼。最近俺に対して不満とかある?」
びっくりした蒼はぶんぶんと顔を横に振る。
「むしろ修行につきあってもらってありがたいくらいです…」
「ぶっ込んだこと聞くけどさ、蒼ってシカマルのこと好きなの?」
「へ?!?!」
「いや…なんかシカマルといる時は楽しそうで、俺といる時はあんましゃべんないし…避けられてるのかなって」
「そんなことありっ…あり…あるんですけど…」
思いのほかだいぶショックを受けた。
「……じゃあ俺、修行いない方がいいよな?」
「それは違います!!」
蒼がぎゅっと俺の両手を握る。
「カカシ様を見てると、胸がきゅうってなるんです」
はーーー?
「こ、これが恋というものだと知り、カカシ様に知られては迷惑なのかなの思って黙っていました…」
というと、俺達は2人で通じあっていたのにお互いの気持ちに気付いていなかったって訳か。
「蒼…俺も実は、蒼のこと気になってたんだ」
「ええ?!」
素っ頓狂に驚く蒼の手を握り返す。
「俺も蒼に恋してる…んだよね」
「ええ?!」
「くっ、さっきからその驚いた顔、面白いな。でも俺なんかでいいの?オッサンだよ」
「年齢なんて関係ありません!それにカカシ様はオッサンではありません!」
「ふっ、あはは。ありがとうね」
「あの、それじゃ、私達恋人同士ですか?」
「ちゃんと告白しないと…。蒼、俺の恋人になってくれますか?」
「は、はい。喜んで!」
蒼が泣きながら返事をしてくれた。
泣き顔を見られたくないだろうと思い、蒼の頭を胸まで引き寄せる。
「っ…。ずびばぜん」
「蒼は泣き虫だな」
「これは嬉し泣きです…」
「シカマルにも感謝しないとな…」
「そうです…!シカマルくんにも話してたんです!」
「シカマルの用事が終わったら礼を言いに行こう」
「はい!!」
蒼も笑顔に戻り、2人で飯を済ませた。
道中、いつから俺の事気になってたのかとか、どうして俺なのかとか色々聞いてみたら、それはそれはもう大層、熱弁された。
「カカシ様と出会ってなかったら、私は恋を知らないままでした」
「俺も仕事が山積みで特定のヤツらとしか会わなかったからな。くノ一と会うのも久しぶりだったよ」
「くノ一…私は下心なしでカカシ様をお守りします。なんなりとお申し付けください」
「そ?じゃあ、火影室についてきてよ」
「はい!」
…
2人で火影室に来た。
というか、連れ込んだ。
「カカシ様、私は何をすればっ」
マスクをずらし、蒼の唇を塞いだ。
「んっ、ふッ…」
蒼に胸をトントンと叩かれ唇を離す。
「ぷはっ、何するんですか!苦しかった!」
「息は鼻でするんだよ」
「こ、こういうのは初めてだからわかんないんです!」
「ははっ、蒼が初めて体験することを、俺がイロイロ教えてあげるね」
「なんか下心しか感じないんですけど…」
「心外だな。俺はいつだって本気だよ」
「うっ…これから、よろしくお願いします」
「うん。よろしくな」
こうして晴れて俺達は恋人同士になった。
はずだった。